指の感覚を鍛える

腱引き(スジ引き)では指先にポイントを引っ掛けて動かすのが施術の特徴になります。
その為、指先で色々と感じる事が大事になってきます。
身体の凹凸、硬い柔らかい等々。
ここらへんは言葉で書いても全く伝わりません。
とにかく触って覚えるしかありません。

腱引き師によって感覚の鍛錬法は様々ですが、とにかく触りまくる事。
本のページの隙間に髪の毛を挟んで上から触ってみたり、畳の溝に指を這わさせて細かい繊維を感じてみたり、自分の身体であれば皮膚や肉が薄い骨に近い部分を触って凹凸を感じてみたりとか。
腱(スジ)を安直に引く動作を練習するよりもまずはなんでもいいので触診の練習をひたすらやるのが早い。
個人的には手足をよく触ってみる事をオススメします。関節とか血管とか、思ってる形と結構違ってたりします。
ハッキリ言って最初のウチは大して身になってる気はしません。
根気よくやってるとある時何かを掴みます。そんなもんです。
それが出来てからだと腱引きの効果が出だします。
奥義でサスリもあるんですけど、サスリ練習してると腱引き下手になると思ってるので個人的には時間がかかっても指で凹凸を感じる練習をした方が良いです。
安直に結果が出るものを追うのはそれなりの結果で終わってしまいます。
腱引きの技を使いたければまずは触診です。

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