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見たかった観せたかった景色を見に行こうvol.4


4000マイルズ〜旅立ちの時〜

2022/12/13
2022/12/14 マチネ
2022/12/24 マチネ
2022/12/28 東京千穐楽

初めて観劇した日。
最後のシーンを見終わった時ふと、自分の口元が緩んでいるのに気がついて
あぁ…圭人くんが言ってた「浄化」ってこのことだったんだなぁ…って温かい想いを胸に席に座っていた。

窓のカーテンが靡いて、明るい照明は優しい陽射しのようで、ヴェラのスピーチアイデアをニコニコしながら一生懸命メモするレオ(この手〜♡)とそれを見つめるヴェラ。
何がが始まるわけでも終わるわけでもなくて、今をレオなりに、ヴェラなりに、生きて、これからも生きていく。ちょっとだけ今までと違う色の景色を見ながら…。それを垣間見た。そんな舞台。
大好きなラストシーン。

レオとヴェラが圭人くんと高畑さんに戻る瞬間も本当の孫とおばあちゃんみたいで。
カテコで圭人くんが高畑さんの背中にそっと手を当てるのとても好きだったな。
2人の女優さんを微笑んで見て、目でしっかり確認する時、座長として振る舞うその姿を見た時は本当に誇らしくて…世界に向かって「私の大好きな圭人くん、素敵でしょーーー⁉︎⁉︎」って心で叫んでいた←

圭人くん
自信と誇りに満ちてて本当にかっこよかった!!!!

ピアノとさざなみの優しい音。
照明がついて、セリフを言うまでの数秒…初めての一音を言うまで止まってる圭人くんの姿を見るの…好きだったなぁ。
「名前…」
動き出した瞬間からレオだと思った。

レオ。

圭人くんがけいとのひとりごと。で教えてくれたレオ。
どんな人なんだろう。

レオが何かを抱えているのはすぐにわかる。
ヴェラもレオの様子を見て普通じゃないことに気づいている。
何かを言いたそうなのに言葉にしない…出来ない…
言葉を飲み込んでいるのが、圭人くんの間の取り方で痛いほど伝わる。
レオ…辛いね…苦しいね…

耳の遠いヴェラに合わせて大きな声で話すレオ。
圭人くんの声好きだなぁって思う。

1場のお気に入り

ここすごく好きだったな…
このあと、手をサイクリングウェアにごしごしするの好きだったな…

1場が終わるごとに照明が消えて幕が降りる演出は本をめくるようでさっきまでのやり取りが余韻になった。

ハーフパンツの圭人くん久しぶりに見た!
肘下キレイ✨
ふくらはぎ!!むっちりしてて好き( ఠ͜ఠ )♡
ヴェラがレオの洗濯物を畳む姿は本当におばあちゃんみたい。おばあちゃんってあんなふうにやるよね笑

ヴェーラ♪おはよう♪


手を振るレオ。
めっちゃかわいい♡いつもの親指が曲がってる圭人くんのお手振り。こんなとこで見れるなんて。
レオ、よく手を振ってるのはレオの癖なのかな?
洗濯物をリュックの中にしまう時、あるものを見つける。
「スキン…」
アメリカの人たちってこんなふうに自然に性のこと話したりするんだ?
日本だと性の話を家族とすることなんてないから文化の違いなのか、レオのお家はこうなのか…
生きることと繋がるからなのかな…
レオの口からこういった言葉が時々出るから最初は圭人くんと結びつかなくて
「え?孫とおばあちゃんのハートフル…」ってなった笑
でも日常会話でこんな話をカジュアルに出来るのいいって思った。

ここの朝食シーン好き!
レオ、めっちゃ出されたパンを食べる笑
圭人くんが教えてくれたレオの好きなブラックコーヒー登場。ヴェラもブラックコーヒーが好き。
でも飲むのは一口だけ笑
レオは口にどんどんパンを突っ込んでいくからほっぺたぱんぱん。この時、見る方向によってお行儀悪いけど圭人くんの口の中のパンが見えるのも、なかなかない経験←
だから嬉しかった←
2週間前にタダでもらったパン!笑
お客さんを笑いに巻き込みながら2人の会話は続く。
2人のやりとりのテンポが気持ちいい。

ジェニー、マイカ、ベック。
ちょっとしたことでレオは心が揺れる。
とても感情的になる。
そうかと思えば優しい穏やかな顔も見せる。
心の揺れを圭人くんは一言一言表していて、レオの表情から目が離せない。

ジェニーの話題になると…
マイカと始めたことを僕が最後までやり遂げる。そのためにここにきたんだ。

ものすごい量のセリフ、それに合わせた動きを毎回同じように毎日繰り返す。
本当にすごいな。

マイカもそうだけど…おじいちゃんはレベチって感じ。

あぐらをかく
本のページをめくる指
新聞を読む視線
新聞を立てかける
キッチンに立つちょっと丸めた背中
手を洗う…
こんな日常的な仕草がすごく好きだったな…かっこつけたりキメたりなんかしない自然な仕草が全部がリアコすぎて…好きだったなぁ…(拗らせ中)


受動的攻撃


「受動的攻撃」とかの心理学的な話や、マルクスは正しいと思う。とか…ヴェラとの会話に出てくるちょっと難しい話でもレオは自分の言葉できちんと伝えて話すことが出来る。
ヴェラは言葉が出ないのを嘆く。それを汲んで言葉にする優しさも持ち合わせてるのはレオのとても素敵な部分。
圭人くんが憧れるって言ったのはこんなところなんだろうな…って思った。

ピッピーがハグしてあげようか?

80代の会のメンバーの最後の1人が亡くなって悪態をつきながらも悲しみにくれるヴェラにそう声をかける→断られる→ヴェラ少しして柱をトントン…→両手を広げる→レオとハグ
なんて愛おしい時間なの?
大好きなレオとヴェラのシーン。

ベックとのやりとり。
レオがベックにやり返す言い方が…もうほんとに…
初めて観た日は「レオ…大人になれ…」と思った。
レオにはレオの苦しさがあってそれを分かって欲しくて必死なんだろうな。
正論で向かってくるベックを黙らせるにはこの方法が1番効果的だったし、追い詰めた。
レオはただ寄り添って欲しかったのかな。
単身でニューヨークの大学に編入して大学の教授にも一目おかれるほどの才女のベックが「レオにがっかりされるのに疲れたよ…」と言う。
ベックも自分を分かって欲しかったんだろうな。

圭人くんが台本では調整されていたって話してたFワード連発シーンはきっとここのシーンだと思う。レオは怒っているって分かった。と話していたから。

…ってことは…そっか…ずっと考えてた。

時系列まで並べてベックに詰めよる。

場面が前後するけど
片膝ついてポケットからかぼちゃ🎃を指輪みたいに出して渡すシーンは王子様みたいで好きだったな。



愛情を持って育てて、色々教えて…パイを作ろう。

いい言葉だなぁって思った。時間の経過を一緒に過ごすのが見えるのが好きだった。私だったらこれで堕ちちゃう←
かぼちゃが白い日、オレンジの日があったのは圭人くんがその日の気分で選んでたのかな?笑

帰ろうとするベックに懇願するようにレオが読んだ詩。
Rumi   ルーミーの愛の詩。
圭人くんがけいとのひとりごと。で教えてくれたレオの好きな詩人さん。
アメリカではすごく人気のある詩人さん。

ルーミー 愛の詩

何が良くて何が悪くて何が正しいとか間違ってるとか
誰かの判断なんてなんにもない真っ新な場所。愛だけがある場所。
レオの理想とした世界なのかな。
レオだってあんなふうに言ったりしたくなかっただろうし分かって欲しかっただろうし分かりたかったんだろうな…。

愛と信頼を持って接すれば
相手もそれと同じように接してくれる。
レオ・ジョセフ・コンネル

こんな言葉が咄嗟に出る素敵な人なんだから。

5場。パイプのシーン。好きだなぁ。
クッション抱いて床に寝転がってるレオ。
クッションカバーのレースの穴の中に指突っ込んで
いじいじしてるのめちゃくちゃかわいかったな…
あんなの見たらますます拗らせちゃう…もぉやだ…好き

ラリってるからぽわぽわしてる2人が秘密を共有するように普段は言わないような話をする。

圭人くんの逆立ち、いつもすごくかっこいい!
サラッと決まる。
運動神経いいのがわかる。
この時来てるTシャツがまたちょっとルーズなのいい。いつものように袖をくるくるした腕には血管が浮き出て
あぁ…かっこいい…
逆立ちして見えるお腹回りはやっぱり細くて、だけど割れてるほどじゃなくて筋が入ってて…
圭人くんの筋肉の付き方マッチョじゃないの本当に好き!!筋トレじゃなくてストレッチでずーっとトレーニングしててね。これ本当にお願い圭人くん!!

パイプを吸うとこは初めて見た日は1回で火がちゃんとついて深く吸って(これがね…良いんですよ…たまらん…)吐く時に、口からまぁるい煙(ちゃんとね丸くなるように口の中でやってるのわかるの…)がキレイに出てたけど、それ以降はあんまり火のつき方が良くなかったのかな?圭人くんセリフの途中にもう1回火をつけて吸ったりしてたけど、あんまり煙は出てなかったな。イブの日はなんかかちゃかちゃやってて…匂いがめちゃくちゃした!!
きっちりやりたい感じみえて、そこは愛おしさ爆発しちゃったな…♡

僕の両親は本当に愛し合っていたのかな。

リリイを養子に迎えた時は、まさかレオが生まれるとは思わなかった…ヴェラにそう聞いたからあんなに寂しそうに呟いたのかな。
あれは傷ついたよね。そこは疑いたくないよね誰もが…

レオに後悔してることはある?と聞かれたヴェラ。
ヴェラはアーサーとの間には子供をもうけなかった。ジョーとの間に子供はいたけどそれはジョーの連れ子たち。

途中からじゃなくて最初から育ててみたかった。

ヴェラの痛みを知ったレオはどんな気持ちでこの言葉を聞いたのかな…

今日は
秋分の日を一緒に祝ってくれてありがとう。

レオは遠い目をしてそう言う。
同じような目をしたヴェラがソファーに座っている。

アメリカの秋分の日は祝日ではないけれど、カレンダーには秋が始まる日はある。
何かがレオの中で動いた…そんな日だったのかもしれないな。

アマンダとのシーン。


演じる方はプロだからあーいったシーンは当たり前のこととして捉えられるのかな。私はプロじゃないからわからない。
演劇ってなんなんだろう…

ゆきずりの関係なんだけど、アマンダとのシーンはキレイだと思ったのは瀬戸さんが作ったアマンダを私も気に入ったからなんだと思う。
圭人くんのキスシーンなんて見たくもなかったけど
すごく自然で私にも覚えのある感情が2人の気持ちを理解した。レオと圭人くんを重ねてみることはなかった。
 …ヴェラの登場で笑いになるのは私にとっては救いだった。

レオがシャツを乱暴に脱ぎ捨てるとこはキスシーンそのものよりドキドキした…あれはヤバい…


一緒に居てあげてる…ってより気の合う仲間がたまたま親族に居た感じ。

このレオのヴェラ評すごく好き!!
自然に即座にこう言えるのってレオ、ヴェラのこと大好きになってるよね。

アマンダに脱いだシャツをかけてあげて「よしよし」するのも好きだったな…レオ優しい…
結局、傷を慰めあったとしても何も埋まらないし、アマンダと自分を傷つけるだけだとレオは悟ったんだろうな…
だから「電話なんてかけないから」そう言ったんだね。


事故のことを話す
マイカのマネしておどけるレオ

レオが初めてヴェラに自分に起きたことを話す屋上のシーン。

シャドーピクチャー
後輪を海に浸して出発
ゴールしたら海へ前輪を浸す。けどそれはまだやってない

パンフレットの中で圭人くんが新潟→千葉へ自転車で日本縦断した時の記録が載っていて、その中でしたことはレオとマイカの旅と同じこと。圭人くんはレオにそうやってなっていったんだね。
圭人くんもまだ前輪を海に浸してないって書いてたから
大千穐楽を迎えたら行くのかな…レオと一緒に。

レオたちが西から東へ旅をした理由→西から東へ追い風が吹いていて少しズルい気はしたけど、東から西へ開拓をしていってその逆をしたかったし、元々人は西から入って来たんだから理にかなってる。(ニュアンス)

思い出に残ってる写真よりも覚えてない写真が無くなってしまったのが悲しい。(ニュアンス)
これが1番辛かったな。大切な部分ってこうゆうとこにあったりするから。

アマンダとのシーンと同じ服装。アマンダと別れた後に
ヴェラに話した…話さずにはいられなかったのかな。
肯定も否定もせずレオの話をただただ聞いて(補聴器をしてなくてほとんど聞こえなかったけど…)抱きしめてあげたヴェラ。
きっとこうして欲しかっただけなんだろうな…
いっぱい泣けてよかったね…

8場  とにかくすっきりした晴れ晴れとした表情のレオ。
レオが1歩歩んたのが分かる。
髪の毛もすっきりあげてるから表情も明るく見える。
うん。パーマいいなぁ♡

圭人くんほんとに演じ分けうまいな…

レオの腕には時計。時間を気にするのも今までになかった。こうゆうとこでも変化が見える。

リリイと話す

ヴェラのパソコン(MacBook)を使ってお隣さんからWi-Fiを拝借して←リリイと話すレオ。
圭人くんの歌を聴けるなんて思わなかったからあんな優しい声で穏やかに歌う姿に会えてすごく嬉しかった。

広い河の岸辺(スコットランド民謡)を英語とフランス語で歌ったよね。

♪河は広く〜渡れない〜♬

穏やかな表情でどこまでも優しい歌声。
そしてリリイへきちんと謝る。
リリイから帰って来て…と絞りだすように言われても
自分のことだけじゃなく、お母さんもリリイもみんなに1番いい方法を考えるって言えるようになったレオは本当に変わった。
外に刃を向けることでしか自分を守れなかった、自分を責めることしかできなかったレオが、人の痛みを知って自分の弱さを受け入れて、痛みを弱さを受け入れてもらえたことで人の優しさを知って人を信じれて人に優しくなった。
ほんとにいい顔してるんだよなぁレオ。

そしてお隣からなにか物音がする。
一瞬躊躇うレオ。
だけど迷うレオはもういない。

ドンドンドン…
大丈夫ですか?ジニーさん!!


おじいちゃんのスーツ姿のレオ。
部屋からは象徴のようにあった自転車はなくなっている。
レオは明日、ここを出ていく。
レオの旅立ち。

ここ、圭人くんめちゃくちゃ着替え大変じゃないかな?
フル着替え…舞台の衣装って着替えやすいようにマジックテープとかだって聞いたけど、ベストまであるしネクタイもしてるし…
ヴェラにネクタイ直してもらうシーン、ここ好き。
ヴェラがレオに都合悪そうに小切手のこと謝るのかわいいし、レオも自分の悪いとこを素直に認めるのもいい。
全部が穏やかで優しくて…

ベックが訪ねてきた時のレオの様子もかわいい。
ベックベック…ってうろうろして、スーツのズボン脱ごうとしたり(イブの日はズボンのベルトがうまく出来なくて「ぶっかぶか」ってめっちゃ不満そうに呟いてたのかわいかったなぁ…圭人くんのこうゆう対応力すごい頭キレるって感じて大好き♡)…あぁーって髪の毛ぐしゃぐしゃにしたり…
いつもと違う自分の姿見られたくなかったのかな?
ヒッピーじゃないから?

最後にベックが両手を広げてレオがそれを受け入れてハグをする。
いいお別れ。
レオはもう後ろは振り向いてなかった。
いつかまた2人が出会ったら…今度は違う未来があるかもしれないな。

ジニーの葬儀のスピーチを用意したレオ。
なんだか最後が締まらない…笑
ヴェラがジニーを語る。そのエピソードをレオはメモに書き加える。
レオの書く顔が微笑んでいて優しくて…
ここで物語は終わる。

書いていてまた幸せな気持ちになっちゃったな。

圭人くんも言ってたけど高畑さんが出てくるとパァ〜っと舞台が明るくなるし、何よりヴェラがチャーミングだったからこそ救われた部分は沢山あったと思う。
あんなおばあちゃんに私もなりたい。

…ん?
なんか最後が締まらないね笑

レオはめんどくさい人だと思ってました!
でもレオは愛に溢れた優しい人でした!
レオの旅立ちに立ち会えたこと幸せでした!!