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ケンイチがJ-R&B観点で選ぶ2017年のベストアルバム30

ここのところ、(短期的な)物忘れが加速している。やろうとしたことが数秒後には脳裏の彼方へと追いやられ、何をしに席を立ったのか分からなくなる。脳トレなんてまだ必要ない。そんなことを思った日が僕にもありました…。

さ、忘れてしまわないうちに、2017年の好アルバムをまとめてしまいます。楽曲の方はすでに総括させてもらったので、未読の方は以下からどうぞ。

選んだのは30作品。一応順位づけしたので、TOP1から順にカウントアップして参ります。

1. AI「和と洋」

2. FREAK「BRING IT ON」

3. 三浦大知「HIT」

4. 宇田川別館バンド「Udagawa Bekkan Band」

5. Skoop On Somebody「State of Soul」

6. AmamiyaMaako「Baby Scratch」

7. 清水翔太「FLY」

8. bonobos「FOLK CITY FOLK .ep」

9. FREAK「TIME 4 LOVE」

10. FUKI「LIFE DIARY」

11. Three1989「Time Line」

12. azusa「Life is Colorful」

13. 向井太一「BLUE」

14. acharu「ART OF FLOW」

15. 安室奈美恵「Finally」

16. FAKY「Unwrapped」

17. SPiCYSOL「SIGNAL」

18. SIRUP「SIRUP EP」

19. ゴスペラーズ「Soul Renaissance」

20. シェネル「Destiny」

21. Hunch「STANDARD CURVE」

22. yonoa「CHANGING」

23. w-inds.「INVISIBLE」

24. RIRI「RUSH」

25. 宏実「Phenomenon」

26. E.R.I.「FUSE」

27. sankara「Wash The scar Off My life」

28. Shoko Peppa「COLOR」

29. Meyou「~Sea Muse~」

30. City Your City「N/S」

ざっくりと昨年の総評をすると、まず、ここ5年ぐらいで一番の豊作だったことを豪語しておきたい。割と毎回言っている気がするけど、今年ばかりはガチ。昨今のジャパニーズ・アーバン市場の主要アーティストが全員表に出てきたんじゃないか、というほどに申し分のないリリース量だったし、各々のアプローチにしても、トレンドの落とし込みや個性の立ち上げにおいて面白い手法を採った作品が多くて、新たなフェーズの到来をひしひしと感じられました。

反面、盛者必衰の世情ゆえか、ベテラン勢の活動が目立ちにくくなってきているのはやや口惜しいところ。今って本当に若手や新鋭の台頭が凄まじく、ここ数年の緩やかな流れを一気に塗り替えているところにあるので、貫禄に準じた(R&Bリスナーにとっての)王道たる作品が相対的に地味さや古臭さを醸してしまうのは、やむを得ない部分もあるんですよね。

が、ランキングの上位に挙げたAIやSkoop On Somebodyのように、中堅〜大御所たちが新しい名作を生んでいるのもまた事実。要はクオリティの面では何ら遜色がないわけです。だから今年は、そちら方面の人たちにもっと頑張ってもらって、個人的に趣味でもあるオーセンティックなR&Bが突如としてバズりでもしたら最高だな〜、なんて考えております。クラブ方面の叩き上げシンガーの元気もあまりないしね。どうか俺の妄想でなんて終わりませんように…!

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