梅沢富美男のようにピエロを演じられる大人はカッコいい
最近のテレビ番組は新しい収録が行えず、昔放送した内容を放送しているそうですね。
ドラマもバラエティも再放送祭り!
但し、いかにも特集です!って雰囲気を前面に出さず、さりげなく画面の端っこに放送日や収録日を載せていたりするところはさすがの手法。
印象操作に慣れているだけあります。
しかし、演者さんの中にはその印象操作をいい意味で使用している人たちもいます。
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ダウンタウンの浜田さんが司会をしている「プレバト!!」という番組があります。
芸能人が水彩画を書いたり、俳句を詠んだりしたのを専門家の先生に評価してもらうコーナーが人気なんですね。
特に俳句は自信満々で書いた句に遠慮なくダメ出しをされていくわけですが、その指摘するポイントが的確なので(当たり前ですが)、添削後の俳句は実に臨場感のある情景が伝わってくるものです。
そして、この俳句コーナーに最も多く出演されている芸能人が梅沢富美男さんでした。
俳句昇格試験で「永世名人」となっことを祝して「梅沢永世名人襲名披露SP」が放送されていたので一部拝見しましたが、いやはや、この人は凄い人だなと尊敬するきっかけになりましたね!(今まで尊敬してなかったんかい!)
そんなに凄い俳句を詠むのか!と、俳句の凄さに尊敬したわけではありません。
周りの出演者や番組のために‘ピエロ’を演じられる器の大きさに心を打たれました。
年齢的にも、芸歴的にも、本当は大御所として堂々と振舞っておくことも出来るはずなので、言い方はアレですが‘いじってはいけない雰囲気’って作れるはずなんですね。
でも梅沢さんは違いました。
むしろ真逆の対応で、俳句の先生にはボロクソ批判されるわ、共演者にはネタにされるわで、これでもか!ってくらい番組全体でいじり倒されていました(笑)
自分が書いた俳句の短冊がシュレッターにかけられたりもしていましたからね(笑)
でも観ていて思ったのは、あ!この人、自分がいじられる姿が面白くてネタになるって分かっているな、自信満々に答えておいたほうがいじりがいがあるって分かっているな、って途中から気づきました。
シュレッターにかけられるシーンなんて、発言をちょっと間違えれば変な空気にもなりかねないのに、
「なんてことするんだ!ADが掃除するの大変だろうが!」
ですからね(笑)
どんな演出をも笑いに変えていました。
きっと、共演者もスタッフも、そんな梅沢さんの懐の深さを知っているからこそ、堂々と番組を通していじり倒せるのでしょう。
そのために自ら‘ピエロ’を演じている梅沢さんはカッコいいなー( ´ ▽ ` )
他にも、イッテQの出川とデヴィ夫人のコンビもそうですが、みんな懐が深くて可愛げがあるからいじれるのでしょうね。
私も、どんなに年齢を重ねても、周りからいじってもらえるような懐の深さを持ちたいなと思いました!
ではまた明日!
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