腱(すじ)を引く方向
これが最近ホントに難しいと思うようになった。
腱引き習うと中心に向かって引けと教わる。
何の疑いもなく皆背骨の方向へ向かって腱を引いていく。
…………色々やっていくと短絡的に考えてはダメなんじゃないかと気付かされた。
昔から研修生同士とかで練習すると決まって腰をおかしくする人が数は少ないがいたのは事実。
まだやり方が出来てないからだとみんな普通に思っていた。
殺法と活法は裏表と簡単に語っていたりもした。
自分もそうだった。
でもよーく調べていくと、単純に走行に上手く沿って引けてないと壊れるという単純な事に気づいた。
所謂「腰の一番」と呼ばれる腱(すじ)のルートは背骨に近いんだけど、ここを中心に向かって大き目に引くと多裂筋がやられて腰痛になってしまう。
多裂筋の筋膜は棘突起にまで引っ付いてるので当たり前って言えば当たり前。
しかも習いたての頃は指先で捉える感覚なんてないから上手くいってるかどうかは中々分かりずらい。
まあ練習していけば徐々に身体がダメな例を覚えていくので壊れる事もある程度は必要。加減がわからずに腱引き師になるのが一番危険だから。
ただ、場所によって有効な方向が変わってくるのはなんとか指標を作りたいですね。ここは自分の課題でもあります。
所詮は口伝で伝わってきた手法なのでどこまでが正解かはわからんのです。
自分はとりあえず安全だとわかってる範囲で逆引きも使っています。
細かい理由やらなんやらはおいおい書く………かな?
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