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信頼と約束

他愛もないことがきっかけで
「恐らくそうだろう!」
と思ってしまったことがある。

実は、結構前からリビングの時計が止まっていた。
自分で変えればいいことだが、自分の部屋には別で時計もあれば、
パソコンも数台あるので、時間に関してはしっかり管理できる状態なので、
敢えて変えずにいた。
何故なら、時間に関してどれだけ注視しているかを試してみたかったから。

時計が止まってる=時間に対して関心がない=人間としてルーズ

人って、時間にルーズな人はまず信用されない。
時間って約束事の基本。
なので、それが守れない人は、どんな些細なことであっても
約束を破るので、何一つ信頼できない。

また、他人に力添えをしてもらっておいて、
それを「当たり前」のような言動をするのも、人として信用できない。

まぁ、今の世の中、100%ではなくなったが、
本来、人間関係って、WIN-WINの関係で成り立っていると思う。
自分のできないことに対し力添えをしてもらったり、
生活苦や経済的な面で厳しい場合サポートしてもらったりと
第三者の力を借りた人はいると思う。
もちろん、対人じゃなく、企業やクレジットカードなども同じ。

あるエンタメ業界の人間に投資や、技術サポートをしたが、
とある技術サポートをした際の受け答えに対して疑問がわいた。
そもそも、ショーを失敗した動画を失敗した部分を切り取り、
成功した部分をくっつけてほしいという要望。
当初撮影だけの話だったので受けたが、
そういう編集って数時間でできるようなものではないし、
こちらにも都合はあるので、そういう部分も考慮すると、
1~2週間は要してしまう。
ましてやこれが有償なら別の話だが、無償での対応。
さすがに期日はなかったが、さすがに鮮度があるので、
別件で東京に行っていた際も、夜通し作業したりと
予定を変更してまで作業した。
まぁ、映像のプロの友人にアドバイスしてもらいながら完成させ、
なんだかんだで納品したのだが・・・
SNSで「楽しみ」などというリプはあったものの、
きちんとした感謝のこちょばもなければ、
制作物に対する感想などもなかった。
もっと酷いのは、自分が失敗したことが原因にもかかわらず、
しかも予定にない編集まで依頼しておいて、
別の現場で同じショーを行い別の人間に撮影してもらおうとしていた。
はっきり言って、自己中にもほどがある!!

投資というか、融資したものに関しては、今となっては返却ありきのままにしておくべきだったとすごく残念な気持ちになっているが、
借用書を書かせなかったし、当時色々考えたときに、
この人間に貸して、返済時期の目星が全く立たないと思ったのと、
当時はまさかこんな人間とは思ってなかったので
返済無しの方向にしてしまった。

なぜ返済の目星が見えないかというと、
コロナの関係で個人会社を債務整理せざるを得なくなったことと、
この先の収支を考えると、たった10万という金を
どれだけ返済にかかるのだろうという
気の遠い話になりそうなのが原因だったが…

まぁ、今後に関しては、付き合いはしていくが、
サポート的な案件に関しては、すべて有償で対応しようと考えている。

また、別の人間は、これもコロナが原因だが、
経済的に厳しくなり救いを求めてきた。
その人間は、自営で飲食関係の仕事をしており、
経済的はもちろん、店舗の資金も厳しいと言う事だったので、貸し付けた。

最初は大した額ではなかったので特に約束もなく貸し、
そしてきちんと返済してきた。
しばらくして、またお願いしてきたので、
一度信用があることから、ちょっと高額であったが、
状況的に借用書を交わしても、滞ることが出てくるだろうと思ったのと、
自分も催促されるのが嫌いなので、催促しなかったら、
どうでもいい連絡は何度かあったものの、返済に関する連絡はない。
そして、年末近くに追加融資の話が合ったのだが、さすがに少々悩んだ。
前の貸し付け分に関する返済が一円でもあれば多少の信用はあるが、
それがない中での追加のお願いだったので、本当に悩んだ。
今回のお願いは、某飲食イベントに出店するための材料費が捻出できないためと言う事だったので、悩んだ結果貸し付けはしたが…
トータルで100万。
ただ、先月末で店を閉めることになった。
その際の約束が、年内に40万は返済すると言っていたが、
まだ何の連絡もない。

どちらの案件も同じことが言えるのだが、
力添えをしてもらった側への連絡はもちろん、相談事など一切ない。

自分が言い出したことが実行できない(できそうにもない)のであれば、
その胸を相談するのが筋ではないだろうか?
自分にできない作業を無償でやってもらったなら、
まず感謝の一言があって当然だと俺は思っているが間違っているだろうか?
そして、制作物に対する何らかの感想や意見を伝えてくるのも筋だと思う。

最初の時計云々の話からずれているようだが、
結果最初にも書いたが、時間=約束だったり、時間=けじめだったりする。

これらの人間が時間にルーズかどうかはわからないが、
間違いなく自己都合で物事を解決しているように思う。

まぁ、後者に関しては、まだ年内という意味では
期日は来てないので、もう少し様子は見るが…
さすがに額が額なので、中途半端なことはしたくない。
金策に関して本人から今後の方向性などは聞いているが、
あくまでも予測であり、結果が何か出ている事ではない。

そういう事から、最悪法的な方向に持って行きたくないけど、
持って行かなきゃいけなくなった時のために、
年明けに借用書を書いてもらう予定にはしてる。

最初からしっかり借用書を交わせばよかったのかもしれないが、
もし、そのことが負担になり、
逆に支払いができ亡くなられる方が面倒だったのと、
信用があったので交わさなかったが、今になって後悔している。

ただ、自分自身が金に困っているからではないが、やはり、お金で関係を崩したくないし、その人のためと思い貸し付けているのだから、それでいろいろ失敗してほしくはない。
ただし、こちらから強制的に貸したのではなく、
貸してほしいと言ってきたのだから、
しっかりと返済という約束は守ってもらいたい。

今後は、逆に、その人の事を思うのであれば、
逆にお金はもう貸さないようにしていく。

まぁ、どんな間柄であろうと、どんな形でどんなものの融資や力添えであろうと、必ず感謝の念を伝えないといけないし、
自分一人で得た環境ではないということを自覚してもらいたい。
もし、それがわからない人間とは、俺は一切かかわらないし、
もっと言えばこの世から消えてもらいたいと思っている。
(まぁ、過去に一人自決した人間は本当にいたけどね…)

なぜここまで思うかというと、
過去に俺自身もいろんな人間に助けられてきているし、
もっと言えば、乞食一歩手前の人生も経験しているから、
どれだけ人のありがたさや、お金の大切さを知っているから。
そして、その力添えをばねに、自殺を考えたくなるような状況だったが、
そこから自力で立ち直ったから。
もちろん、その後力添えをしてくれた人たちには
形は違えど感謝を伝えたり、逆に俺にできることは
何でも力になってきている。
だからこそ、助けを求められたら助けるし、
それに対して、人としての道徳じゃないけど、
しっかりと返してもらいたい。

というか、あたりまえのことでしょ?

40も50もなる大人が、そんなことわからないとは思わないけど…

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