タイトルなし

ロジックと裁量

トレードで最も効率良く利益を上げるには、裁量トレードで色々な視点から相場を見ていく必要があります。

ロジックとは、数値で現れるある一定の条件が揃えば機械的にトレードしていくようなルールのことです。

ロジックのメリットはそれを確実に守ることができれば誰でも何も考えずに一定の結果が出るというものです。

一定の結果は出ますが、そのロジックに必要最低限の条件がしっかり盛り込まれていないと、利益につながりません。

基本的にはトレンド相場用のロジックと、レンジ相場用のロジックに分かれますので、環境認識の要件が含まれていないと、トレンド相場用のロジックでレンジ相場を戦えば負けてしまいますし、レンジ相場用のロジックでトレンド相場を戦えば負けてしまいます。

言うなればパターでティーショットを打ち、ドライバーでパットを打つようなものです。

その時の場の状況に合わせて、使う武器を変えなければまともな戦いにすらなりません。

ですので、環境認識の要件が含まれていないロジックは、環境がマッチしていれば利益を生み出しますし、環境がズレていれば損失ばかりを生み出します。

ロジックの代表的なものであるEAの多くは基本的に環境認識の要件が含まれませんので、自分で環境認識を行い、EAを稼働させる時期と休ませる時期を判断しなければいけません。

なおかつそれに、含み損がある時はどうするか、そもそも環境認識がグレーの時が認識できない、メンタルの問題があるなど、細かい判断も要求されますので、それであれば根本的に裁量トレードをマスターした方がいいということになります。

資金があり、確率が高い所を少ない利率でEAで抜いていくというならいいのですが、トレーダーとして効率良く資金を増やすというのであればEAは選択肢から外れてきます。

「裁量トレードでは、相場の循環の内今どの位置にいるか、トレンドが出ているのか出ていないのかという環境認識が最も重要な要件となり、それさえできれば戦術が自動的に決まり、仕掛ける場所と決済の場所を探していく作業に移ります。

その上で確率を判断し、確率とロスカットの位置からロット数を計算し、資金管理とポジション管理を計画し、そのトレードを実行するメンタルを含めたルールを明確にし、淡々と実行に移していくことになります」

そのスキルを地道に高めていくことで、どのような相場からでも利益を上げられるようになり、環境に合わせて利益を最大化することができるようになるということです。

ですので、裁量トレードができればEAも自在に動かすことができるようになりますし、ロジックも無限に自分で作り出すことができてしまうということです。

ロジックやEAから裁量ではなく、裁量トレードを覚え資金が大きくなってから、労力を減らしていくため、不労所得化をしていくためにロジックやEAを活用していくという、考え方の順番としては逆なわけです。

楽をしようとしてこの部分をはき違えてしまってはいけません。

難しそうとかできなさそうという主観により、向き合うことや考えること、やってみることから逃げてはいけません。

私たちはゼロから何かを生み出すのではなく、先人の正しい知識がありそれをトレースするだけなのです。

正しく愚直に学べば決して難しいことではありません。

日々一歩ずつ学びながら成長していきましょう。

それでは、本日は以上になります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?