見出し画像

職業は人を幸せにしてくれない

高校の進路面談だったり

大学の就活の時だったりに

多くの人が直面する質問


将来何になりたい?


医者、弁護士、社長、プロサッカー選手…

小学生の頃にはすぐに口にできたけど


高校生・大学生くらいになると

恥ずかしさも相まってか

将来のやりたいことやなりたい職業を

口にできなくなっているように思います。


そんな中で

「俺はトレーナーやりたい!」

「先生になって部活の顧問を持ちたい!」

とか明確に言えちゃう人を見ると


「やりたいことが無いのってダメなのかな」

「いいよな、やりたいことがあって…」


ってそんな想いを感じるかなと思います。


僕自身、教員を目指して

大学も教育学科がある
大学に進学しましたし

小・中高の教員免許を取得して
卒業するくらいには

ちゃんと勉強をしていました。


大学卒業に必要な単位数124単位を

大きく超えて180単位以上を
取得して卒業したのに

なぜ教員をやらなかったのか??


会う人会う人に散々聞かれました。


僕が教員を目指していた理由は

子どもは好きだし、教えるのも好きだし

ずっとやってきた陸上に関わりたいから


教員になったら幸せになれると

思っていたんです



自分の好きなことだらけなわけですから

その職業に就けば幸せになれると

そう思っていたんです。


でも色々な人に出会って


「職業」は人を幸せにしてくれない


ということに気づかせてもらえたんです。


僕は教員になったら・・・・

子どもと毎日楽しく授業ができて

部活もやりがいもって取り組めて

公務員だから安定した給与がもらえる。


だから幸せに暮らせると思っていたんです。


でも実際は

学級崩壊が原因で授業ができなかったり

持ちたい部活じゃなかったり

給与は一定で変わらなかったりと


そういった現状から

その教員を辞めていく人もいるわけです。


僕は教員という職業に就けば

自動的に幸せになれると思っていましたし


教育を学んできたわけであれば

教育を生かさないのは
もったいないとさえ思っていました。



ただふと周りを見渡せば

どんな職業であっても

いきいきと仕事をしている人もいれば

いやいやに仕事をしている人もいるわけです。


僕は自分が目指していた
教員という職業に対して

良い面しか見えないような
眼鏡をかけて見ていたんです。



これって多くの人が
陥っていると思うんです。


自分の憧れた職業や気になっている職業の

良い面ばかりが目に付いて

悪い側面は「でも、ここなら」
って楽観視してしまう。


そして「この職業だったら幸せ」
「この企業なら幸せ」

という考え方で進路を
選択していくのかなと思うんです。


「職業」は人を幸せにしてくれない


どの企業に行こうがどの職業に就こうが

楽しく働いている人もいれば

嫌々働いている人もいる。


楽しく働いている人たちの特徴は

「職業」は人を幸せにしてくれない

ということを自覚しているからだな
と思うんです。


だから企業を選ぶ時にも
職業を選ぶ時にも

自分を幸せにするのは

自分自身であると自覚をして


企業や職業を通して

自分がどうなっていけば幸せか

どういう状態になれれば幸せなのか



ここを考えられれば

選択をしたあとの

「こんなはずじゃ…」は
減らせるのかなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?