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ドコモ・バイクシェアは名古屋で登録しよう~ID連携のヒミツ~

 ドコモ・バイクシェアの会員登録をしようとすると、最初に利用するエリアを選択させられるかと思います。

 月額プランを利用したいなど普段使いするエリアがあればそちらで登録すればいいのですが、もし展開エリア外にお住まいなどで利用機会があまりないのであれば、ぜひ名古屋のカリテコバイクを選びましょう。他のエリアで登録してしまうと、名古屋で利用する際に上限料金が適用されず高額な請求をされてしまうおそれがあります。

もともとエリアごとに登録が必要だったドコモ・バイクシェア

 もともとシェアサイクルはコミュニティサイクルとよばれ、自治体の主導で自治体ごとに展開されるサービスでした。

 ドコモ・バイクシェアも各自治体と提携して、それぞれサービスを提供していました。たとえ千代田区・中央区・港区・江東区といった隣り合う区同士でも、相互乗り入れできないばかりか、エリアごとに改めて会員登録する必要があったのです。これでは不便極まりありません。

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 そこで、2019年2月28日より一部エリア間で会員情報を共有し、登録地と別のエリアでも新たに会員登録することなく利用できるようになりました。このとき、1回会員・月額会員ともに登録地以外では1回会員の料金が適用されます

名古屋の最大料金はカリテコバイク会員限定

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 名古屋でサービスを展開するカリテコバイクでは最大料金を設定しており、朝8時~夜20時のあいだは1320円、夜20時~朝8時のあいだは550円に達すると、それ以上料金が上がりません

 ところが、名古屋以外の会員IDだと、この最大料金が適用されないのです(このほかd払いも最大料金の適用対象外となっています)。最大料金が適用されるのは日中の場合2時間45分以降。観光利用ならすぐに達してしまうでしょう。他のエリアで登録する必然性がなければ名古屋で登録しておくべきです(このような料金上限は札幌「ポロクル」や金沢「まちのり」でも設定されていますが、適用条件の記載は見当たりません)。

複数エリアでの会員登録も可能!

 ちなみに、このID連携はあくまでも会員情報の共有に過ぎませんから、従来通りエリアごとに登録することもできます(※ただし東京11区・練馬区・川崎市はいずれか1つのみ登録可能)。すでに他のエリアで登録してしまったという方は、ぜひ名古屋での会員登録もしておきましょう。

 東京と横浜の両方で月額利用したいなんて場合も、それぞれのエリアで月額会員として会員登録すればOKです。ただし、横浜で使う際に東京の会員IDで借りてしまうと月額料金にはなりません(1回会員の料金が適用されてしまいます)。

 また、ID連携の対応エリアは順次拡大されていますが、沖縄や奥日光など未だ非対応のエリアも存在します。こちらでは個別に会員登録する必要があります。

 ドコモ・バイクシェアのコミュニティサイクル的側面は、趣味人からすると歴史を感じられて興味深いところもありますが、実際利用していく上ではやはり面倒くさいもの。いずれは1つの会員IDで全国すべてのサービスが使えて、複数エリアで月額プランを適用できるようになってほしいですね。

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