初心

23日のほぼ日の「今日のダーリン」を読んで、
今の自分の絵に関するいろいろなことを
残しておいたほうがいいんだろうなあ、
とあらためて感じました。

『新米、新人、初心者、入門したてのときの記録は、じぶんや、じぶんたちのために残しておくのがいい。そこには、いつわりのない「初心」というものが残る。』

僕が絵を描きはじめたのは2012年、
35歳になってから、
しかも、今のところは
週末の気が向いたときにだけ描くという
かなりゆるいものです。

ずっと絵を描きたいと思いながら、
絵を描くことから逃げていました。
絵を描くことがおもしろかったという記憶と
やらなかったという後悔に葛藤していました。
35を過ぎて、ようやく、はじめました。

1枚目の花の絵は、数時間で描けた。
絵の具を使って描くのが新鮮で楽しかった。
思いのほかうまくかけてうれしかった。
「はじまりを、はじめよう。」にも
ちらっとのせてもらえた。

それが、2枚目からは
どんどん時間がかかるようになった。
2014年は描いていたいくつかの絵を
1枚も完成させることができなかった。

はじめてから、まだ少ししか描いていないのに
もう絵を描くことを苦しく感じることがあります。

ヘタくそな絵だ
ダサい絵なんだろうな
描きたいことがない

美大生や美大卒の人たちに
劣等感を強く感じてしまう。
そもそも絵の技量をいったら
美術部の中高生のほうがずっとうまいだろうし、
ヘタでダサくてあたりまえなのに。

これから描き続けていけば、
もっと多くの苦しみもででくると思います。
でも、そういった苦しみも含めて
今感じることや、
結果としてうまれたヘタでダサい絵を
残しておいたほうがいいんだろうなあ。

『なにもできないところから、ちょっとだけできるようになるというあたりまでが、いちばんおもしろいし、そのあたりにこそ、そのことのエッセンスがあるように思うのだ。』

『やっぱり、なにもできないまま、誤りだらけの考えで釣りをしていたときのことなんか、書いておかなかったらなかったことになってしまうのだ。』

せっかく、いい歳をしてはじめたことなので、
「初心」を大事に残していきたいです。

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