見出し画像

ロックンロール

2023年3月21日に新栄CLUB ROCK'N'ROLLでライブをした
別にライブ自体はやってたけど、この日は約10年ぶりのライブ
シャビーボーイズとしてライブをやった

話は飛ぶけど
僕は昔、バンドマンになりたかった
ミュージシャンじゃなくてバンドマンに
言葉の意味とか、職業としてどうとか、
そう言うことじゃなくてただ響きとかニュアンス的に
自分にはバンドマンという言葉がしっくり来ていた
ハイエースに乗って全国回る姿が
昔見て好きだった裸の大将みたいで憧れがあった

高校生の自分に飛ぶ
部活でサッカーに夢中だった僕は
サッカー部の時も、とにかく大きな声を出してた
なんなら声の大きさでキャプテンになったと言っても全然過言じゃない

部活を引退したあと、高校3年の文化祭で初めてシャビーボーイズとしてライブをした時も
とにかく大きな声を出した
他のメンバーが楽器のセッティングをしてる時に
僕は1人、ゆずの「嗚呼、青春の日々」を大きな声で歌った
ライブの本編もそりゃもう大声でやった

大学3年の終わり頃に全国流通させるミニアルバムをレコーディングするために
東京に行った時、
バカみたいな話だけどそこで初めて歌にはメロディがあるんだと知った

それまでの僕はある程度曲のイメージはあるけど、
その時々でメロディの節を気分で変えたりしてた
とにかく大きな声が出せれば満足だったから、それが楽しかったんだと思う
そのせいでボーカルのレコーディングだけ予定通り終わらなくて
後日録り直しになった、めちゃくちゃショックだった

大学を卒業したあと、歌にはメロディがあることを当然理解して
その上でとにかく大きな声で歌って
バンドマンになりたくて、
メンバーが抜けても、またメンバーが抜けても
3人になっても、
新しくメンバーが入ってくれて4人になっても
とにかく僕は大きな声で歌った

けど、シャビーボーイズは解散して
僕は1人上京してドキュメンツというバンドを組むけど、
それも無くなってしまって

今僕は舞台に立たせてもらったりとか
自主制作の映画に出させてもらったりとか
弾き語りをしたりとか
色んなことをしてるけど

それもこれも考えてみると
自分の初期衝動って大きな声を出す
ってことなんじゃないかなって気付いた時がありました

大きな声を出して
僕は、俺は、自分は
ここにいるぞ
と伝えたいだけなんだと気付きました

承認欲求と自己顕示欲がそんなにある事が意外だったけど
それ以外の言葉が見つかりません

だからって訳でもないんだけど、
僕らはここにいたよ
じゃなくて
僕らはここにいるよ
な感じにしたくて
別に活動を再開するわけでもないのにシャビーボーイズは新曲を2つもやりました

当たり前すぎてメンバーには言わなかったけど
僕だけ東京にいて名古屋までの移動とかそりゃ確かに少し大変だったけど
けど、10年ぶりのシャビーボーイズはめちゃくちゃ楽しかった
スタジオもライブも

自分の話ばかりしてしまいました
新曲の経緯みたいなのは高津の方の日記に書かれてたのでそっちを参照してください


あの日観に来てくれた人、気にかけてくれた人、心からありがとうございます
久しぶりに会うはずなのにそんな感じがしない
とは新曲の一節ですが
まさにそれでした、凄く嬉しかったです
新栄CLUB ROCK'N'ROLL、30周年おめでとうございます、貴重な機会をありがとうございました
そして一緒にライブをしてくれたTHE  CAMP、復活おめでとう

歌でも芝居でも、なんなら文章だって
とにかく今の僕は何でも良いから大きな声を出したい
で、転がり続けたい
これからもよろしくお願いします

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?