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僕とエムホールデムとWPT Osaka その1

皆様こんにちは。ポーカープレイヤーのKemと申します。
今回、大阪で開かれたWPT Osakaにひょんなことから出場が決まり、メイントーナメントで初の選手契約をしポーカープロとなった備忘録をここに記します。

Noteなんて書いたことない自分がなんで記事を書こうと思ったかって?

きっかけはWPT Osaka公式のツイートでした。

WPT Osaka公式のツイート

完全にアマギフに釣られてます。3000円って結構でかいよ!?

というのは建前(7割本心)で、僕はこのWPT、少し特殊な経緯で参加をしています。それもあり、結果を含めてあとから考えると「自分、結構レアなプレイヤーなのでは…?」と思ったので書くことにしました。そんな僕の備忘録、お楽しみいただけると幸いです。

自己紹介

そもそも「お前誰だよ!」ってなってると思うので、簡単に自己紹介します。

  • 1995年生まれの27歳

  • 鹿児島生まれ、熊本育ち、北九州在住

  • ポーカー歴:丁度1年。きっかけはエムホールデム

  • 拠点とするお店:トリプルバレル(小倉)

  • マイハンド:JJ

エムホールデムでのプロフィール。去年10月にプロフェッショナルを達成して以来、ランクを維持する程度にゆるくプレイしています。

という、ただのしがない一般男性です。ポーカーはオンラインとライブ両方しており、普段はエムホールデムやGGpoker をメインに渡り歩き、1週間に1回くらいお店に行ってトーナメントをプレイしています。家でポーカーを練習し、お店に行ったときにハウストーナメントに参加。ついでにハンドレビューや戦略を教えてもらい、それをもとに家でプレイする…といった生活を9ヶ月くらい続けてます。
特に戦略については徹底的に教えてもらい、今年に入って直々にアクション矯正プログラムを受けてからは自分でも分かるほど安定性が増し、不定期に腕試しで出る他店舗でのトーナメントで何度も上位成績を残せるくらいには成長していました。

トリプルバレルのハウストーナメントでの写真。最近は小倉にもポーカースポットが増えてきましたが、小倉のオススメを聞かれたら僕はトリプルバレルと即答します。

優勝、そして大阪へ

7月29日金曜日の夜、僕は小倉での用事を終え、お店に向かってました。この日はハウストーナメントには参加せず、ゆったりドリンクを飲みながらエムホールデムのWPT Osaka予選Step2をやろうと思っていたからです。WPT Osakaはセガサミー社が運営に関わっているので、同社のポーカーアプリであるエムホールデムでも権利を獲得することが出来ました。

エムホールデムから権利を勝ち取り、WPT Osakaに行くまでには以下のステップを踏んで勝ち上がる必要があります。

  1. 期間中配布される専用チケットを使い、昼と夜に開催されるS&G予選Step1(6max、最大10回参加可能)で優勝する。このとき優勝商品として下記2で使うStep2チケットが受け取れる。

  2. 計4回開催される予選Step2トーナメントに参加し、各上位5名がWPT Osakaメインへの出場権を得られる。

  3. もしくは、上記1,2とは別に開催される有償トーナメント(計4回)に参加し、各上位5名がメイン出場権を得る。

かなり険しいです。しかもStep2トーナメントに関しては毎回参加者が1000人超えという鬼っぷり。常にオッズ200倍超えってなんだよ。

僕は競馬はあまり知らないのですが、三連単でも相当大荒れのレース結果じゃないとこの数字は出ないんじゃないでしょうか。年末ジャンボ宝くじで下から2番目の賞(数千円)ですらもうちょっと当たると思います。

3の有償トーナメントでも毎回2-300人はいたように記憶してるので、それでもオッズが悪いのは間違いありません。普通に店舗のサテライトを勝ち抜いて権利を得るほうがずっと簡単です。
しかし僕はStep2のチケットを運良く4枚ゲットしていたため相当上振れないと絶望的だと思いつつも、もったいない精神で毎回参加したのです。(トリプルバレルでやってたら困ったときに店員さんにアドバイスをもらえるな、とも思ったのも一因です。)


そんなわけで正直ほとんど期待はしていませんでした。上に加え初期スタックは50bb、10分でブラインドがあがるターボストラクチャー、10人maxで初心者も経験者もごちゃごちゃのテーブル……前日の同じトーナメントも30分くらいで飛んだので、今回もそんな感じだろうと思ってました。


優勝しました。一瞬意味がわかりませんでした。

競馬初心者が競馬新聞など何も見ずに鉛筆を転がしてノリで買った超大穴三連単馬券がたまたま当たったみたいな感じでしょうか。競馬と違ってポーカーでは少なからず実力が反映されますが、それでも奇跡を疑わざるを得ません。
衝撃的すぎて10分くらいこの画面を閉じれませんでした。残り50人くらいから「もしかしたらいけるかも…」と思い始め、オールインに何度も勝ったところからもしかするかもと思いましたがまさか実現するとは思わず、しばらく震えが止まりませんでした。

すぐにお店の店員さんや常連さんに話し、喜びを分かち合い、興奮が長い時間続きました。11日から地元に帰省する予定だったのでどうするか迷いましたが、折角勝ち取った権利。使わないのはあまりに勿体無いので帰省を延ばし出場することにしました。

その後1権利では心もとないと感じたため有償トナメにも参加し、結果2権利を得て大阪へと乗り込むことになったのです。(近くにサテライトをやってる店舗はなく、実質エムホールデムだけが権利獲得の方法でした。)ちなみに権利獲得の為の総出資額は有償トナメの参加費用に購入したダイヤ1200円分のみ。規模が違うとはいえ、クリス・マネーメーカーもビックリするでしょう。

2権利目を得た瞬間。20分以上続くバブルを得てのインマネ。このトナメが最後のチャンスだったのでインマネしたときは思わずガッツポーズをしました。


書いてるうちに記事が長くなってしまったので、続きはその2にて。次回はいよいよ大阪へと乗り込みます。

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