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「PANTAの世界」菊池琢己&森下寿一@下北沢lown


2023.6.25(日)
【PANTAの世界 】
菊池琢己×森下寿一 @ 下北沢lown

このLIVEの開催を知ったときから、これは行かなければ!!と思い楽しみにしていました。
ただ、この6月はすでに他のLIVE4本が予約済だったし、当日は仕事の日…。それでもなんとか、どうしても参加したかったのです。
結局、仕事を早退して参加してきました!!
参加出来て大正解🥰
忘れられない、大切な、宝物のようなLIVE参加の記憶となりました。

最初で最後、この日限りの「PANTAの世界」、病に倒れ、晴れて先日渋谷duoにて、奇跡の復活✨を遂げたばかり(この日のLIVEのことは、前回の投稿記事に書きました)のPANTAを、応援する、PANTAの永年の最高の女房役、ギター菊池琢己と、キーボードに、ブッキーこと森下寿一とのふたりユニットのPANTAトリビュートLIVE✨✨✨✨

このふたりだけによる「PANTAの世界」は、いったい、どう表現されるのか⁉️どんな選曲になり、どんな曲が飛び出すのか⁉️
LIVE参加を決めた日から、わくわく思いは尽きませんでした。

そもそも、私はPANTAが「響」で菊池琢己とふたりで、全国を回った頃、その全ては無理でしたが、可能な限り追っかけをしていました。

頭脳警察はもとより、その後のPANTAのソロ活動、不知火、陽炎そして響…この時代は、私のかけがえのない「青春」(16年くらい前ですか。なので、まあ当時も、青春などと言える程に若くもなかったけど笑、あえてこう表現したい😆👍)

PANTAと菊池琢己の「響」の追っかけ時代は、私のかけがえのない宝物のような記憶です✨✨✨

その、響のPANTAの最高の女房役のギタリスト菊池琢己です。
しかし、私は菊池琢己が「ソロボーカル」をとるLIVEは生でほとんど聴いたことがありませんでした。
そしてスーパープレイヤーの、キーボード森下寿一ブッキーさんの歌唱は一度も聴いたことはありませんでした。

この日のLIVEは、このふたりがそれぞれ、交互にボーカルをとり、それぞれが選んだ「PANTA楽曲」が歌われました‼️

B→ブッキーvo
T→菊池琢己vo

第1部
①双子座にジェラシー  B

1曲目は、ブッキーさんから。最初に歌われたのはなんと、この曲。
不買運動で有名?な、PANTAのスイート路線アルバムから。
初めて聴くブッキーさんの歌唱はとても素敵で❣️もちろん、ふたりの演奏もふたりのコーラスも素晴らしく❣️
一気にひきこまれました。

初っ端から貴重なテイク👍

こんなLIVEが一期一会の一夜限りとは……なんとも💦あーほんと来れて良かった…と思っていました。

②メールドグラス T

次は琢己さんのボーカルで。
「クリスタルナハト」からこの曲を。
この日のLIVEは、最初で最後の一夜限りであり、なおかつ、今回歌う曲は琢己さんはすべてが、初めてトライするものであり、今夜限りのみ、今後は2度と歌うことは無い…ということを明言されていました。

それだけに、この日のLIVEに賭ける決意と言うか、PANTA曲を歌う思いはいかほどのものだったのでしょうか…と思うわけです。

永年の女房役にして、今はPANTAは自分の息子よりも遥かに若いメンバーで、頭脳警察他の活動をしています…。

とにかく、この日の一曲一曲は、あまりにもあまりにも貴重

ナハトのアルバムは、中山努氏のキーボードアレンジが核となっているので、この曲はブッキーさんのキーボードがものすごく効果的と言うか最高に美しかったと思います。
そして琢己さんとしても、初めて参加したPANTAのアルバムの「ナハト」であり、思い入れの深い曲であったことでしょう。

とても大切な曲で、丁寧に大事に歌われた印象です。

先にも書きましたが、私は琢己さんのボーカルは、ほぼ初見状態なので、それで、とても新鮮で、わーーー❣️っていう感じでした☺️

③メキシカンディポーズ B

PANTAの付けた詩で、「メキシコ式離婚」こと、メキシカンディポーズ。
この曲は、わりと最近(と言っても、PANTAが療養期間に入ったりしていたので、それよりも少し前くらい?)のLIVEで何度か披露されていたのを聴いていた曲でした。
これをやるのかー、ブッキーさんの選曲は意外性があるなあと思いました。
ワクワクが止まりませんでした🎵

④鉄橋の下で T

ブッキーさんの選曲に注目していたら、琢己さんからも、今度はこんな曲が。
ルースターズの曲でPANTAが作詞。
わりとPANTAもこの曲は、自分のLIVEでよく歌われている印象です。
下山淳作曲。
この曲もブッキーさんのキーボードが素晴らしく聴かせてくれる楽曲でして、とても美しかったです。
琢己さんのボーカルもカッコよかった!

⑤ステファンの6つ子 B

ブッキーさんのボーカルで、この曲も素晴らしく美しかった。
そういえば、大好きなこの曲も最近しばらく聴いてなかった…。

ふたりの演奏アレンジが、とにかくそれぞれどの曲も秀逸🥰胸に沁み入りました。

菊池琢己ギターに、ブッキーのキーボードのふたりユニットで、PANTAの世界!と知ったときからのワクワクは、まさにストライクで、それぞれのボーカルもいいし。
もうその世界にどっぷりひきこまれていました。

⑥TAMBOURINE  T

そして、次の琢己ボーカル曲はこれ。
とにかく、この日の曲はなにが飛び出すかわかりませんでしたが、それぞれが、「自分の好きなPANTA」を、愛情込めて歌われていきました。

それに、曲間ごとに、丁寧にその曲にまつわるエピソードなどを会話しながら進んで行きました。
なんて贅沢な内容でしょうか!!
もう至福の時間でした。

小さなLIVEハウスで、このような内容で、これが今夜限りとは。
勿体無い…。絶対もったいない。

全国の「PANTA」ファン(頭脳警察ではなく!)に聴かせたい内容。
世の中は、いつでも思い通りにはいかないし、不条理なのであります。

もうこの日限りなどと言わずに、このユニットで、全国をまわってくれてもいいのにーと、ほんとに感じる素晴らしい内容だったと思いました。

あーよかった。この日この場にいることが出来て。仕事でも早退したのは大正解w😏

最高のPANTAトリビュートLIVE!!

PANTAの楽曲は、最近いろんな人がカバーし始めて、それをLIVEで聴いてます。特に今月6月は、4日の、PANTA応援「p fes3」をはじめ、14日の夕刊フジロックでは、子供ばんどのうじきつよしさんのボーカルも聴くことが出来ました。
両日とも素晴らしかったですが、
でも、4日も14日も、楽曲は「頭脳警察」のトリビュート。

この日は、「PANTAの世界」として我らが人間国宝✨(と個人的に?昔から私が勝手に称してます☺️)PANTAの色んな、多方面の世界を、ふたりのアーティストそれぞれの解釈で、思い入れで歌われていきました。

私は、頭脳警察ももちろん大好きですが、どちらかと言うとその(漢字四文字」への固執、こだわりは、もともとなくて。
PANTA&HALも、ソロも大大大好きだし、最近の「黒い鷲」というユニットにもわくわくしまくっていたし、さらには鈴木慶一とのPKOもあるし、おおくぼけい率いるバンドのバックでの新春シャンソンショーの参加にも、とてもとても、わくわくしたし。

まだまだ今後の復活PANTAの無限の可能性に、期待しまくっているし。

そのくらい「音楽家PANTA」の引き出しは常に多彩であり、可能性は多い。汲めどもつきぬ泉の才能✨には、年齢は関係ない。
やはりこういう人こそが「国宝」と言うのだと思っている。

なので、こういう「PANTAの世界」というタイトルでの、しかもPANTAのことを、知り尽くしているふたりのライブだ!

期待をはずすわけがない!!!

このLIVEを知ったその日から、実は私の6月の怒涛のLIVE月間。
どれもそれぞれひとつひとつが、本当にはずれのない素晴らしいものでしたが、6月下旬のこの日はことさら、期待度は高く、そして、終わってみれば期待以上の手応えを感じることの出来た素晴らしい内容だったのでした。

⑦地獄めがけて  B
今回の選曲は何が飛び出すのかわからない、わくわくが続いていましたが、まさかのこの曲です。
アルバム「暗転」から。
正直、このアルバムは、回数あんまり聴き込んでないアルバムでしたので、タイトル聴いても、この曲だけは、すぐにああ、あの曲ね!という風には、唯一、ならなかった。
えー?それって、どんな曲でしたっけ??という感じでしたが。

聴いたら、すごく良かったです。まるで、このふたりによる「新曲」を聴いたような感じ😆
いやーもう素晴らしい。カッコイイ。

語彙力がないので💦
素晴らしい〜素晴らしいとばかり書いてしまいますが、せめて言い換えるとして「ブラボー」でしょうか(笑)😆笑

休憩中に、「暗転」の台本?を観客ひとりひとりに手に取って見られるように回覧してもらえました。
こういうのことも、小さなLIVEハウスだからこそ出来る特別感ですよ👍
「暗転」は、寺山修司作品のコンセプトアルバム。
台本にある歌詞は
「地獄めがけて〜蹴球学の前奏〜」という副題付きタイトル。
「蹴球」とはサッカー⚽️を意味するのでは??? 🤔?
でも歌詞の中には「五ヤード後退」とか出てくるし??

ふたりのMCでも、最初、琢己さんはこれは「サッカーの歌」と言ってましたが、(「蹴球学の前奏」と言うタイトルですから)
しかし、ブッキーさんは
『「デムダムドドドダドダダダ」というのは「スクラム」の時の「掛け声」らしいよ』とPANTAからそう聞いていたとのことでした。

第2部
⑧奴と俺とお前と  T

「🎵あいつのくれたボロギター」と言う歌詞の部分をとって、この曲のことをメンバー共通の通称で「ボロギ」と呼んでいたそうです。

このLIVEはほんとに選曲にワクワクされまくっていたけれど、しっかり曲ごとに、ここでしか聴けないエピソードや思い出話みたいなのが色々聴けたのも、とてもとても貴重なことでした。
この曲は「PANTA手書きの歌詞カード」で歌ってました。
素晴らしい☺️💕

⑨夜明けまで離さない  B

ブッキーさんボーカルで、この曲もカッコよかった〜。

⑩独りぼっちの子守歌   T

響でリリースされた「オリーブの樹の下で」のアルバムから。このアルバム楽曲は、私自身、響が大好きだったので、それぞれになんだかやけに思い入れがあります。
聴くといろんなその頃のことが思い出されてきたりするのです。じーーーん。

今回の演奏曲、どれもとても良かったのですが、この日の終演後のひとり歩く帰途以降、そして帰宅してからも、ずっとこの曲が脳内再生され続けたのでした。
アイラブ響❤️
響はほんとに良かった。PANTA&琢己…
またやってくれないかなあ…なんて、ないものねだりなことはわかっていながらも、ないものねだりだからこそ、なおさらに、たまに切なくなるんですよねえ。そうこの歌詞のように、ね。

🎵昨日はもう
届かない過去になった…

🎵ひと夜だけ小市民をやめて
胸を焦がしてみるのもいいさ
それで終わりになっても
それが終わりだとしても…

あと、そうそう。
この曲に関しては琢己さんから、とても興味深くも貴重なる音楽的解説があった!!!
フォークロックのバーズの曲の一節を流してくれて、この曲はPANTAが大好きで、この曲のイメージで作りたいと言われたと言うようなことなどでした。
「フォークロック」!!!
私自身は、もともとは日本のフォークソング大好き少女だったので、やはり私が、ことさら好きになっているPANTA曲には、そういう系統が多い。(夜と霧とか、落ち葉のささやきとか…)

「オリーブの樹の下で」が大好きなのもそのせいだろう。(余談ですが、オリーブの中でも1番は「心の砦」👍)

とにかく、すごく貴重な話だった。菊池琢己だから語れることだ!!!🥺

オリーブの樹の下でツアーで、この曲の時に使われたダブルネックは、あいにく今リペア調整中で持って来れなかったそうだ。あら残念。


⑪裸にされた街  B

ブッキーさんによるこの名曲!!
丁寧に心のこもった歌唱だった。
琢己コーラスがまた良くて。
「独りぽっちの子守歌」を聴き、それにまつわる興味深い話が聴けた後のこの曲は、なんともことさら心に沁みた気がした。🥺名曲👍

⑫落ち葉のささやき T

確か頭脳警察の曲をここまで全然やってなくて、怒られるかなと思って、とか言って、この曲。
いやーこの曲も、もう大好きなので。
菊池琢己歌唱バージョンが聴けたのはなんとも感無量でした。🥺
ずっとPANTA &琢己の響で、たくさん歌われてきた名曲です。

響のときに歌われていた台詞入りのロングversionまでは、無理なのでアルバムの方のショートversionで、と言ってましたが、琢己バージョン、とても感動しました。

⑬死んだら殺すぞ   B

ブッキーさんで、またまた意外性ある選曲でした。
「これを歌っている時の、お客さんの顔が輝いていて好き」とか言っていたかな、と思います。
なので、えー?なんの曲なんだろうとそれを聞いた時思いましたが、これは当てられませんでした。
まさか、この曲が来るとは想像してなくて。
この日のブッキーさんの選曲は、色々とても面白いと思いました。

ほんとに貴重で、レアで良いライブだなあー、このままもっともっと、色々聴いていたい。

PANTAという才能の、いろんな時代、いろんなジャンルの宝箱がひっくり返され、PANTAを深く知る、ベテラン、スーパー音楽プレイヤー2人のによって、生み出される珠玉の演奏、歌唱の数々。

⑭オリオン頌歌第二章 T

本編最後の曲として歌われたのは、このオリオン2章だった。

LIVEのアフターで、琢己さん本人も泣きそうになった…と話していた😢
それはそれはもう万感の思いを込めて歌われていた、と思います😭

だって、なにしろ、言わずもがなではあるけれども
PANTAと共に何十年の人だからね…
PANTAに対して、いろんな思いを込めて、病気からの完全復活を願って。

ブラボー!!

琢己さんとブッキーさんの組み合わせって、想像以上に最高でした。
PANTAに居なくてはならないギター菊池琢己。加えてキーボードの存在は色んなPANTA名曲において非常に絶大。

そしてアンコール

⑮時代はサーカスの象にのって
T&B
1番を、菊池琢己、2番をブッキーで歌われて、終了でした。

まだまだ、もっともっと
いつまでも聴かせて欲しい
聴いていたい
珠玉の
特別な
二度とない
LIVEとなりました。


ありがとう
菊池琢己

ありがとう
森下寿一

そしてdear  PANTA💕

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