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1x.com 挑戦記: 7 - 建造物への挑戦 -

今回は建造物に挑戦した作品を 2 枚紹介します。

提出した作品 no.11

11 枚目に提出した作品はこちらです。ストリート作品も公開できたので、次にオブジェクトや建築に挑戦してみました。アワードを取った横浜のオブジェクト写真とは違い、より全体を捉えた感じのものです。

Tall tree and the eye

審査結果

こちらの作品は全く評価を貰うことができず「落選」となりました。

1x.com に対してどのように向き合っていたか

まだ挑戦していない被写体として、今回は建造物を選択しました。ビルなどの建築と街中にあるようなアートオブジェクトなどを使ったものにしようと考えて、まずはアート作品を撮影したものから挑戦しました。

アート作品の焼き直しについて

オブジェクト自体がアートとして存在するオブジェクトを使うにあたり、幾つか考える事がありました。

  • 風景の一部として使うのか

  • 既に完成されているものをどう表現するか

「curved object in Yokohama」と「The yellow tunnel」で既にアート作品を扱いましたが、表現の一部として使っていました。今回はオブジェクトそのものを使う事にしました。その代わり、作品の特徴を強調することと、場所の面白さを表現しようと考えました。

自由の女神は良くあるテーマで、作品も多くあります。

しかしあまり多くは無いため、このジャンルは微妙なのかもしれません。

作品について

次に提出した作品について説明していきます。

選んだ理由

  • 丘の上の美術館の庭にあるオブジェクトで、場所が面白いと思った

  • 金属の作品で質感を表現できると考えた

撮影設定/時期/場所やコンセプト

ソウルのリウム美術館にあるオブジェクトです。

  • ISO: 125

  • SS: 1/500

  • F値: 5.6

何を学んだのか

評価を見る限りでは、ムードなどは評価を貰えましたが、主題や構図が課題でした。今見ても単調であり、空の工夫もないと感じます。どうやら新しいものに挑戦すると、これまで学んだ重要な点を忘れがちである事が、治ってないですね。

編集を通じては金属の感じをよく表現できるようになってきたと思います。
主に highlight、Texture、Clarity で調整をしています。

提出した作品 no.12

no.11 の反省から、次はより主題にフォーカスしつつ、背景も工夫した作品を提出しました。クリティックフォーラムも活用した作品となります。

Tokyo Metropolitan Government

審査結果

特にエキスパートの評価が良く、無事「公開」されました。

1x.com に対してどのように向き合っていたか

引き続き建造物に挑戦しようと決めていたので、前回の反省と公開作品から傾向や学べることを検討。また今回は初めからクリティックフォーラムを活用すると決めて始めました。

背景の処理

公開作品をいくつも観察した結果、空や背景の表現に、ある程度の共通点を見出すことができました。

  • 何もない空より、雲を使った表現が多い

  • 雲が無い場合は、かなり白いか黒に振って編集している

  • 色や雰囲気はだいぶ加工して表現している

こちらの作品は空も含めて全体が黒に上手く仕上がってます。

しっかりと雲を活かした演出をしている作品

これらを見ていると、前回の作品は空に工夫が全くありませんでした。

構図

建築ジャンルの作品の構図はバリエーションがありますが、下から見上げているものと真正面から見ているものが多い印象。また空の割合をどのようにするかも作品の印象を決める上で重要な要素であると感じました。

個人的には以下のパターンの作品が好きだったので、今回もこれらから選択することに決めました。

  • 大半を建築物が埋め尽くしている

  • 建築物と空が半々

  • 建築物の一部や中から外を覗いている構図

作品について

次に提出した作品について説明していきます。

選んだ理由

  • ビルとしての形が特徴的

  • 空をうまく活かせそうだし反射も面白い

撮影設定/時期/場所やコンセプト

2024 年 2 月に撮影した東京都庁です。少し曇った日でした。

  • ISO: 200

  • SS: 1/250

  • F値: 1.7

コンセプトは黒幕が住んでいる魔城みたいにしたいなと考えていました。

何を学んだのか

クリティックフォーラムも含めていくつか重要な事を学べました。

  • 空の編集は意図を持って行う

  • 建材の質感によってカラーにするか検討したほうがいい

  • 画面全体に建物が入る場合、左右対称、水平をしっかり取る

  • 撮影時点で建築物中心から正対する

最後の点は当たり前に聞こえますが、Lightroom で編集をするようになってから、以前より遥かに、cm 単位で中心がどこか、本当に正対しているかを考えるようになりました。

特に煽って撮る場合、手持ちのためすぐ水平方向にずれる問題があり、ファインダーの上下の淵と対象物の水平を何度も確認しています。
三脚使える場所なら良いんですけどね。

インスタに上げたバージョンを見ると、空に対してよりビルが強く見える様に編集ができたと思います。

有料部分では以下の事を書きますので、興味があれば是非ご覧ください。

  • 1x.com の審査結果の詳細を画面を含めて説明

  • 編集の方針や RAW 写真からの編集過程を説明

  • 学んだことをもっと詳しく説明


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