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0187 世の中の縮図がみえる-ファイナンシャルプランニング検定へ

to FP技能検定を受験して感想共有したい方
to FP技能検定はどんなものか知りたい方

2022年前半、本業に関係する資格をいくつかとった。上期の最後に受けたのが、ファイナンシャルプランニング技能検定。

個人的に、日本国民全員必修にしてもいいくらい世の中を生きるために役に立つものだと思った。感想まとめました。

ファイナンシャルプランニング技能検定の内容は?

▶︎顧客の資産に応じた貯蓄・投資等のプランの立案・相談に必要な技能の程度の検定
▶︎1月、5月、9月と年3回ある
▶︎1級、2級、3級とも学科試験と実技試験がある
▶︎2級、3級は、学科60問、実技20問(または50問)
▶︎合格ラインは学科、実技それぞれ6割以上
▶︎ 指定試験機関は「日本FP協会」と「一般社団法人金融財政事情研究会」の2つの団体あり

試験を受けて思った個人的な解釈は…

生まれる前から、死んだ後までの
お金をとりまく、日本のきまりごとの知識
についての検定

ばらばらに目に耳にとびこんでくる世の中のお金に関係するルールを体系的に学べる。

1.公的保険と年金(ライフプラン)
2.
生命保険と損害保険(リスクマネジメント)
3.
株と債券(金融資産運用)
4.
所得税(タックスプランニング)
5.
土地と建物(不動産)
6.
相続税と贈与税(相続・事業承継)

みたいな構成。知識としてとりだせるか?その知識を活用できるか?”なんとなく知っている”を私たちは”知っている”と思いこむ。そんな歯抜けになった知識を埋めていくことができる。

学習ふりかえり 1ヶ月半にこつこつ約30時間

本日試験を終え、約7割ほどとれているので合格したと思われる。参考までに、自分の学習をふりかえる。使ったのこのふたつ。

1.FPの教科書
2.FP3
級ドットコム(過去問ダウンロード可)

学習期間
1ヶ月半

学時時間
FP教科書      14.25時間
アプリ設問  10.25時間
アプリ過去問   3.75時間
—————————-
合計      28.25時間

※参考
検定本番に費やした時間
3.50時間(検定本番2.25.採点復習1.25)

直前は、ネットカフェで過去問集中実施

前提 : 社会人20年ほど経験。日経新聞は毎日さらっと読む。企業の財務は気にして生きてきた。資産運用やライフプランには関心あまりもたずに生きてきた。みたいなバックグラウンド。

その人の生きてきた道のり、職業、年齢によって必要学習時間場かなりばらつきあると思われます。

大挙する社会人受験者 - 皆で学ぶ

試験当日の様子を少し。

自分は東京都での受験で、会場は東京ビッグサイト。ビッグサイト?なぜにそんなでかい会場なのか?

吸い込まれていく

ゆりかもめを降りる。会場についててすぐにわかった。めちゃめちゃ受験者が多い。最近、QC検定や貿易実務検定を受けた。が、人数はわけが違う。

調べてみた。

とあるサイト
運転免許と語学関連の検定をのぞくと
もっとも多い受験者となる
https://jqos.jp/more/moshikomi
ホール3.ホール4ぶちぬき
いつもは、展示会のブースでにぎわう
椅子とテーブルだけだとこんなに広い
サッカーできそう
館内アナウンスで手際よく運営される
学科試験がほどなくはじまるの画
午後の実技試験前
ゆるやかな椅子取りゲーム
束の間の休憩取る人
学科自己採点する人
こつこつ次に備える人
検定終了
張りつめた空気が解かれる

検定の面白さ-まとめ

検定の面白さを考える。ひとつは、世の中はどういう知識によって支えられているかを知ること。もうひとつが、どういう知識が必要とされ体系化されているのかを知ること。

特にファイナンシャルプランニング技能検定は世の中とのつながりが深くて広い。長い歴史的背景。法律。トレンド。民主主義。世の中の縮図。日本の輪郭。

また、“検定”はインターネットのニュース環境に似ていると思った。関心をよせないと、まったく目に触れることもないということ。受験は自分の人生の中の取捨選択のひとつ。知らないままでも生きていけてしまう。チャンスが拡がらないことにも気づけない。今回はふれられて、ほんとうによかった。

たぶん合格はしている。達成指向性と戦略性を育む上で合否は重要。だが、検定料金を振り込んで学習する環境に身を追いた時点で、前に一歩進んでいる。どんなジャイアントスタップも最初はスモールステップからと肝に銘じる。

しばらくは検定お休み。旅モードになる。

2022/7/23 追加

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