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モチベが無くなるわけねえだろ(松元泰治・中距離)

 こんにちは.中距離四年の松元泰治です.僕なりに四年間で思ったことを最近読んだ本や映画で印象的だったところと絡めて紹介しようと思います.僕が大事にしている考え方を書いているので,参考程度に読んでもらえれば嬉しいです.


何もしないには長すぎるが,何かするには短過ぎる
 いきなりですが,四年間はすぐ終わってしまうということです.しかも,それは絶対的に時間が短いという事実だけでもないようです.
“目指す価値のあることがどれほど多くあり,それらを達成するのがどれほど複雑で困難でありうるかということと比べて,私たちは短い時間しかないという事実が重要である.”
 例えば,やりがいのあることが2,3個しかなくてしかも一回1分で終わり.五回も練習すれば達成できるのなら,四年間もあれば十分で,一年間でもいいくらいなのです!これならなにも用心しなくていいわけです.しかしそうはいかないわけですよね.
“やることがあまりに多く,適切にやるのがあまりに難しいからこそ,用心しなければならない.”


振り返ると,目標を設定するときに,賢い選択を全然していなかったことに気づく
 最近になって,もっとああしたいや,こうしていれば,と思うことが増えた気がします.たしかに四年間は十分に長い(気がする)ので,何を目指すべきか考えを変えたり,さまざまな目標を達成するために何度かやり直す機会はあります.しかし実際には,機会はそれほど多くはないし,時間もない.しかもそれが最も価値あることかもわかりません.
 達成しようとしていることが実は全く価値がなかったことに気づくことが真に恐ろしいことではなく,むしろ“他に設定できた目標と比べて,はるかに価値が低いことに時間を無駄にしてきたことに気づく” ことが危険です. まさに,ああしていれば,の感覚ですよね.
 私たちは最も追求する価値のあることは何か判断する必要があるのです.


過去には戻れない!?~結果がわかっていたら行動は変わるのか~
 皆さんは過去に戻ってやり直したいことはありますか?これもごく当たり前ですが,時間は前にしか進まない,という事実は結構残酷に感じます.
“やり直し”は正確にはないのかもしれません.ここで僕の好きな映画『TENET』を紹介させてください.この映画の面白い所は原因結果が逆転する世界観です.皆さんはもし未来の結果がわかっていたら,その原因を作ることは出来ますか?そして逆に言えば,今まさに皆さんは原因を作っているのだから,既に未来の結果は確定している,とも言えます.
『TENET』は結果が先で,原因が後,なので過去も未来も既に確定している一本の世界観なのです.気になる方は是非本編をどうぞ!要するに決定論的世界観の映画です.ではここで,そんな映画『TENET』に出てくる僕の好きなセリフを紹介します.

What's happened, happened. Which is an expression of fate in the mechanics of the world. It's not an excuse to do nothing.
“起こったことは仕方がない,それがこの世界の真理だからだ.
しかしそれは何もしなくていい理由にはならない”
 
 “What's happened, happened.起こったことは仕方がない”ことわざでいう“覆水盆に返らず”な訳です.これは一見するとネガティブなものに捉えられるかもしれません.“ああやらかしてしまった”,でもそれは既にどうしようもない変えようもない事実な訳です.僕なりに解釈すると,過去は変えられない,でもだからこそ,僕たちは原因を一生懸命に作らなければいけないのだと思います.過去と現在が既にもうある以上,この先の未来は確定しているかもしれません.最悪の結果をいくつも想定出来るでしょう,たぶんこうなるだろうなぁ,という当たりそうな予想もつきます.
 しかしながら皆さんはまだ未来を見てはいません!どうなるかまだわかりません!たとえ過去は変えられなくてもまだ皆さんには時間があります.
最悪の結果があるなら,最高の結果も想定出来ます.あらゆる選択のもと,複数の結果が存在する,ただ,実際見られるのは一つなだけです.観測するその瞬間までどれになるかなんてわかりません.


未来の充実度は知りえない
そうです!そうなのです!過去に不幸なこと嫌なことがあっても,それはもう昔から既に確定していて,避けようのない結果だった,そう思えばいくらか気持ちは楽です.悔やんでもしょうがありません.
でも未来はまだ見えていません.色々あるうち,どの結果かまだ分からない,だからこそ全力でやるしかないのかもしれません.


ここまでまとめると
 ようするに,僕が四年間を通じて感じたことは,時間を無駄にはできないということ.にもかかわらず,やることは多く,難しく,失敗やしんどいことはつきもの.どうしようもない挫けそうなことがたくさんあります.そんなときはWhat's happened, happenedで切り替えるのも一つの手です
 どうしようもないことはどうしようもないです.
そうはいっても,挫けそうなことをそれで切り替えられた人間悩みません.
そもそもこれらは全部,モチベーションがあることが前提の話な気がしてきました.あれちょっと待ってください.僕は走るのが好きなので,モチベが無くなったことはない!そんな気がしていましたが,冷静に,ずっとモチベが高いはずがありません.


モチベが無くなったらどうすれば!?
 
これを書いて気づいたのは恐らく,当たり前過ぎて,気づかないぐらい,常に中距離の仲間がいるからこそ,モチベ維持できていたんだと気づきました.約四年間,ほんとにほぼ常にいた気がします.自分はこんな仲間に囲まれてとても恵まれていたんですね.
 ここから言えることはモチベが無くなったとき,周囲からモチベは貰えるということ,そして同時に,皆さんも誰かのモチベにきっとなっている!,ということですね.だから大丈夫.モチベが無くなるなんてありえません!
 レベルの高い低いはもちろんありますが,そんなの関係なく仲間のために死ぬ気で頑張ろうなんて,そうそう出来る体験ではありません
しつこいようですが,時間は思ったよりありません.どうしようもないときはスパッと切り替えて,仲間の顔を思い浮かべてもうひと踏ん張り!!!
これで,いくしかない!!!!!!
最後まで読んでくださりありがとうございましたぁぁぁ!!!




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