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車両沼への誘い~HELLO CYCLING編~

 「赤チャリ」と通称されるように赤い小径自転車ばかり導入しているドコモ・バイクシェアに比べると、HELLO CYCLINGの自転車は個人所有のものみたいで地味に見えるかもしれません。
 でも、よく眺めてみるとHELLO CYCLINGには実に多彩な自転車たちがいることがわかります。いくつかの切り口からHELLO CYCLINGの特徴ある自転車たちを探してみましょう。

1.加盟ブランド

 以前の記事でも述べましたが、HELLO CYCLINGにはダイチャリをはじめとする加盟ブランドが存在します。各ブランドとも相互乗り入れが可能なため、各地のポートには本来そこにいないはずのブランドがいるなんてことも。

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 一都三県で見られるものとしてダイチャリのほかに挙げられるのが、鎌倉・江の島を中心としたエリアで展開する「SHONAN PEDAL」。展開エリアでおや?と思われた方もいるかもしれませんが、実はこれ江ノ電が運営しているブランドです。

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 推定100台前後という希少性に加えて水色のドレスガードが特徴的なことから、趣味人によって遠方へ“拉致”されることも多く、千葉や埼玉、箱根を越えて静岡県内でも観測例があります。

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 こちらはさらに数が減って推定10台の超レア車。浦和美園でサービスを展開していた「エコモビ」の自転車です。赤い車体で特に装飾もないため、ポートに停まっていると自家用自転車が紛れ込んでいるようにしか見えませんね。

2.車種

 HELLO CYCLINGでは、おもにヤマハのPASナチュラという電動アシスト自転車が導入されていますが、実はその他にもさまざまな車種が存在しています。

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 こちらは小径のヤマハPAS CITY-C。小径車の標準モデルとして全国各地で導入されており、一都三県でもダイチャリが数十台程度投入しています。左側はダイチャリ生え抜きなのに対し、右のはシェアペダルから移管された車両のため、スタンドや前カゴの形状に差がありますね。

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 沖縄では同じヤマハ製でも、なぜかPAS Withが導入されていました。

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 一方、佐賀のBALLOONERS CYCLEではブリヂストン車が採用されています。メーカーを統一しないとバッテリー交換の手間が余計にかかってしまうので、複数メーカーの自転車が混在することは極めて稀です。

3.ナンバープレート

 HELLO CYCLINGでは全車にアルファベット1文字+数字4桁の車両番号が与えられており、自転車本体にナンバープレートが取り付けられています。

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 ナンバープレートは基本的にサドル下にぶら下がっていますが、一部には後輪ドロヨケに取り付けられたものも。

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 最近ではシートステイに据え付けられたタイプも登場しています。

最後に

 「誘い」ということで取っ付きやすそうなものをいくつかピックアップしてみましたが、このほかにもスマートロックや操作パネル、ドレスガード、…と細かな違いは上げ始めるとキリがありません。今後、当noteでも紹介していくつもりですが、ぜひまずはみなさん自身でHELLO CYCLINGの自転車を眺めてみてください。きっと今まで気付かなかった違いが見えてくるはずです。


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