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情シスは机上の世界じゃない!! リアルな世界を感じろ!!~中小企業診断士試験-情報システム-~

はじめに

このnoteでは中小企業診断士試験の情報システムについてお話したいと思います。私は一次試験二回受けたんですけど、一回目の情シスは42点と見事不合格でした…

二回目の挑戦ではいくぶん試験が易化してくれたおかげで70点超えましたけども、なかなか強敵でしたね~。
この科目、みんなが苦手とする理由として、
略語や慣れない用語が多くて、理解はもちろん暗記もうまくいかない。
仕事であまり関係ないし、二次にも直結しない科目だから勉強してにも身が入らない。
っていうのが大方の理由だと思います。

ですがっ、そんなことではいけません
世の中もはやビジネスでもプライベートでもIT無しではいられませんからね。
TACのスピテキでも情シスは年々そのページ数が増えており、10年前と比べると約1.5倍増しとなっていますし。

二次に直結しないからといって手を抜いていると、
ヘタすると足切りにあってしまう可能性もはらむ要注意科目であることは間違いないです

そこで、
暗記に頼らない情シス対策として以下の2点、
1.出来るだけエピソード記憶で覚える。
2.世の中ITを軸に動いていること意識する。
これらに取り組むことで、情シス学習が無機質なものからリアルなものとなり、暗記頼りの状態から一歩前進出来るはず

……ということでここからは情シス学習内容で出てくるIT技術が、
どのようにリアル世界で話題となっているかご紹介しますね。
ぜひ知識としてインプットした後は、ご家族や会社の同僚の方にドヤ顔で説明してみて下さい。
あなたのより一層の記憶定着につながる事間違いなしです。

5大装置


コンピュータに関する基礎的知識の中でも基本中の基本である5大装置ですが、
皆さん、ちゃーんと五つ言い当てられますか?

…そうですね、

①入力装置
②出力装置
③記憶装置
④演算装置
⑤制御装置

の五つことを指しますね。
その中でも入力装置について最近話題になっているITはこちらっ

【スマートスピーカーの普及】

「OK グーグル、明日の天気を教えて!」

「アレクサ 音楽をかけて!」

と、こんな感じで人が話しかけた音声情報をインプットして、
アウトプットまで実行することが出来るデバイスをスマートスピーカーと呼びます。
今まではマウスやキーボード、タッチパネルが入力装置の主役でしたが、今後はこの音声入力も急速に普及していくと言われています。
このスマートスピーカー市場の主導権を握ろうと、三つ巴の戦いを繰り広げているのがGoogle、Amazon、LineのIT大手企業です。
スマートスピーカーを利用した消費者リアルデータ争奪戦が、音声入力装置の発達によってまさに活況を迎えています。

セキュリティ(暗号化)


セキュリティ対策の中でも暗号化は試験でも頻出論点です。
共通鍵や公開鍵や電子署名の仕組みは、慣れないとこんがらがってしまう方も多いのではないでしょうか。
暗号化技術について今巷でよく聞くIT技術はこちらっ

【ブロックチェーン】

仮想通貨の根幹を担っている技術にブロックチェーンと言われるものがあります。このブロックチェーン、実は仮想通貨のみならず、AI など次のコンピューター革命を起こすであろうすんごい技術なんです。
でもね、
ブロックチェーンの仕組みは実は従来から存在していた公開鍵暗号方式やハッシュ関数、電子署名や分散型システムなどを組合せることによって、成り立っているんですよ
インターネットの課題であった「信頼性」を解決するので今後フィンテックやIoTなど様々な分野でも活用することが期待されています。
AI技術に関しては欧米や中国にだいぶ先を越されてしまっている日本ですが、実際にAI技術を普及させる為に必要なブロックチェーン技術はなんとか世界に食らいついています。
ここをしっかり取り組んでいくことが、今後日本が世界で存在感を見せるためには必要と言われています。

ネットワーク犯罪の手口


ネットワーク犯罪の種類、「盗聴」「なりすまし」…くらいまでなら、なんとか覚えられるけど、フィッシングやら踏み台やらになってくると、わけわからんって人、多いですよね。
自分はネット被害に合わないと思っている方は要注意、皆さんの中でも利用している人が多いであろうあのSNSが今大問題となっているのはご存知ですか?

【フェイスブック個人情報流出】

日本のニュースは森友問題ばかり取り上げていますが、
アメリカをはじめとする世界で今話題となっているのはモリでもカケでもなく、
SNSサービスの王者フェイスブックにおける最大8,700万人にも及ぶ個人情報流出問題です。
CEOのザッカーバーグ氏がアメリカ議会の公聴会で証言するほどにエライ騒ぎとなっています。
この問題が判明して以降フェイスブック社の時価総額は、
一時約800億ドル(約8兆4,000億円)も減少したというからもう桁違いですね。
個人情報が流失してしまった原因として現在考えられているのが、
フェイスブック上で紹介される性格診断アプリに扮したスパイウェアだと言われています。
…スパイウェアについては情シス勉強している皆さんならすぐわかりますよね!
スパイウェアとは、スパイウェアソフトを利用してしまったユーザーの個人情報を、ユーザーの知らぬ間に抜き取ってしまう悪質ソフトのことでしたよね

プログラミング


「プログラミングとはコンピュータが処理する手順をプログラム言語で記述したもの」
って言われても…低水準や高水準、手続型に非手続き型、スクリプトにマークアップ…などなど、
種類が沢山あるし実際プログラミングしたことなんてないからわからん
…って方多いんじゃないですかね。でもね、いよいよプログラミングも義務教育で学ぶ時代になってきたようですよ…

【習い事ランキングでプログラミングが上位に】

親が子供に習わせたい習い事について、教育事業を営む(株)学研が昨年末に調査したところ、習い事の常連であるそろばんや習字、体操を抜いてプログラミングが上位に食い込んできました。

今後プログラミングを小学校の授業で展開する方針がほぼ決定していることもこの結果の一因といえます。
でも勘違いしてはいけないのは、国はプログラマーを養成することを目的としているのではなく、
子供たちに「プログラミング的思考」を学ばせる意図があるそうです。
プログラミング的思考とは、物事には手順があり手順を踏むと物事をうまく解決できるといった、
論理的に考えていく力のことだそうです。
とはいえプログラム言語は多少なりとも使うでしょうし、
近い将来子供たちから「ねーねーPython教えて~、PHP教えて~」とか言われる日が来るんでしょうかね…
…ということで習うより慣れろってことで、簡単なプログラミングを学習出来るサイトがあったのでご紹介しますね。
コードモンキー https://codemonkey.jp/ ※お子様のいる方は一緒に楽しむことが出来る学習コンテンツとなっています。

クラウドコンピューティング


仮想化技術を利用してユーザーがネット上のハードウェアやソフトウェアなどその所在や構造について気にせずに、
柔軟に利用出来る仕組みのことですね。では実際の企業はこのクラウド技術とどう向き合っているのでしょうか。

【クラウドサービスの普及】

情シスのテキストには、パッケージソフトのメリットとして自社開発よりも安価であるとよく書かれていますが、
実際の中小企業には余裕なお金なんてなくて、パッケージソフトでも高額と感じてしまいがちです。
そこで近年のITサービスは高価なパッケージソフトから、
クラウド技術を使った安価な月額利用モデルのものにシフトしてきています。
特に中小企業向けのBPO(Business Process Outsourcing)サービスは、
多くの事業者が参入してきており年々サービスの質が上がっています。
総務省の統計でも年々クラウドサービスを利用する企業は増加しています。


あとがき


IT技術がどのように変革を遂げようとしているのか?それによりどのような問題が生じているのか?
そういったリアルを意識するとたちまち情シスを学ぶ「必要性」が生まれます。
この必要性が強い学習意欲をもたらしますね。
ぜひとも世の中でどんなITニュースが日々流れているかチェックしてみてはいかがでしょうか。
いつもながら回り道が好きなわたしの学習スタイルですが、あなたに少しでも参考になれば幸いです。


最後にITトレンドを気軽にキャッチできる情報サイトを以下にご紹介します。
空いた時間にサクッと情報収集してみては??
・日経×TECH
日経BPが運営する日本最大規模のIT関連メディア


・TechCrunch
海外の先端事例なども豊富


・IoT NEWS.jp
IoT関連のメディアで製造業関連記事も多い

以上です。


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