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KEITAの論文備忘録~第6章~企業法

模試の成績
第1回 第1問  A    第2問  E ⇒ D
第2回    第1問  A    第2問  D   ⇒ B

はじめて答練を解いたときの印象

論文備忘録も終盤に差し掛かってきました。ここまでいろいろ書いてきましたが、このノートを読んで気になることがあれば、遠慮なくDMください!
 
ということで、初めて企業の論文答練を解いたときの印象ですが、『??!?』って感じです。(笑)
 
法的三段論法というのがあると言うことだけ学んで解きました。短答の勉強では、そんな事例の問題の所在やそれに当てはめる条文など意識したことがなかったので、まじで地獄みたいな答案しか書けなかったなというイメージです。
 
答練の結果も貼っておきましたが、上級答練はほとんど足きりです。笑
一度それなりの点数が取れたなという回はあったのですが、それは本当にたまたまで、取締役会と代取の暗記してた論点が出題されたといった感じです。

勉強の流れ

1~3月:青木先生の論対講義でインプットを行いました。答練は書ける自信はなくても、必ず答練は解いていました。なぜなら、企業法の独特の答案の書き方は習うより慣れよの世界な気がするからです。おそらく企業法は書く力の差が大きいと思います。
4~8月:青木論対レジュメをひたすら暗記することをしていました。青木論対の回転の際にはとにかく条文を引くことを心がけていました。青木論対レジュメは論対集よりも論点の網羅性が低いです。(A論点は確実に押さえています。)その代わり網羅性が低い分、重要性が絞られていて一回転が軽く、回しやすかったです。また、一回転が軽い分、論証の暗記以外に条文を引く余裕が生まれたので、そこはかなり良かったと思います。
 
論文企業の得点力の要素は大きく分けて、
①条文操作(条文の理解)
②論点の暗記
③答案構成(法的三段論法)
だと思います。※個人的見解です。

そこで、現場での対応力を付けるには、①と③が重要です。青木先生の講義はまさしくその2つを重視した構成になっていますね。しかし、論点の網羅性が少し直前期で不安でした。論対集に知らん論点がちらほら散見されたのたからです。しかし、蓋を開けてみると、本試験で出題された論点は青木論対レジュメでカバーできました。なので、今回の本試験からすれば、論点の網羅性は青木論対レジュメで十分だと言えます。
 
ただ、不安になってしまったのは事実なので、もし安心感が欲しいなと言う方は論対集の論点を暗記していくのがいいのかなと思いました。理解(条文操作)の部分に関しては、論対レジュメでも良いのかなと思いました。ハイブリットが嫌な方には、どちらかに振り切ることをオススメします。

※ 来年度以降(2023年目標以降は)は青木論対レジュメの網羅性について改善されてある可能性があります。そこは、しっかりと情報収集して、情報をアップデートしてもらいたいと思います。

本試験の手応え

悪くなしという感じです。気になる表現(点になるか不安な表現)はいくつかあったものの、条文は全て合わせることができました。
青木先生の講義を受けていたことも有り、問題の所在を意識した答案を書くことができ、法的三段論法を意識した答案をしっかりと書くことができました。
そこは少し加点対象なのかなと思います。得点表が返ってきてから、改めて分析したいと思います。

キーポイント

僕の企業法のキーポイントは、まさしく「若杉先生との電話相談」に有ったと言えます。若杉先生との電話相談では、答案を事前に送って、それについて電話相談の際にコメントをもらうというものです。
 
若杉先生との電話相談で、答練の回ごとに改善点を教わるととも、徐々に書けるようになって行くことが良かったです。それが、本番の出来にも繋がったと思います。
 
あと、たまに論点に対する考え方を教えてくれてとても良かったです。
論点に対する考え方というのは、論点の理解に加えて、論点とどのような姿勢で向き合うべきかということも含まれています。すなわち、答案を見せて添削してもらった論点が出題頻度からどれくらい時間を割くべきなのか、あるいは、出題頻度ゆえのどれほどの理解で十分なのかを教えてもらうことができます。それによってどれくらい時間を割くべきなのか、どれくらい論点を理解しておくべきかがわかります。

また、添削してもらった論点以外にもたくさん『この答練のこの論点ができなかったんですけど。😢』みたいな感じで相談しましたが、その論点についてもどう向き合うべきかを教えてもらえました。
 
僕自身、そのことで、『今回の模試の不法行為債権者の論点は本番で気づけるようにしておけば十分だよ。』といわれて、切るはずだった論点を上辺だけ理解しておきました。その結果、今回の本試験で764条2項を気づくことができました。これがアドバンテージになってくれたと思います。
 
また、若杉先生との電話相談に加えて、企業法の論文の書き方に慣れるために、答練は全て解いて必ず提出していました。ここも1つ大事だったと思います。
 
さらに、一度解いた問題でも気になった問題はもう一度、書き直して若杉先生に添削してもらってました。本当に書く感覚を養うといった所に集中していました。なので、とにかく慣れるまで書きまくってました。ただ他の科目とのバランスもあるので、書くことに対する時間の割き方には常に配慮していました。

おまけ:模範解答と違っても気にしない!?

企業法は模範解答と多少異なっても、点をくれる気がします。答練の採点はそんなことはないらしいですが、若杉先生にこの書き方だとどうですか的なことを聞くと、これでも大丈夫的なコメントは何回かもらった気がします。

なので、法律科目と向き合う上でそういった採点官の裁量の部分を理解することが大切だと思いました。その部分を理解することで、書く力も上がってきた気がします。「この表現でもたぶん通るぞ。」といった具合ですね。書くスピードも精度も上がる気がします。

書くスピードが遅かった時は、その裁量の部分がわからず『んー、、、どう表現すれば良いんだろ?』みたいなところでめっちゃ悩んでしまっていたのが原因で遅くなっていたと思います。是非、添削してもらう中で裁量の部分を理解するのがオススメかなと思いました。

さっきから若杉先生を激推ししてますが、正直、青木先生や平木先生と電話相談を行ったことがないだけです。他の先生でも十分そういったアドバイスを得られると思います!!






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