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【人が集まる場所】


こんにちは!
ケーキを食べたお客さんから、「ケーキ屋さんになれる!」と太鼓判を押されたにぼしコーヒー店主です。


さて、
今日は「カフェって結局コミュニティーよね」というお話です。


お店をやりたいと思っている人で、
「みんなで集まれる場所をつくりたい」と言っているのを聞くことが少なくないのですが‥


結果的にそうなれば良いけれど
はじめからそこを目指しちゃダメよ、ダメダメ。
#日本エレキテル連合

NPO法人とかが運営するいわゆる『コミュニティーカフェ』はうまくいっていないケースが多い。

(コミュニティカフェとは
https://en-park.net/words/7959)


「はい、ここみんなで集まれる場所ですよ〜どうぞ〜」

と言われても、行きたくなる魅力的な何かが無いと
なかなか行こうとはならないですよね。

近所のコミュニティセンター"ふらっと中町"もこれに近しい匂いがする(笑)


「地域の人が集まれる場所をつくりたい!」という心持ちは良いとして

そもそもカフェとかお店って人が来る(集まる)場所じゃない?


カフェなどのお店はコミュニティの生まれやすい場所なので、わざわざコミュニティカフェとかを全面に出してそれをゴールにしてしまってる時点でなんだか変な感じがする。

コミュニティのできるカフェをやりたいです!と言うのはなんていうか‥

「コーヒーを売るコーヒー屋になりたいです!」

「有名な有名人になりたいです!」

と言ってるような。
#無名な有名人は居ない

♪今日は私のmy graduation〜♪って言ってるくらいに変。
#SPEEDね


それより先に
ちゃんとお店として日々経営していて
魅力的な商品を提供していて
またお客さんに来てもらう努力をしていて

その結果、また来てくれるお客さんもいたりいなかったり。

これの繰り返しを毎日毎日続けていくうちに
たまに来るお客さんの数が少しずつ増えてくる。

時間をかけて積み上がっていくものなので、

「場所をつくりました、さぁ集まりましょう!」
と言われても

「なんで?」となっちゃう。




毎日くるお客さんや

いつもの曜日に決まって来店するお客さん

近くまで来たので寄ってってくれるお客さん

一年ぶりくらいに帰ってきた外国人夫婦と子供たち

待ち合わせをしてお茶するお客さん

初めて来たお客さん

ラテアートを見たいお客さん

スイーツを楽しみに来てくれるお客さん、、。

老若男女



いろんな理由でたまたま一箇所に集まったお客さん同士、
話をするキッカケが生まれて知り合いになって
また次に会ったときは挨拶ができるようになり

今度は一緒に店に行く約束をしてみたり
店の外でも会って遊ぶようになったりして

だんだんと 少しずつ
人間関係・信頼関係が積み上がってくる。

そうやって時間をかけてコミュニティーのようなものが出来上がってきている気がします。

お願いしてできるものではないし
押し付けるものでもない。

作ろうとして作れるものではないんですね。

お客さんが集まる魅力的な場所を提供し続けることが、結果的にコミュニティーを形成していく。

だからこそ
日々の営業を大切にしていきたいと思っている
にぼし店主なのでした。
#今日のわんこ風

それではまた!

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