＃9．なんてことない作業に彩りを見つけられる大人になりたい。

皆さんお疲れ様です。

好きな曲は歌詞を重視するタイプなんです。

もちろん曲調が好きだなって曲もたくさんあるのですが、結局飽きずに聞いているのは歌詞が心に刺さるような意味深い曲が多い気がします。

最近いいなと思った曲は

YOASOBIの「群青」です。

(ゴリゴリのミーハーやないかい。)

そんなどうでもいい話はさておき。

今日は僕の人生のバイブルになっている1曲を紹介したいなと思っています。

Mr.Children　「彩り」

僕は親の影響もあり、小さいころからミスチルさんのファンなのですが、

ミスチル、歌詞半端ないって。

日常と絡めてめっちゃ心に訴えかけてくるもん。

そんなんできひんやん、普通。

(鹿児島の偉大なスターに敬意を表して。)

と何度聞いても思うのです。

同年代の方々にはミスチルファンはあまりいないかなと思いますが、朝ドラの主題歌を歌ったり、「コードブルー」や「君の膵臓を食べたい」といった誰もが知っているドラマや映画の主題歌を歌い、もう少しでデビューから30周年になろうとしているくらいなので、知っている方はたくさんいるのではないかなと思います。

その中でも「彩り」という曲はすごいと思うんですよね。

ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく
コーヒーを相棒にして
いいさ　　誰が褒めるでもないけど
小さなプライドをこの胸に　勲章みたいにつけて
僕のした単純作業がこの世界を回り回って
まだ出会ったことのない人の笑い声を作っていく
そんな些細な生き甲斐が　日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に　少ないけど　赤　黄色　緑

なんてことのない作業が回り回り回って
今僕の目の前の人の笑い顔を作っていく
そんな確かな生き甲斐は日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に　頬が染まる温かなピンク
増やしていく　きれいな彩り

曲自体は小さいことから知っていたのですが、歌詞を意識して聞き出したのは実は最近で、

きっかけはお酒に酔った父のだる絡みからでした。

わざわざYouTubeを見せて、

「これは人生を語ってるんだ」

と。

その時は

「こいつ何言ってんだ。」　「よっぽど疲れてるんだなぁ」

と思っていましたが、僕も年齢を重ね、様々な経験をしてくると歌詞が心にしみて、父の言っていたことがりかいできた気がします。

高校1年の時に下級生なので練習の準備や片付けをしていましたが、かなり進んで雑用をやっている方だった僕に対して監督から

「不機嫌そうにやるんだったら、すんなよ。」

とよく言われていました。

いやいや、好き好んで雑用するやつがどこにおんねん。

俺がやらなかったら誰がやるんだ。

などと反抗ばっかりしていました。

また、

道に落ちているゴミを拾うようにしよう

と監督に言われ、試合の日の朝散歩でゴミ拾いをしたりしていましたが、

「どうせ自己満足みたいなもんだ」

とかとにかく皮肉を言ったりしてましたが、

その雑用がチームの勝利につながっていたのかもしれない

ゴミがなくなって地元の人が気持ちよく過ごせていたかもしれない

そういう下積みがあるから大人になっていき、つらいことも乗り越えられているのかもしれない

と考えられるようになった今はすごく貴重な時間だったのかなと思ったりもします。

皆さんにも　

「なんでこんなことしないといけないんだ」

「自分は今何をやっているのだろうか」

と思ったり、現在もそうやって作業をこなしている人もいるかと思います。

繋がりというものは目に見える部分にだけスポットライトが向けられがちで、

誰も見てないじゃん、と損しているように感じてしまいますが、

見えない所にも確かに存在していて、

自分自身は絶対に見てくれている。

なんてことない作業がもしかしたら

「誰かの役に立っているかもしれない」

「誰かのためになっているかもしれない」

そう思えば自分の行動が素敵に思えて、価値のあるものに感じてくるんじゃないかなーと思います。

些細な、でも確かな生き甲斐を感じながら生きていける

そんな素敵な大人になっていきたいっすね。

とまぁ　桜井和寿イズムにどっぷり浸かってしまっているただのファンの曲の押し売りでした。

ちなみに最近の僕のなんてことない作業は

アパートの入り口のドアをしっかりと閉めること　　　　

です。

きっと誰かの役に立っている　　　　　　はず。（笑）

御縁を大切に

デミズヒイラギ