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【岡田啓佑のNY日記/24日目】2019/10/17(木) "ヒップホップの未来"

ニューヨークは曇り。
スーパーで買った、70セントくらいの大きなバナナを食べる。1本でけっこうお腹いっぱいになる。1ドルピザよりはヘルシー。

ジャズは、100年かけて、踊るための音楽から、聴くための音楽に移行した。

ヒップホップは、まだ踊るための音楽の要素を残しているが、いずれ聴くための音楽に移行するだろう。

要するに、ビートのないヒップホップが主流になるということだ。

演奏される場所もクラブではなく、コンサートホールになる。

クラシックの殿堂の会場で、ヒップホップが演奏される日も、遠くはない。

そのとき、私が2019年からビートレスのヒップホップをやっていたという事実は、強みになるはずだ。

パイオニアになれる。

逆にいうと、人と同じことができない人は、パイオニアになるしかない。

774 Amsterdam Ave New York, New Yorkにある、sunrise izakaraの落成式へ。ニューヨーク在住50年の、ミキさんと出会う。

日系3世で、ハワイから5年前にニューヨークに移住してきたという方に会う。

ニューヨークは日本と違って自由だから楽しい、という話を聞く。

しかし友人のニールは、むしろ日本の方が自由だ、と言っていた。

誰もが、自分に合った環境で生きていけたらいいと思う。

ビールをたらふく飲み、とんこつラーメンを食べたのに、なぜか会計が6ドルだった。なんか知らんが、得した!

そこで出会った、この居酒屋の内装、外装のアートディレクションを手がけているグラフィックアーティストのshiro oneさんに、まさに今夜ブロンクスで、ヒップホップのオリジネーター、cold crush brothersがライブをしていると聞き、すぐさまブロンクスへ向かう。

彼らに会えるということは、

ジャズでいうと、ルイ・アームストロングに会えるということだし、

クラシックでいうと、
バッハやベートーベンに会えるということだし、

ロックンロールでいうと、
チャック・ベリーやエルビス・プレスリーに会えるということに等しい。

長く続くジャンルは、オリジネーターが亡くなっているが、ヒップホップの歴史はまだ50年にも満たないので、オリジネーターがまだ生きていて、現役で活動している。

それをこの目で見られるということは、奇跡だ!

96stからBXへと上っていく。

shiro oneさんはcold crash brothersと親交があるらしいのだが、それ自体が凄すぎる。

先日はcommonに会ったし、ヒップホップの神さまに、今日も導かれている気がしてならない。

ブロンクスミュージアムに到着し、なんかやってるパーティに参加してみるも、ヒップホップレジェンドがどこにいるかわからないし、なんか普通のパーティだった。

???と思っている間に、パーティは終わった。

なんだかよくわからないが、レジェンドには会えなかった。

なんだこのオチ、、

仕方がないので、パーティでタダで食べられるごはんを、しこたま食べる。

???と思いながら、ブロンクスからダウンタウンに下っていき、オープンマイク、yosemicの会場に着いたらもう終わっていた。

レジェンドには会えず、演奏もできず、トホホな感じだったが、yosemic主催の皆様と合流できて、一緒にご飯を食べ、そのあと朝までビリヤードをして遊んだ。みんなありがとう!

ビリヤードは、はじめてやったが、楽しかった!

taitoさんが近所だったので、一緒に帰る。

彼はいつもいろんなことを教えてくれる。

彼は私の宿の近所のカフェでよくお茶をしていることが判明した。

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