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0394 北海道❽札幌 時計台と大学-歴史と数学

簡単に旅をふりかえる投稿。

-前置き-
2021年5月から2022年9月まで、海外駐在の合間に日本で働いていた。その期間の旅の記憶と記録。 8月は北海道へ。11日間で北海道横断と青森ねぶた祭りを目指した。

千歳空港着&レンタカー→小樽→札幌→美瑛・富良野→旭川→網走→知床→室蘭→千歳空港→青森空港&レンタカー→青森→十和田→五所川原→青森空港のコース

札幌時計台-初めて深く学ぶ歴史

後述するアイヌ文化関連施設しかり、北海道の激しい歴史。たまたま読んだゴールデンカムイが、自分の関心を高めさせた。漫画の影響力を改めて認識。

この日は、さわやかな青空のもと、時計台に向かった。”味の時計台”のラーメンには、ときどきお世話になっていたというのは余談。

今や、ビルに囲まれて
訪れた観光客に意外と小さいね
なんて思われがち
その建物がどの角度、距離から
どう映り、周りにはどんなものがあるか…
総合的な景観をどう守るかを
考えさせられた

時計台、正式名称は「旧札幌農学校演武場」
札幌農学校は、北海道大学の前身で北海道開拓の指導者を育成する目的で1876年(明治9年)年開校。演武場(時計台)はクラーク博士の提言により、農学校生徒の兵式訓練や入学式・卒業式などを行う中央講堂として1878年(明治11年)に建設。

http://sapporoshi-tokeidai.jp/know/walking.php
中は博物館とホールになっている

この旅でなんどかお見かけした
札幌商工会議所観光ボランティアの会
の方がここにもいらっしゃる
ロシアに対する防衛地としての北海道の
存在意義など、少しかじった知識で
つっこんだ質問をすると
前のめりでいろいろ説明いただいた
写真一枚撮っていいですがと頼むと
マスクを撮って照れ笑い
楽しい時間
札幌農学校の卒業生のなかには
歴史などで習った著名な人物も
自分が知っているのはこの三人
内村鑑三(宗教家)
新渡戸稲造(思想家)
有島武郎(作家)
初代教頭があの
クラーク博士
2階はホールとして貸し出し
結婚式などにも活用されている
思ったより小さい建物と思われがち
とはいえ、時計台の構造部分は
やはり巨大で迫力がある

緑豊かな北大のユニーク展覧会
“感じる数学”

北海道大学に足を運ぶ。観光地という認識はなかったが、展覧会も見れて、とても印象深い時間をすごせた。

“感じる数学”という展示会
なんともわくわくさせられるタイトル
北海道大学総合博物館入り口
本もでている
落ちゆく球の分かれ方から
統計学を考える
最も速い滑り台は?
フェルマーの原理、スネルの法則…

youtubeでも特設チャンネルがある
https://youtube.com/@tangiblemathyoutubechannel2080?si=szjrSM6O8KNyMVjP


「パラジウム触媒を活用する
新有機合成反応の研究」
鈴木章名誉教授
2010年ノーベル化学賞受賞
“研究は失敗するのが
当たり前と考えていた方がいい”
この言葉は、失敗を避けたい個人と組織
の多い日本人への強烈な提言と感じる
学部別の常設展示も見どころが多い

次回は、モエレ公園での景色をふりかえる。

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