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KEITAの論文備忘録~第5章~財務会計論

この記事を書いてる途中でいまここに書き足してるのですが、今回の会計学午後は異色な出題が多くて、あまり参考にならないかもしれないということだけは断りを入れておきます。読み物感覚として読む分にはお楽しみ頂けるかもなので、気楽に読んでい頂けたら幸いです。

模試の成績
模試①→第3問 C  第4問  A  第5問  C  ⇨B
模試②→第3問  B 第4問  A  第5問  A  ⇨A

初めて答練を解いたときの印象

計算⇒短答の計算力で勝負できるというか、十分すぎる。
理論⇒なんこれ、短答と論文で全然違うじゃん。
 
てな感じです。笑
計算は本当に短答生の方が強いと言って良いまであります。
しかし、理論においては、論文と短答で毛色が全く違います。短答では会計基準の結論の部分が問われるのに対して、論文ではその結論の論拠が問われます。覚えるべき箇所が変わるため、毛色が違うと感じました。

勉強のやり方の流れ

1~3月:計算と理論の両方とも、インプットを論文対策講義で改めてやり直しました。もう一度、短答までに編んだ糸をほどいて、一から丁寧に編むつもりでやり直しました。計算の連結と組織再編は論対講義に付属されてあるワークシートを用いて、2周ほど例題をやりました。
4~8月:計算に関しては短対レジュメの回転に努めました。理論に関しては、渡辺レジュメの加工と論証の暗記です。多くの人はポケ論で覚えていくようですが、僕は知識が断片的になりそうだなと言うように思ったのと、回転させる際に1つの論証ごとにプツプツ切れる感じが合わないなと感じ、レジュメを回してました。どの知識の流れの中の論証で、論証ごとの前後関係はどういったものなのかということを意識しながら回してました。
 
計算は短対レジュメを使っていたのですが、これは答練を初めて解いたときの手応えにある通り、計算に関しては短答期の計算力を維持できれば勝てると言う確信を持てていたために、このような戦略を取りました。また、後述しますが、論対レジュメが肌に合わなかったというのもあります。

本試験の手応え

「概念フレームワーク、、、法定実効税率の公式、、、請求済未出荷契約、、、国際会計基準を適用している在外子会社との連結、、、想定外過ぎる。😢」という感じでした。

 本当に空欄が多く、なんか解いた気がしないというかめっちゃフワフワしてました。今年の論文を受けた多くの受験生というか、ほとんど全員が法定実効税率の公式や請求済未出荷契約の要件の問題については空欄、あるいはなんか書いたとしても思いっきり外してる気がします。
 
 本当にキャッシュフローの個別の間接法から始まり、連結の原則法・直接法まで完璧にした時間返して欲しいなって感じですね。構造論点に財務の時間の半分以上かけたと言っても過言ではないので。

キーポイント

キーポイント、、、難しいですね。。。今回、自己新株予約権や概念フレームワークといった想定外の出題が多かったということを考えると、やっぱり『広めに対策しておく。』というのは重要なのかなと思いました。

「想定外の出題をされても受験生は文句を言えないな。。。」と言うのは常日頃感じながら対策していました。なので、僕は、自己新株予約権も本試験まで5,6回ぐらいは解いていましたし、概念フレームワークも、意思決定有用性に始まり、直接支える意思決定との関連性と信頼性、それらが充足すべきことは情報価値の存在、情報ニーズの充足、、、といったように、ある程度、体系的な暗記は心がけていたので、第三問の概念フレームワークの出題には最初は「えっ!?」って感じでしたが妙に冷静さを保つことができましたし、しっかり守り切ることができました。自己新株予約権の仕訳も両方勘定科目まで合わせることができました。

このように広めに対策しておくというのは1つ大切なのかなと思いました。

で、話を変えまして、1つ反省点があります。
 
それは器用に論点を押さえるための仕組みを作ることができなかったことです。要するに網羅的に論点を押さえるための仕組み化がしっかりできませんでした。
具体的に言いますと、論対レジュメでインプットをやり直した際に、収益認識の単元で『知らない、あるいは、理解が甘いと感じた論点』について、上手く回転対象に入れることができずに、本試験では収益認識の仕訳が全滅してしまいました。
今回の収益認識の仕訳問題は埋没であると言われていたものの、取れればかなりのアドバンテージが得られます。なぜなら、今回の第四問は存在しないと言って良いほど埋没が多かったからです。そして、その問題は、ちょうど僕が『知らない、あるいは、理解が甘いと感じた論点』の問題で、なおかつ、短対レジュメを回転させている際にも論対レジュメにもう少し違う論点あったよなと感じていました。なので、まあ、めちゃくちゃ悔しいわけですよね。(笑)
ただ、短対レジュメも決して網羅性は低くないので、あえて、論対レジュメに戻ることはしなかったと言うのが本音ですね。

んーーー。。。
 
大雑把な性格が、裏目に出てしまいましたよね。(笑)
今の僕が、そのときの僕に助言を掛けるとするなら、『知らない、あるいは、理解が甘いと感じた論点』はとにかく付箋か何か貼っておくか、回転教材に書き込みを入れなさいと言うのかなと思います。
 
しかし、ここにも一個難点があって、論対レジュメって回転しにくい印象だったんですよね。連結と組織再編はワークシートが付されてあったので、回転しやすかった印象ですが、個別論点とキャッシュ等の構造論点は例題も「仕訳を切りなさい。」とか「キャッシュフロー計算書を作成しなさい」という感じでかなり丸投げされてある印象でした。(笑)
 
正直、個別とキャッシュにもワークシートが付いていたら、神教材だったなという印象です。

※ 網羅性と講義のわかりやすさは申し分ないくらい完璧でした。
 
そういったこともあり、インプットが終わった段階で急遽、短答対策レジュメに切り替えました。最初から教材のプラン(何を回転教材とするか?)が定まってなかったというのが今回の収益認識の仕訳の取りこぼしに繋がってしまったと感じています。なので、回転教材はあらかじめどうするかと言うことは、インプット開始前から決めておきたい所です。その回転教材に『知らない、あるいは、理解が甘いと感じた論点』を一元化するのがベストです。
 
めちゃくちゃ当たり前のこと言ってますね。(笑)
 
会計学に関しては、以上ですかね。
 
本当に勉強していて思ったのですが、財務の論点は無限にあります。
 
今回の収益認識の問題も「コントレに載ってないぞ!!!」という意見も散見されました。あの網羅性に定評のあるコントレでも載ってない論点なんてたくさんあるんだと思います。だからこそ、今使っている教材に載ってる論点を完璧にしながら、+αの部分で知らない論点に遭遇した際には、都度覚えていくイメージで良いのかなと思います。
 
いうても、今回の収益認識の仕訳はできなくても合格できると思うので。
載ってない論点に目を光らせる勉強だけはして欲しくないと思います。


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