前に進み続ける。~県立岩槻高校ジュクセツ~
※この記事は,きのしたが運営する学習塾《教学館》のブログに5/21に掲載した記事に加筆・訂正したものです。
[6/24追記]
塾対象説明会に参加した際のレポートを,埼玉新聞受験ナビに書かせていただきました。
併せてご覧ください。
[追記以上]
今年度初の県立高校訪問である。
今日は,埼玉県立岩槻高等学校の塾対象学校説明会へ行ってきた。
今月から来月にかけて複数の県立高校を訪問する予定だ。
昨年度にも増して県立高校の『塾説』実施の流れが拡大していて嬉しい限りです。
県立高校の先生方,ありがとうございます!
岩槻高校は昨年度に引き続いての,「二度目まして。」の訪問となる。
昨年度の訪問記で関根憲夫校長(当時)のお話をさせていただいた。
詳しくはコチラをご覧いただきたいが,
《中でも特に熱を帯びていた(と感じた)のは,
「塾の先生方にはぜひ,岩槻新校(仮称)を見届けて欲しい。」
という言葉だった。
関根校長が定年を迎えられる春に,岩槻新校が始まるそうだ。
だから,
「より良い形で次の校長に引き継ぎたい。」
と。
新校の始まりを間近でご覧になりたいだろう。
それでも華やかなところは後進に託し,身を引かれる。
言い方は古臭いが,最後のご奉公と言ったところだろうか。》
という部分だ。
今春,関根憲夫先生は県立不動岡高校の校長に異動となられた。
あれ?w
まさか異動されるとは思ってもいなかったが,辞令だからなあ。
新しい赴任先の不動岡高校でのご活躍も楽しみです。
さて。
令和8年度から岩槻高校は岩槻北陵高校と統合(というか事実上のリニューアル)されて『シン・岩槻高校』となる。
それに向けて現在,学校の中身も改革中だ。
特に進路実現に向けた動きは活発で,進学講習や進路講演会,検定に向けた対策講座などが行われている。
定期テスト前の次週スペースでは,学年,教科の枠を超えて,質問対応にあたっている先生の姿も見られるとのことで,「教科を超えて」というのは驚かされた。
今後,自習室の常設も予定されているそうだ。
それらの取り組みが確実に結実してきており,進路実績も上がってきている。
昨年度は一般受験で埼玉大学への合格者を出したほか,実に7割の生徒が大学(四大・短大合わせて)に進学している。
また,将来の進路として,小学校を含めた学校の先生を目指す生徒が多いそうだ。
学校の先生になりたい,と思う生徒が多い学校には特徴があるように思う。
先生方が皆さん,楽しそうなのだ。
そんな先生方を見ている生徒たちだから,先生になりたいと思う。思える。
実際,岩槻高校の先生方はとても気さくで明るい。笑顔をお見かけすることが多い。実に楽しそうにしていらっしゃる。
(いや,そりゃ大変なことも多いとは思いますが,トータルで,という話です。)
だから生徒さんたちにもそれが伝播する。
説明会に先立ち,校内見学をさせていただいたのだが,ちょうどテスト期間の下校時間だった生徒さんたちが校内のあちこちでワイワイしていた。
とにかく活気がある。
殆どの県立高校がそうであるように,校舎こそ古くて若干薄暗い(ごめん)が,生徒さんたちは明るい。
廊下ですれ違う生徒さんたちは「こんにちは!」と気持ちの良い挨拶をしてくれる。
小学生じゃないんだから挨拶って,と思われるかもしれないが,実はこれ,学校訪問の際に見るべきポイントとしては最重要なんじゃないかとさえ思っている。
(あるんですよ。こちらから挨拶をしても返ってこないっていう学校も。)
明るくて活気があるということは,概ね楽しい学校生活が送れる。
生徒さんたちが捻くれてないよね,妙にプライドだけ高くなっちゃったって生徒さんも少ないね,って言う指標にしている。勝手に。
でも,強ち外れてはいないと思ってる。
昨年度の塾説の折も校内見学をさせていただいたが,今回同様テスト期間中ではあったがタイミング的に生徒さんを見かけることはなかった。
今回,リアルな生徒さんたちの姿を見ることができ,充実した学校生活を,セイシュンを謳歌している様子を目にすることができた。
こんなに楽しそうで,かつ進学実績も上がってきてて。
おいおい。なんだよ,岩高。楽しそうだな!w
関根憲夫・前校長は
「より良い形で次の校長に引き継ぎたい。」
と昨年の塾説でおっしゃった。
2年早まったが,今年度,きっと『より良い形』で引き継げる状態だったのだろう。
それを深井秀仁・現校長が引き継ぎ,岩槻高校の先生方が一丸となり,更に良い形へと昇華させようとしている。
在校生のために。これから集うであろう未来の岩高生のために。
パンフレットの表紙に書かれている。
「岩高前進」
岩槻高校の前進はまだまだ止まりそうにない。
岩槻高校はInstagramなどのSNSでの情報発信が盛んだ。
ホームページの『今日の岩高』やInstagramでは楽しそうな生徒さんたちと先生方の様子を見ることができる。
校内にも,もちろん進路関係の貼物もあったが,行事などの写真が多数掲示されていた。
「え?めっちゃ掲示物多くないですか?」
「ね!私も思った,それ。」
と根岸先生(栗橋・幸彩学習塾)と顔を見合わせて,話していたほどだ。
SNSの発信を見て「楽しそうな学校!」と志望した受験生も少なからずいたことだろう。
学校内での生徒さんたちの飾らない姿が見られるというのは,親も知らないような限りなくナマの姿を見られるということだから,学校選択をする上では重要だ。
ご覧になったことがない方は,ぜひ。
ただ,ちょっとエンタメに走りすぎている投稿もチラホラ。
楽しいだけではない,onの岩槻高校(の生徒さんたち)の姿もどんどん発信して欲しいところではある。
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