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0257 『DX人材の教科書』世の中に価値を

to DX担当でプロジェクトの舵を取る方
★★★★☆

この本を手にとったた経緯

ベトナム、ハノイにて、工場勤務を開始したのが今年9月。工場の管理レベルは高い。が、とにかく旧態依然としたマニュアルな仕組みが山ほど。”自分の役割”とこれからの”あるべき製造業の状態”をすり合わせる。

DXの必要。あらゆる業界が、世界が、デジタルで変革する渦中。肌で感じる。 DXの基礎を体に注入する必要を切に感じる。そこで、手にとったのが株式会社スタンダードさんのDX人材の教科書。

そもそも自分のレベル

社会学部卒とITとは縁遠い。ブロックチェーン、NFT、一昔前は想像もしなかった概念。今でも、なんでそんなことができるのか、ほぼ理解できていない自分。 1と0の命令の繰り返しが、人類をここまで導いた。なんてことくらいしか言えない。

ま、それでも、今年1月ITパスポートは合格。なにが世の中に必要か。中身はともかく、輪郭は少しつかんだ。その矢先の工場勤務。

読む前の期待

・リテラシーの高め方
・心の壁をとりはらうコツ
・仮説をふまえて考えるコツ
・ありたい状態と、目指す状態の距離感とどう付き合うか
・PMに必要なスキル
・どう教え、どう巻き込むか
・専門店言葉と言葉のイメージ・概念をより強固につなぐ

読後の印象

”教科書”の名のとおり、とても丁寧に書かれている。技術的なことというよりも、プロジェクトマネジメント手法に近い。
今の自分に必要であった本だ。具体的に何を学び取ったか。

学んだこと① - 自己効力感アップ

苦手意識を排除し、シンプルに”できる”と思えることを増やしていきたい。自己効力感⬆︎

まず、心の拒絶反応、苦手意識との戦い。千里の道も一歩から。小さく理解して小さく成功。少しずつ自信をつけ、周りを巻き込み、周りも自信をつける。そういう好循環をまわしたい。そう思わせてくれたし、具体的な進め方や壁も説明されている。

学んだこと② - 素直に向き合う心

DXは、たった1人の課題意識から始まる。だから、思ったことを、素直に言語化していきたい。

これは、素敵か考えだ。どうだろう、”自分が今思ったことなんて、すでに誰かが考えて実行しているさ”…そんなふうに思ってしまう心に言おう。”だからどうした”と。

自分がそう思ったんだから、それは素直に吐き出すべき。言語化するべき。その先に、なにかと化学反応して、課題と解決策がひらける瞬間がくる。そう信じてもいいじゃないか。と。

学んだこと③ - アジャイル型だ

仕事はトライ&エラーで敏捷なアジャイル型でつきすすむべし。

これは、目に見えない組織のしなやかさによってたつ考えだろう。働くみんなのコンセンサスもほしい。

本当の意味で”チャレンジしての失敗”を許容し、逆に讃える。そんな健康な組織にしていきたい。”チャレンジして失敗”=“成功へのマイルストーン”と声高にいえる組織に。

まとめ - 実行せよ

会社というよい実験場がある。人もモノも情報も、自分に引き寄せて、ちいさなジャイアントステップをふもう。本を読んだだけでは、まだ何も生み出していない。だから。

最後に、STANDARDさんは、セミナーもわかりやすく、若くて勢いのある企業で、とても刺激をもらっている。本からも、誠意を感じる。今後もなにかと繋がりがもてたら幸い。

以上。

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