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ブランドがいきなり終わるかもしれなかった。


こんにちはこんにちは!ブラジル人のケニアです!皆さまいかがおすごしでしょうか!?お久しぶりのnoteですね。ここまる数ヶ月ブランドの活動をお休みをしていたのですがその間なにがあったか忘れないためにnoteを書こうと思います。


12月末のある日、ふと「あれ?古物商ってなんだっけ。なんか。。もやもやする。調べなきゃ」と突然思いたちその道に詳しいであろう先輩に聞いてみたり、古物に関することをたくさん調べたりしました。

そもそも古物商許可とは。

https://kobutsukyoka.jp/law/what-is-secondhand-dealer/

ざっくり言うと古物商というのは明治時代にできた法律(ちなみに質屋は鎌倉時代と言われてます)で盗難したお着物が市場で売買されないためにもお着物や古物を売買するなら警察署に届を出し許可とってくださいねというような内容(ざっくりね!)

「ふむふむ、つまりお着物そのものに手を加えず着物として売買するなら当てはまるな。。しかし。。うちはお着物をばらして加工して洋服にしている。。。ほぼ着物のままといえば着物のままだけれど。。。新しい和服なわけだけど、、はて、、絶対に当てはまらないのか?」ということで行政書士さんや弁護士さん、警察署に相談したところ「座波さんの場合加工してお洋服にされてるので厳密には不要ですよ!」とのこと。おお!よかった法に触れてない!いやあ安心したぁぁぁぁあああのも束の間でした。

「いや。厳密にはってなんだろう(真顔)細かいことを抜きにすればという意味か?!もう全然腑に落ちない!非の打ちどころがあるという意味か?!なんだこのぬぐい切れないもやもやは!」

keniamariliaは日本の文化を、皆さまの伝統を預からせてもらってるブランドです。法的に「厳密には大丈夫!」なんてわたしは良くてもkeniamariliaはいいって言わない。いや、座波もいいって言わない。ということで即申請に踏み切りました。


さて許可申請には以下の書類が必要とされてます。

・古物商許可申請書一式
・誓約書
・略歴書
・WHOIS情報
・住民票
・身分証明書(運転免許証や保険証ではありません)
・場合によって必要になる書類

どれもこれも準備には協力も時間も費用も必要で大変だったのですが特に難題だったことが2つ、まず「身分証明」外国籍のわたしは市役所から出るはずのこの書類がどうひっくりかえっても出ないのです。外国籍ではこれが証明できない。いきなりピンチ。そこで書士さんすぐ警察署に相談していただき担当さんは市役所に問い合わせ。代用になる書類提案をもらい大人の方々の寛大な気持ちと協力と印鑑を得てなんとか作成できました。

もう1つは外国籍の古物許可取得は前例がなかったと(わたしの地域の警察署では)いうことで前例がないという壁で申請がおりなかったらどうしようという不安。そして申請入ってから許可がおりるまでの間基本的に営業活動は自粛してくださいということで突然の数ヶ月お休みが言い渡されました。始めたばかりのブランドなのにいきなり数ヶ月も静かにしないといけなくて忘れられてしまうんじゃないかという心配とそもそも降りなかったらどうしようという不安。

ここで終わるわけにも折れるわけにもいかないし、もし自分がやろうとしてることが正しいならきっと後押しがあると言い聞かせる毎日でした。何よりしんどかったのは万が一降りなかった場合備えようがなかったこと。いきなりブランドが終わってしまうんじゃないかという焦りでした。まあそれはそれで乗り越え方はあると思いますがそこまで構える余裕が持てなかったことはやっぱりしんどかったです。

しかし多くの方の協力と励ましと尽力と思いやりと支えがあり無事「古物商許可証」を取得することができました。お陰様で申請もおりこれでいよいよ本当のスタート地点に立たせてもらえたんだと許可書握りしめてツイートしながら泣きました。

大袈裟だよーと笑われちゃうかもしれませんが最初の試練を乗り越えることができたようでこのまま続けていいよと言われたようで本当に嬉しいのです。本当にありがとうございました。

今日の日はわたしにとって大きな標柱になりました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

keniamarilia
座波 ケニア

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