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ゆいとの日常 #1

学校から帰宅後、ゆいが突然私の部屋にやって来ました。
昨日のことが尾を引いているのでしょうか…

「どうした、ゆい」
「ん、おにいと話したかっただけ」
「なんだよ笑 普段そんなこと言わんじゃん」

それにはゆいは何も返さず、ソファに座っている私の隣に座り、ずずっと近づいてきました。

「ちょ、ほんとに何よ笑」
「んー、おにいのところいたいのー」

甘えてるのか??これは
ゆいは私の肩のところに顔を乗せて、すぅっと鼻で1呼吸すると体をだらんとしました。
ゆいの思惑が分からない私は少々戸惑っていたのですが…

「……おにいのね、匂い、落ち着くの」
「…おにいが、大学でいなくなっちゃったとき、寂しかった」
「…でも、戻ってきてくれた。最初はおにいも、よく分からないけどこころの病気でどうしていいか、よく分からなかったけど」
「やっぱりおにいは、おにいだった」

ブラコンが治っていた訳ではなくて、私の病気のことを気にして彼女なりに距離を開けていてくれた、ということみたいです。

「こういうの、もうゆいも11歳だから恥ずかしいことかもしれないけど……たまに、してもい?」

「ゆいがそれで落ち着くなら。俺だって嫌じゃないよ。病気のことは気にしなくていい」

「……ん、おにい、ありがとね」

そのまま20分くらい、2人でだらだらお話しました。その流れで見える子ちゃんの未視聴回、2人で見たんですけど、アニメなのに結構怖がってて…

そんなゆいが、愛おしいです。

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