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最近食べたラーメンと最新作の話

大好きな中野ブロードウェイに行く時、中野通り沿いのあるラーメン屋が目に入り、いつか行こうと思いながら、ずっと行けずにいました。

ふらっと入店して味玉らーめんの食券を買ってカウンターに置いて水をちょびっと飲んで、4回くらいまばたきしたらもう着丼しました。

煮干しがきいた濃厚スープが好みにドンピシャで、瞬く間に完食しました。
店を出てから看板を確認して、「麺屋 はし本」というお店だと確認しました。

トッピングに柚子胡椒があったのもとても嬉しかったです。



荻窪はラーメン激戦区として知られているかと思われますが、隣接する西荻窪や阿佐ヶ谷、周りの下井草、高井戸、吉祥寺、高円寺にもおいしいラーメン屋がたくさんあるので、そのあたりを巡っているうちに大好きだけどしばらく食べられていないラーメンというのも出てきます。

こちらはそんなお店に行こうと向かった「ラーメン 久保田」の中華そばです。あっさりめの豚骨醤油スープと細縮れ麺で、とても食べやすいです。そしてチャーシューが肉肉しい味わいと歯ごたえがあって、ものすごく好みのチャーシューだと気づきました。

自分が食べ終わるくらいに白髪の男性客がひとり入店して、何も言わず千円札をカウンターに置きました。
店員さんはそれを何も言わず受け取り、「味玉麺硬め」と注文を通しました。かなりツワモノの常連さんのようです。



「今日のラーメンはここにしよう」と決めて出掛けることが多いですが、この日は決めずに高円寺へ向かいました。
高円寺も多くの店が点在するラーメンスポットで、駅近くの駐輪所に自転車を置いてから高円寺駅周辺の東西南北をひたすらさまよい歩きました。
私はどこにしようか腹ペコになりながらウロチョロするその時間が大好きです。

30分ほど歩いた末気になる立て看板を見つけここにしようと決心しました。

「麺処 田ぶし 高円寺本店」の期間限定、「泡醤油ラーメン」。
名前も見た目も未知なる存在です。

目の前の厨房を見ながら着丼を待っていると、自分が注文した泡醤油ラーメンらしきドンブリにハンドブレンダ-を入れて丹念に泡立てていました。

具材が別皿でちょっと高級感がありますが、麺大盛無料でお得な一杯です。

泡に包まれたスープは未体験のクリーミーさで衝撃的でした。
そして畳みかけるように衝撃を受けたのはメンマのウマさ。
水煮したのをゴマ油と醤油で炒めたような独特の味わいでした。



この日は古本を探しに吉祥寺へ。今回は家を出る前にここだと決めていました。

「つけ麺 えん寺」のベジポタつけ麺です。
えん寺は「極太胚芽麺」「極太もちもち麺」「国産小麦麺」「平打ち麺」の4種類から好きなのを選べるのですが、今回は国産小麦麺で行きました。

12時ちょっと前に着いて2、3人が並ぶ列に加わると、ひとり客の女学生が2人店を出てきて、自分がつけ麺を食べている最中に隣の席に高齢っぽい女性が座りました。そんな感じで女性の方でも無理なくおいしく食べられるのがベジポタ麺の魅力です。

その他、私的には割りスープを卓上に常備していただいているのも魅力のひとつであります。



「ラーメン豚山」はたくさんある二郎っぽいラーメン店のひとつですが、日替わりの無料トッピング「アレ」というのが特色で、毎日Twitterで告知してくれます。
アレは着丼前に店員さんから聞かれる「ニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメ」のいわゆる「コール」の際に注文して追加してもらえます。

この日、昼頃豚山の気分になりアレの告知を確認したのですが、今日の分の告知ツイートがありませんでした。
告知はいつも10時くらいにあるのですが、その時点で11時過ぎ、豚山の営業は始まっています。
このイレギュラーな状況は不吉な予感のようでもありますが、むしろ今日こそ豚山に行くべしという麺の神からのお達しであると判断し店に向かいました。

しかし、小ラーメンの食券を渡しセルフサービスの水を汲んで席に着いてから「はた」と心がざわめきました。
「告知が無いということはその日はアレが無いということで、なのにアレを注文するのは店のシステムを知らない情弱の愚か者である。」
「告知が無いのを知らずにアレを注文したのだとしたら、とにかくなんでもいいので無料トッピングでお得感を得たい欲ばりな貧乏人である。」
そんなレッテルを店員さんや周りのお客さんに貼られてしまうのではないかという恐怖が沸き起こってきたのです。

次々と先客のラーメンが着丼するのを見ながら思いあぐねていると、自分の前の人が平然と「アレ」をコールしました。
アレが何なのかはわかりませんが、前述したレッテル貼られの心配は無くなったので思い切って自分もアレをコールしました。

この日のアレは「メンマ」でした。
ラーメンに多大な味変の影響を及ぼすものでもなく、大好きなメンマのトッピング。
安心感もあっていつもよりおいしく頂けました。



「スターウォーズ」「プリキュア」は多くのシリーズがある大人気コンテンツですが、現行の最新シリーズ「マンダロリアン」「ひろがるスカイ!プリキュア」は毎週楽しみにしています。

ラーメンのシメとして、その2作の魅力を自分なりにご紹介したいと思います。

【マンダロリアン】

「マンダロリアン」はディズニープラスで配信中のドラマシリーズで、「スターウォーズ」のスピンオフ作品です。
自分がそうだったのですが、スターウォーズ関連の作品は前の映画などを一通り視聴して、世界観や情勢などを理解していないと観る資格はないくらいに思っていたのですが、少なくとも「マンダロリアン」に関してはそういった心配はいらないと思います。

賞金稼ぎのマンダロリアン(通称マンドー)は仕事でベビーヨーダ(上絵左の子)を攫い帝国の依頼主に届けたものの、かつて帝国の襲撃で家族や村を破壊された幼少期の体験を想起して気が変わり、ベビーを奪い返して逃亡する。
マンドーが所属するギルドや帝国の追手からベビーヨーダ―を守る銀河を股に掛けた逃避行が始まる…

逃亡の中で深まるマンドーとベビーの絆、次々と現れる敵や味方とのやりとりといったドラマも魅力ですが、カッコいい宇宙船、バイクなどの乗り物、いろんな星やそこに住むひとびとの暮らしといった世界観の広がりっぷりがワクワクを沸き起こしてくれて、それは前知識など関係ない根源的なスターウォーズ的魅力なんじゃないかと思います。

1話40分程度でシーズン3、20話近くあるしディズニープラスに加入しないとなのでちょっと観るのが大変ですが、きっと素晴らしい体験ができるはずです。



【ひろがるスカイ!プリキュア】

プリキュアは平たく言うと中学二年生あたりの女の子が変身して戦うお話で、「友情」、「夢」、「希望」といった大きなテーマを扱いながら、シリーズごとに「音楽」、「魔法」、「宇宙」などのサブテーマを盛り込み、20周年の本年まで続いている大人気シリーズです。

前作の「デリシャスパーティー♡プリキュア」はタイトルから見てとれるように「食」がサブテーマで、今作「ひろがるスカイ!プリキュア」は「空」と、それに加えて「ヒーロー」がテーマになっているそうです。プリキュアに対して魔法少女的な「変身ヒロイン」というイメージを持つ方も多いかと思いますが、「ヒーロー」として改めて捉え直したいとのことです。(ウィキペディアの、プロデューサー田中昇さんのお話しからお借りました)

プリキュアシリーズのいちばん最初「ふたりはプリキュア」はまさに「ヒーロー」っぽい活躍ぶりで、敵も味方もえげつないパンチやキックの肉弾戦が毎話繰り広げられていましたが、今作は20周年の節目のシリーズということもあって原点回帰を目指しているのではないかと思われます。それは初代のヒーロー的な側面だけではなく、時にはケンカして、認め合って、友情を深めていく過程の丁寧な描写も含めてです。

そういった過程はこれまでのシリーズでもありましたが、プリキュアはシリーズを重ねるごとにプリキュアとして戦うメンバーが初代の2人から、4人ないし6人くらいが定番になってきました。それに初代は1年間のシリーズが完結した後「ふたりはプリキュアMaxHeart」として続編もあり計2年間続いたので、それに比べるとどうしても人物の掘り下げが難しくなります。

今作も現状4人になるのは決まっていて、多分なんだかんだあって5人にはなりそうな気配があって初代ばりに描写するのは難しいかも知れませんが、制限された中でもその辺を頑張ってくれるのではないかと、7話まで視聴した時点で期待しております。

あと単純なビジュアル面の魅力で言いますと、今作の主人公「キュアスカイ」は青色がイメージカラーで、ハートの装飾やフリル付きのスカートでプリキュアらしい可愛さは保ちつつ、左肩にたなびくマントがヒーロー感を醸し出していてとてもカッコいいです。


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