2020年 天皇賞(春)の自転車的回顧
2020年5月3日 天皇賞(春) (GⅠ)
優勝馬 フィエールマン
1番人気のフィエールマンが、スティッフィリオと叩き合いの末、ハナ差で優勝しました。
フィエールマンはスピードが上がるにつれて、どんどん重心が低くなっていきます。
ハンガーが下がっている自転車に例えることができます。
ハンガー下がり
パドックではバネがありそうでしなやかな馬体を披露していました。
返し馬は、入り際は少し煩い所を見せていましたが、走り出すと落ち着いてジョッキーとの折り合いもついていました。
レースは、ダンビュライトとスティッフィリオとキセキが好スタートを切り、ダンビュライトが先手を取りました。
フィエールマンは中団のやや後ろに位置取ります。
1周目の正面スタンド辺りで、キセキが掛かり気味に前に行き、ダンビュライトを交わし先手を取ります。
そのままの隊形でレースは進み4コーナーに差し掛かります。
キセキが逃げ切りを図るところを、内にユーキャンスマイル、中団からダンビュライトとスティッフィリオが脚を伸ばします。
さらにその外をミッキースワローとフィエールマンが迫り、先頭に立ったスティッフィリオとフィエールマンが叩き合います。
叩き合いをハナ差制し、フィエールマンが天皇賞(春)を連覇を達成しました。
2020 天皇賞(春)
©jraofficial
今回のフィエールマンの走りは、武雄記念3日目の合志正臣選手(熊本)の鋭い差し脚のようでした。
4月25日(3日目)武雄4R
S級選抜2025m(5周)
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