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いい我慢と悪い我慢

最近は思いの外時間があるから少し前に読んでた本を読み返すことが多い。
今日読んでみたのは『働く理由』っていう本。
ゼミに入るときに感想文の提出が必要な課題図書だった。

色んな人の名言をもとに「なんで働くんだろう?」みたいなのを掘り下げていくという構成になっている。多分。(まだ読みきってない)

その本を読んでると、大変だけど経験になるから我慢してみようっていう”いい経験”と、やってても意味ない・本当に合わないから我慢しないほうがいいっていう"悪い我慢"があってその見極めが大事だぜっていう趣旨の内容があった。要は見極めで、基本的に良くも悪くも変化を恐れてはならない。自分の判断で難しいときは信頼できる人に相談してみようという内容だった。

ん~~、わかる。我慢しなさすぎも、しすぎもよくない。昔の記憶が思い出されて完全同意である。
多くの人が「これって続けるべき?やめるべき?」ってやつ、経験あるんじゃないかと思う。そういう経験を踏まえると現状がどんな我慢をしているのかの判断が本当に難しい。相談しようにもなかなか適切に客観視をしてアドバイスできる人は何人もいるわけじゃないだろう。

思い出されるのは11月頃まで続けていたインターンだ。
本当にプレッシャーに押しつぶされそうで、でもだからって辞めるのはせっかくインターンに通ってる意味もないような気がして悩んでいた。
上司との関係も良くなくて相談できずだったからあの頃は本当にきつかった。それでも学生と社会人の意識の差を、会社を選ぶときの判断軸を学習できたのは僕にとってとても大きなことだったように思う。

結局、自分が主導してなにか達成するまでは続けようと思い、名指しでもらった仕事を達成してその職場とはオサラバした。今思えば逃げ出したような辞め方のようにも思える。

正直あれはいい我慢だったのか悪い我慢だったのか今でもわからない。
もう少し頑張っていればもっと大きな仕事ができていたかもしれないし、何ならその会社に就職できていたかもしれない。
考えても仕方ないから普段はあまり考えないようにしてるんだけどどうしてもこの”我慢”とか"石の上にも三年"みたいな話の時には思い出してしまう。

それでも今こうやってその時の経験が就活に活きたり、自分の判断軸になっているのは「自分が主導してなにか達成するまでは続けよう」っていうゴールを設定してそれを達成することで納得感を持って辞めることができたからだと思う。じゃなかったら僕はこのインターンに行った経験を黒歴史として押し入れの奥にしまっていただろう。

良いか悪いか判断しようとするよりも自分の意志で目標を設定して、納得感を持って仕事をすること、それを日々積み重ねることが大事なんだろうなぁと思うのです。

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