0076 高尾山登山❸ 周辺の観光地化のバランス
【旅ログ】
to 高尾山のふもと周辺エリアをよく知りたい方
都内の方が、日帰りで手軽にこれる高尾山。ふもとの高尾山口駅。ミシュラン3つ星取得の影響でさらに観光施設が集積。山あり、温泉あり、博物館あり、森林学習施設あり。基本的に楽しめる要素が揃っていました。感想とともにご紹介。
TAKAO 599 MUSEUM -Good Job
まずミュージアム。”599”とは高尾山の高さから命名。
コンセプトは4つ。
1.高尾山の魅力を共有する。
2.高尾山の未来を共有する。
3.高尾山の情報を共有する。
4.高尾山の広場として共有する。
officialサイトより↓
解説が多すぎて、展示そのものの魅力が半減するケースがよくある。ここは、内部は展示物がびっしり…ではなく、白を基調にうまく空間を使ってすっきり見せている。好感が持てる。開放感があり空間にいることの気持ちが良い。まず、ミュージアムに足を運ぶ人の心を動かすことに主眼が置かれていると思いました。
よくあるのは、並んだガラスケースに”〇〇の山の動物たち”みたいなリアル動物の展示物。ここは違った。動物についての解説は離れた場所にあり、展示物と背景の複雑さを極限まで減らしている。余白を残し動物そのものを観察させている。素晴らしい。中央はホモ・サピエンスw
こういう素敵な施設を作った人の考えを聞いて、答え合わせをしてみたいとすごく思う。
高尾森林ふれあい推進センター-本気の森林学習施設
こちらは、599の隣。林野庁管轄の学習施設、”関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター”
599と対照的。展示物を見て回るというより、子供たちへの教育やワークショップが中心の実用的な施設。
縄文杉。年輪を観察。年代ごとの成長の軌跡が見られる。鎌倉時代…江戸時代…と見てとれる。木と会話。その時代にこの木が見てきたものに思いを馳せる。最近気づいたが、自分は”思いを馳せる”のが好きなようだ。
担当の方と話し込む。話し込むうちに日本の林業の衰退について熱い話に。
世の中のSGDsの動きは賛否ある。経済・企業活動への強制力が働く点は、これまでのムーブメントと異なり、よい変化とのこと。それでも、”間伐材使用”だけでエコを謳うには弱い。まだまだ日本の林業の衰退の実態を理解してもらうには道半ばとのこと。
考えさせられます。
京王高尾山温泉-極楽湯は極楽だった
2015年にできた、高尾山口直通の温泉。登山→温泉。なんて黄金パターンなんだろう。しかも駅近。
二夜連続でお世話になりました。平日1000円、土日1200円と、銭湯内の施設の充実ぶりをふまえると納得の価格。
施設内のレストラン。こういうところは総じて期待値が低い。ところが、料理美味しい。畳でゆったりできる。近所にほしい施設。
インバウンド復活後は、外国人も多いことかと思う。外国人への銭湯についての教育や、全裸への抵抗を軽減する措置など、いくつか課題があるなと思った。
さらに魅力をあげるには?
高尾山と高尾山口駅周辺。徐々に整備が進む。すでにあるかもしれないが、さらに、こんなことができたら魅力upと思うアクティビティや施設を考えてみた。
・アドベンチャー要素が楽しめるもの
・スカイウォーク
・バンジージャンプ
・パラグライダー
・空飛ぶ車
・ドローンとAR
・ボルダリングコース
・水着で入れる温泉施設
・カジノ
・天狗と河童のおみくじ
(埼玉氷川神社の鯛みくじ参照)
・自撮りできるスポットの整備
・ヨガ教室
・修験者体験/断食/滝修行/精進料理/写経/写仏/座禅
自分が自分に期待していたより、斬新な意見がでなかった。もっと世界に視野を広げ、感情が動かされる体験を考えていきたい。
高尾山、おしまい。
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