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日経ヴェリタス記事備忘録_φ(・_・ 2021.11.28

『2021年7~9月期の純利益コロナ前比増収益ランキング』

コロナ前の2019年7~9月期と比べた21年7~9月期の純利益の増益率について時価総額500億円以上などの基準をもとにランキングしたところ、上位には鉄鋼や化学、石油など原料・素材系企業や海運会社が目立った。宅配サービスや通信関連など巣ごもり銘柄も多い。原燃料市況や供給網の先行きは不透明な部分も多く、今後は業績回復の持続力が問われそうだ。

1位:コスモHD(5021) 増益率204.4倍、2019年末比騰落率-7% →原油高による販売価格上昇が寄与した。出光興産も29位(5.8倍)。

2位:郵船(9101) 増益率131.2倍、2019年末比騰落率278% →海運の需給逼迫により上位10社に海運大手3社が顔を揃えた。

3位:日本製鐵(5401) 増益率25.1倍、2019年末比騰落率12% →世界的な経済回復による製品需要の高まりによる。鉄鋼各社は自動車メーカーなどとの価格引き上げ交渉が進んだ。

4位:川崎汽(9107) 増益率16.8倍、2019年末比騰落率162%

5位:TBSHD(9401) 増益率16.4倍、2019年末比騰落率2%

一方、コロナ前の19年末と足元の株価を比べると50社中14社でマイナスとなった。好調企業でもコロナ後に競争力を維持できるかどうかは不透明で、市場は持続力を見極めようとしているようだ。

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