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鳴り止まない

こんばんは。みなさん生きてますか。
自分は研究室が再開して最初の1週間は適応できず、死んでましたね。

さて、昨今の配信ライブはどうですか。自分はドロスやらエルレやらを最近見ました。
配信ライブの良い点として、交通費かからない、チケ代が安いなど色々あると思います。
楽しいっちゃ楽しいのだけれども、何かが物足りない。先週の金曜日半年ぶりにライブハウスにバンドを見に行ってそれが何か分かった気がしました。

見に行ったのは、「Maki」
先週の水曜にタワレコで新譜が出てるのを見かけて、たまたま買いました。日本詞っていう情報のみで買ったのでほぼジャケ買いのようなもんでした。
いざ聞いてみると疾走感あるメロコアの中に日本詞が 上手く乗っかっていてドストライクなバンドでした。歌詞カードに名古屋でのリリース記念LIVEをやるという紙が入っていて、せっかくなので見に行くことにしました。

会場に着くと、40人以上並んでて意外と多いなと感じました。名前も知らないし、話したこともないけどよくライブハウスで見かける人が何人もいて、懐かしさを覚えました。

そして、ライブハウスへ入場。足元にマークがあってそこから動いちゃダメという仕様になっていました。開演までとりあえずすることもないのでコーラを飲む。

19時半ジャストに開演。いきなり5曲連続演奏で驚かされる。ペース速すぎ。後半のMCがめちゃくちゃ良かったです。

「歌い続けるバンドがいないと終わってしまう。音楽はずっと鳴っていなかったらダメだと思う。イヤホンの中だけじゃそれはバンドじゃなくてCDの音楽。ライブハウスで聞けるのがバンドの音楽。僕らはやり続けるだけ。バンドってものを見せて帰ります。」

「ついこないだライブハウスが無くなってしまった。やっぱり音を鳴らす奴がいないと、ライブハウスを求める人達がいないとライブハウスは終わってしまう。それなら俺達はどうするのか。俺達と今見ているあなた達が声を上げないとライブハウスは無くなってしまう。僕らMakiっていうバンドが歌います。ライブハウスを守るためにどこだって行く。だから一緒に守っていきましょう。」

LIVE初見でここまで心揺さぶられるバンドは久しぶりだった。すぐに音源買ってツアーも申し込みました。

そしてLIVEが全て終わって色々なことに気づきました。
研究室抜け出して駅までの運転。名駅の地下鉄の乗換。地下鉄から地上に出た時の感覚。栄の街並み。ライブハウスの行列。謎に高いドリンク代。開演までのワクワク。拳を突き上げる感覚。終演後のアンコール待ち。ライブハウスから地上に出た時の開放感。酔っ払いだらけの街。翌日残るスタンディングの筋肉痛。

これが本当のLIVEだなと再確認しました。配信ライブに物足りないものはこれら全てなのだと。この感覚を思い出させてくれたMakiには本当に感謝しています。

少しずつだけどライブハウスに音楽が戻ってきている。とてもとても嬉しい。元に戻るまでまだまだ時間はかかるだろうけど、自分はライブハウスに通い続けてその時を待ち続けます。では。

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