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3歳児に対する説明と自宅で初注射

毎日の自己注射が必要になるにあたり、ムスメにどう説明するかも悩みました。
製薬会社さんから注射の説明を受ける少し前、大きくなるための治療をするよ」と伝えていました。それには注射を毎日打たなくてはならないとも話していました。

クリニックからもらったハンドブックやDVDを使いつつ、どんな注射することなどを伝えました。
そして、なぜしなくてはならないかは、たしか、「成長ホルモンくんが少ないから足してあげよう。そしたら大きくなれるよ」的な話だったかと思います。

いただいていたDVDは小学校の高学年くらいのお姉ちゃんが自己注射を打つ様子がドラマ仕立てで紹介されていて、この治療のために作られた製薬会社のキャラクター「ハッピー」が出てきて応援してくれる、、、みたいなやつでした。

ムスメは「注射したらハッピーがでてくる?」とワクワクしており、母は「、、、自分で打てたらね。お母さんたちがしてあげたらあかんね。自分で全部できたら、きてくれるんじゃない?」と、サンタクロースをごまかす雰囲気で答えてました。
何度か見せると「できそうや」などとムスメは言い出しました。
「だって病院の注射でも、ムスメは泣かないもんね。きっとできるわ」と語るムスメに、なんとかなる気でいました。

注射器を受け取った日、ハッピーのシールやストラップをいただきました。先に製薬会社さんと話してる時は、これらを見て「帰ったら注射器に貼るー」と目をキラキラして喜んでいました。
が、前回書いたようにその後、突然の注射です。
一気に、この注射が怖くなりました。

帰宅後、シールを注射器やケースに貼らせ、「ムスメの注射器だよー」と愛着が湧くように努めました。
ハッピーのストラップを保育園のカバンにもつけました。
すると、喜んでシールを好きなだけ貼り、ストラップを保育園で先生たちに見せびらかしてたそうです。

そして、自宅での初めての注射日。
お風呂あがりに、父が抱っこ、母が注射をするこたにしました。
「ハッピーくんきてくれるかな?」と明るく振る舞いながら、注射器の扱いになれない両親も不安全開です。
「あってる?これでいいよね?」と確認し合いながら、ムスメに腕に注射しようと構えました。
最初は大人しく抱かれていたムスメも、針のついた注射器を構えた途端、「いやー!」と、大号泣。
暴れて逃げようとする。
でも、やらなきゃならない。(と、親は思い込んでいる。)
したかなく押さえ込み、ぶすーっと打ち込み、この日は終わりました。

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