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【マウスピース紹介③】ソプラノサックスVandoren profile SP3

こんにちは!サックス奏者角口圭都です。みなさん、サックスの演奏を楽しんでいらっしゃいますか?

【マウスピース紹介シリーズ】では、私の使っているソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックスのマウスピース紹介と使用感、合わせているリードをご紹介します。

第3回は、ソプラノサックスです。

先に私のソプラノのセッティングをご紹介しておきます。

本体:Selmer Jubilee serie3 Gold plate

ネック:staring silver カーブド

リガチャー:BG traditional L51

マウスピース:Vandoren SP3

リード:Vandoren traditional 3.5

です。

マウスピース選びの参考になれば幸いです(^^♪


①ソプラノサックスのマウスピース紹介【VANDOREN profile SP3】


私が使っているソプラノサックスのマウスピースは、【Vandoren profile SP3】です。

読み方は、フランス語読みで「プロファイル」です。もしかしたら初耳!という方もいらっしゃるかもしれませんね。少し前に新発売された最新シリーズです。

ビークの角度がよりシェイプされたことにより、最適な姿勢、快適な操作性を得やすくなりました。
より快適な吹き心地。フレキシブルな演奏が可能となり、多くの奏者に対応可能なモデルとして設計された新世代マウスピース。
新世代のフェイシングによって生み出される審美的なサウンドを体感頂けます。
リードはトラディショナル、V.12、V21との使用が特にお勧めです。

ここ数年は、conceptの愛用者が爆発的に増えましたね。私自身は、concept,S15,SL3などを何度も使ってみたのですが、なかなか馴染むことができませんでした。結局吹きやすいセルマーに戻っていました。きっとこんな経験をされた方は私だけではないはず。

そんな中で、VandorenのSP3を初めて吹いた瞬間は、理想のマウスピースとの革命的な出会いでした。


購入したお店はいつも大変お世話になっている渋谷・道玄坂に直営店を構える、NONAKAさんです。Vandorenのマウスピースの輸入代理店ですので在庫がとにかく多く、選ぶときはいつもお部屋を予約して、じっくり選定します。

ノナカ・ミュージック・ハウス」(東京都渋谷区道玄坂1-15-9)さんにはオンラインショップもあり、とても便利です♪またサイトの中には、全国の取り扱いショップ一覧もありました。

ノナカミュージックハウス楽天市場店


②【使用感レポ】いいところ

ずっと迷走していたソプラノサックスのマウスピースでしたが、今はこのSP3が最高のモデルだと思っています。

全音域で華やかでスムーズな演奏ができ、あらゆるダイナミクスレンジでの安定した音程が得られます。

というコメントが公式サイトに掲載されています。まさにこの言葉通りで、とても華やかな第一印象が良いです。私が大事にしたいと思っている、まろやかさ・音のつながりもとてもスムーズです。今まで探し求めていた吹奏感がこのマウスピースを吹いたときに感じることができて本当にびっくりしました。

また、セルマーのソプラノあるある、弱音での低音が裏返りやすいという弱点をほぼ完ぺきにカバーしてくれます。

また、高音~フラジオ音域も出しやすく、奏法をきちんと安定させていればどんな曲や特殊奏法も自由自在です。

口にくわえた時の角度も浅くなって、すっとアンブシュアに馴染みます。

これまでコントロールに苦労してきたセルマー吹きにとっては、すべての悩みを解消してくれる素晴らしいマウスピースです。

私の語彙力だけでは伝わりきらないかもしれないと思っていたところ、国内プロによる試奏レポートを見つけましたので、ぜひご参照ください。(どのコメントも共感しかないです。)

SP3を使用した私の演奏はこちらです。↓


③【使用感レポ】気を付けていること

SP3がいかに素晴らしいマウスピースか、伝わりましたでしょうか。笑

SP3を使う時に気を付けることをお伝えします。

・ネックコルクの厚み

場合によってはネックコルクの張替えをおすすめします。特にセルマーから乗り換える場合は、ネックコルクが薄くてゆるゆるになってしまうかもしれません。古くなってペタンコなネックコルクも張り替えてもらった方がいいですね。

応急処置で、クリーニングペーパーを巻く方法もありますが、いつまでも使えるものではないです。楽器店にネックを持ち込めば、2000円~からやってくれると思います。

SP3に合わせてしまうと、セルマーのマウスピースなどが入らなくなる可能性もあります。いろいろなマウスピースを使いたい場合は、リペアマンさんと相談してネックコルクの厚みを決めるとよいですね。

優秀すぎてほとんど気をつけることはないので、今後使っていく中で見つけたら加筆しますね!

④使用リード


私が合わせているリードは、Vandoren traditional 3.5(時々3)です。

公式でも、「リードはトラディショナル、V.12、V21との使用が特にお勧めです。」という見解が出ています。

実は、まだ銀箱(V.12)とSP3を合わせて吹いたことがなかったのですが、もしかしたら青箱より相性がいいかもしれません。


青箱の3番を使ってみたけど、薄い。けど3.5番だと厚い、という場合に銀箱3番はよさそうです。

銀箱のコシが、音色を太くし、吹奏感を安定させてくれそうです。

銀箱とSP3の組み合わせを試すのをすっかり忘れていたので、試してみた際には、またレポしたいと思います。


最後に

SP3という最強マッピがこれからどんどん流行っていくと思うのですが、このマウスピースと、ネックスクリューなどを合わせると、すさまじい音飛びになりそうだな、とふと考えました。まだまだいろんなことを試せる余力があるので、折をみて加筆していきます。

本当にクリアーで、角が取れた今風な音色のするマウスピースですので、昔ながらの音色が好きな方には少し物足りなさがあったりするのかなぁなんても思いました。しかしクラシックサックスの現在の最先端のものに触れて、新しい価値観や良さを知っていく、作っていくのも楽しみの一つです。温故知新。SP3は、新たなサックスらしさを作ってくれるかもしれませんね。


マウスピース、本当にいろんなモデルがありますが、アルトに比べるとなかなか品ぞろえが良くなかったり、レヴューがあまりなかったりすると思います。もしこのマウスピースの使用感が知りたい!というお声がございましたらぜひDMなどお寄せ下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました。

次回はバリトンサックスのマウスピースをご紹介したいと思います。みなさまのサックス演奏のお役に立てましたら嬉しいです!

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