踵の意識

かなり間が空いてしまいました。
本業が繁忙期で忙しく中々書けずじまいでした。
途中で止まってるものも沢山あるので、修正しながらまたちょいちょいと投稿したいと思います。

さてタイトルにある通り、『踵の意識』なんですが普通の人は踵なんてたいして気にもとめてないはずです。
多くの人は底のクッションがしっかりした靴を履いて日常生活してるので足の靭帯とか緩いケースが多いです。
靴のクッションが守ってくれてるので足の本来の動きが出しにくくなってしまってます。
特に踵や足首周りは指先以上に感覚がわかりにくいです。
多くの方は足の前足部に意識が強く、踵に荷重する頻度が減ります。普段上手く使えてないので、見た目踵が地面に接してても細かい部分まで動かせなくなってくるので踵周りが地面をしっかりと捉えられていません。
〝浮き足立つ〟状態になってるのです。
この状態の時は身体がグラグラしてるので必然的に倒れないように身体は緊張します。
踵でしっかりと身体を支えられるとグラグラ度合いが減ります。
それでどうすればこの『踵の意識』を変えられるかというと、〝踵に荷重をかけて立つ〟頻度を上げてみるのがいいかと思います。
そんなん言われても…と言う声が聞こえてきそうですね。
とりあえず普通に立った状態で、厚さが1cm有るか無いか位の薄くて硬めの板とかを足の前足部の下に来るように置きます。
横から見て前足部よりも踵が少しだけ低くなるような形にします。こうすると踵に荷重をかけやすく出来ます。あまり高低差があると逆効果なので、ほんの少し前足部が高い位が良いです。
倒れそうだなと思う方は壁を背に付けた状態で同じようにしてもらっても構いません。

んで、これが何にいいのか?って言われそうですが、踵の意識がしっかりしてくるとディープフロントラインという身体の中心かつ深い所を走るラインが安定してきます。
これによって立位でのグラグラ感が減ります。
踵に乗っかると逆にグラグラしてしまうという人ほど、踵が使えてないです。
人間の脳みそは普段〝倒れないように安定させる〟事にかなりの労力を費やしています。
倒れないようにすると言う事は筋肉を無駄に緊張させてるといい変える事もできます。
この労力を少し減らせるだけで大分身体の負担は減ります。

足半と言う前足部だけの草履があるんですが、あれは踵と指先を地面につけやすくする目的があると思っています。

普段の生活ではどうしても踵の意識が抜けやすいのでたまに気づいた時にでもいいので踵に意識を向けてみてください。

踵に意識が行きだすと色々身体にとっていい効果が出てきますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?