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「居場所はいつまでも原点」(細井衿菜 中距離・105代女子主将)
こんばんは、こんにちは。中距離ブロック4年、細井衿菜です。
先日、一足先に自分の競技とは一区切りをして、残すところあとALL KEIO 1試合となりました。今まで色々考えて感じてきたけれど、いざ引退となって伝えたいことは案外何もなくて、でもやっぱり引退となると色々考えてしまう、そんな感じの頭の中なので取り留めのない話になってしまいましたが、ご容赦ください。
タイトルは、私の好きな歌の好きな言葉。
この後に続くもう一言があってこの言葉が好きなので調べてみてほしいです。
「居場所」の話
この前、中距離の1年生に話したら驚いていましたが、
私は去年までの3年間、ひたすらに周りと壁を作ってきた側の人でした。
求められる・期待される結果を出せず、それでも誰かに期待はされたくて、でもそのギャップにいつか期待されなくなるんじゃないかって恐怖心を抱いて、弱いとこなんて見せてたまるか、って感じの。
日吉で垂れるのは絶対嫌だったから、ポイント練習は集合前に終わらせてたり、そういう心持ちがバレそうで人と話すと泣きそうだったから、アップ中ずっとイヤホンをしてシャットダウンをしてたり。自分の居場所はここではないと思っていたり。
まあ、そんな尖ってた時期を経て、ミドルの黒い人達を筆頭にいろんな人たちのおかげで色々と変わった訳ですが。
陸上を人よりちょっと長いことしてきて、いろんな所に点を打ちまくってきました。
遠い所に点を打ちに行っているはずで、いざ終わりを迎える時には、その点と点をつなげて、もっと広くて深い地図になっていると思っていたし、なっていたかった。
でも振り返ってみると、そんな夢は叶わなかったし、私が自分から遠いところだと思って打っていた点は、高校生の頃よりもずっと自分に近いところでしかなかった。
それでも4年間ひたすらに点を打ち続けてきて、線はつながらなかったけど、人はそれをかわいそうに思うかもしれないけれど、
最初に打ったその点はものすっごく大きな点になりました。それが私の居場所で、競走部での最大の成果です。
居場所があればできること
大きな居場所があれば、どんな敵にだって立ち向かっていけるし、時には立ち止まって後ろを振り返ることができる。
意気込んでそこから出ていくこともできるし、帰る場所もある。
これは私がこの1年で実感したことです。
これを知りたかったら自分で試してみてくださいませ。
自分の居場所は自分でつくる
後輩のみなさん、自分の引退を想像してみてください。
どんな自分で、どんな結果で、どんなチームから、どんな仲間と、どんな姿で引退したいですか?
それを考えれば、自ずと今やるべきことが見えてくるはずです。
悔いなくやりきりたいなら、毎日、毎秒、必死に生きてみればいい。最高だったといえるチームから引退したければ、最高のチームを自分が作っていけばいい。単純なことです。
でも、自分もチームもそう簡単には変わりません。だからこそ変えるなら「今この瞬間」しかないよ。
私はそれに気づくのがちょっとだけ遅かった。
行き詰まったら何か一つ、やれることを探してみたらいい。
半径1mでいい、いや半径0mでいいから、もう一つだけ点を打ってみてください。
後悔しないように。
それの答え合わせは終わってみないと分からないけど、終わりって必ず来るから。一緒に戦ってくれる素敵な仲間がいるから。それまで必死に生きてみてください。
強者であれ!
これからの競走部を楽しみにしています。
私の居場所を守り続けてくれた人達へ、最大の愛を込めて
そして最後に、
面と向かうと照れ臭いしきっと泣いちゃうので文面で伝えさせてね。
(なんならこっちがメインさえある)
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陸上をここで引退する決意ができたのも君たちのおかげ。一緒に最後まで走り続けてくれて戦ってくれてありがとう。
ミドルのおなご達よ。「黄金時代」と言っているようで微笑ましいが、そんなものはまだ甘いよ。もっと上の世界を見にいってきてくれ。最後のレースに君たちのPMを選ベて幸せです。絶賛風邪ひきマンだけど私はPMのプロなので。安心して着いてきてくれ。そして、これからを楽しみにしているね、君たちならまだまだやれるよ。
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3人とこうやって試合後にメダルをかけて写真を撮ること、3人が「この部活のトレーナー/マネージャーだ」と胸を張れること、が私の目標でモチベーションでした。金メダルかけてあげたかった!とにかく沢山、一緒に戦ってくれてありがとう。
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4人の背中を追いかけ、みんなの夢が叶うことを祈るばかりの1年でした。君たちが作ったこのチームが大好き。105代、最強だよ。
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私のロッカーに貼ってある、シーズン前に立てた目標3つ
①自分に心からの「おめでとう」をいう
→最後まで言えなかったけど、心からの「お疲れ様」が言えたからいいや
②105代女子チームを後世に残す
→六大学とか早慶戦、色んな人のおかげでまあクリアかな?
最後3つ目。
「同期みんながここを最後にしてよかった思えるチームを作る」
答え合わせを10月30日に皆んなでさせてね。
そして、これからもよろしくね。
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たいち
どっちにしても隣の芝は青い話と、最後は結局直感の話。あの話を聞いたから今の私の選択があります。松元たいち、っていう唯一無二の役割で、ミドルを支えてくれてありがとう。1on1で何を聞いてもいつ聞いても、揺らぐことなく返ってきた「走ることがただ楽しいから」がたいちらしくて眩しかった。招集かけたら山梨から飛んできてね。
梅ちゃん
競技に対しても、自分に対しても、チームに対しても、ひたすらに真っ直ぐな君が羨ましかった。すげえよほんと。そんな梅ちゃんに私は自分と向き合う勇気を貰い続けてたよ。最後まで同じところを見続けてくれてありがとう。引退ラーメン付き合ってね。
田村
私に変わるきっかけをくれてありがとう。君無くして今の私はありません。
田村が、「田村颯斗」として走る1500が大好き。最後にドカンと一発、期待してます。そしてずっと尊敬してます。
河野
持ち前のうるささとウザさ(褒めてる)で、シャットダウン期の私の中に土足で何度も入り込んできてくれてありがとう。河野のせいで出来た壁の隙間からミドル
メンバーの暖かさを知りました。結果が出ない私じゃなくて、河野だけはいつだって"細井衿菜"として見てくれていた。それがすごく救いでした。ありがとう。そろそろ〇〇編も完結させてね。
あとは、頼んだよ。
井関
事ある毎に、色々いってごめんねと言ってくるけど、真っ正面から向き合い続けてくれてありがとう。井関からもらう言葉とプレッシャーが何気大好きだったしパワーしかなった。そして私の大好きなミドルチームを作ってくれてありがとう。105代ミドルブロック長が井関で良かった。
以上!お読みいただきありがとうございました。
引退!お世話になりました。
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