ケチなやつは結婚も出世も人脈も出来ない話1

反面教師にしないとなーと思って書こうと思う。

そのケチで独身で平で人脈の無い人、「彼」は現在アラフィフのテニスサークルのリーダーで昔は20人以上集めて4コート予約し、1コートは初心者用にして率先して教える面倒見の良い人だった。

ラケットを貸してくれた上持ち方から教えてくれるので初めて来た初心者は非常に満足して次回も来たいと評判だった。

2回目の終わりには「継続するならラケット買った方がいいよ。一緒に買いにいこうか」とその人の属性を見ておすすめのラケットも教えてくれた。

しかし3回くらいすると来なくなる。

何故なら社会人サークルに初心者で来る大半の人は運動不足解消のため、最低限ルールを理解した上で試合(ゲーム)をしながら学んでいきたいと思っている。変なクセが出るだろうが別に部活じゃないし大会を目指すわけでもない。

バーベキューに誰かが持ってきたバドミントンで遊ぶ感覚だ。


自分のやり方にこだわり人が定着しない

しかし彼はなかなかゲームに参加させない。そして、自分のやり方に固執する。

そのやり方が終始一貫しているなら問題ないのだが、YouTubeで見た新しいやり方を取り入れ毎回言う事が変わる。

そしてまだ細かい差が分からない素人にその動画を送って見るように言う。


また、勧めてくるラケットも、初心者はクセの無い(ある意味面白くない)定番モデルを持つべきだし、なんなら愛着持てるデザインや色で選ぶべきだが、彼は自分が興味のあるモノをオススメしてくる。

テニスラケットは一般的に新品定価が3万円強で、これから始めようかと思う人には少し敷居が高いのだが、1年かけて半額まで下がる。

1万円代後半ならまぁ新しく始める趣味に投資出来るだろう。

しかし勧めてくるのは中~上級者向けツアーモデルで4万円近い最新モデルだったりする。

初心者だからラケットの差なんて分からない。お手頃価格でデザイン良いのあるけどテニスサークルリーダーが推してるもの買わないと失敗するかな?と思うが高いし好みのデザインでも無い。

悩んで、いつまでもラケット借りにくいしリーダーのおすすめ買わないとサークルに行きにくいし行っても練習ばかりだしと来なくなる。

なので残るのは古参ばかり。

そんな中、「私」は内輪感が出ないよう新しい人が来たら率先して話しかけ、冗談っぽく「彼が言う事はコロコロ変わるしあまり考え込まず気楽にやればいいよ。」と言っておいた。


お金に細かいというかケチ

テニスコートは当然有料だしボール代もあるので、参加者で割る。

そうすると例えば一人あたり720円とかになる。

彼はそこで800円徴収する。まぁコート取ってくれている手間賃もあるしそれくらいは当然なのだが、その後のご飯で3210円だった場合も3300円回収する。

私ならさっき80円多く回収しているのでここは3200円にしそうだがまぁいいかなって感じなのだが、小銭が100円しか無い事もある。

普段キャッシュレスで小さい財布を使っておりあんまり小銭を増やしたくないので今日は3100円でいいかというとダメだという。

普段から多めに出し、私が支払いを行う際は端数を切って請求していたのでマジこいつケチだなと思いながら4000円出し、全部100円玉で800円渡された。(小銭集めまくっているので彼の財布がパンパンなのだ)

以前一人あたり3000.5円だった事がある。

さすがにこれは3000円でいいだろうと思って渡すと

「いや、、3千、テン、5円。」と言ってくる。つまり足りないというわけだ。

ちょっと呆れたが3100円渡した。

逆に誰かが現金なくて「カードで払わせて!」となった場合は3962円だった場合スマホの計算機画面を見せ、1円単位で払っていた。

ちなみに当然他のみんなは4000円渡していた。

こういう事をやるので、彼がケチなやつだというのは初めて参加した人でも分かる。

お金以外の面でも端々から「あー、この人ケチだな」と分かるのだが。


彼は婚活もしていて、このテニスサークルに何度か婚活で知り合った女性を連れてきた事がある。

私もケチだが悪い人では無いのでアシストしてあげたいと思っていた。

「彼の事をどう?」と聞くと「うーん、ないかな。」

「なんで?」「いや、ケチだからw」みたいな会話があった。ここでケチを否定するより笑いに変えて「なんでバレてんのよw」「まぁそういうところもあるけど夫だったらケチくらいの方がお金溜まっていいでしょ」という流れにした。

しかしどう伝わったのが、私が彼をケチだと言いまわっていると思われたようだ。

本人からするとケチなのは古参メンバーの一部にしかバレていない。というかケチではないと思っており、新参者がそういう風に思うなら私が吹き込んだんだろうという理論だろう。

続く



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