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「隠し事していました。本当にごめんなさい。」(須崎在 短短)

大変長くなってしまったのですが、この場を借りて絶対に伝えたいことがあるので、最初の段落だけはどうしても皆さんに見ていただきたいです。

結論から言うと、自分は競走部以外のサークル2つに所属しており、それをずっと隠していました。本当に申し訳ございませんでした。基本は部活の時間とは被っておらず、被った日はもちろん競走部優先でしたが、サークル活動の時間がなければもっと部へ貢献できることがたくさんあったと思います。陸上に活かすため、考えがあってのことですが、良く思わない人がいると考え、だれにも言いませんでした。ですが、やはり仲間に隠しごとをしたまま卒部をするのは心苦しかったので、この場で正直に伝えさせていただきました。黙っていて本当に申し訳ございませんでした。また、自分は嫌われても仕方がないと思いますが、競走部内に知り合いがいるサークルの人たちにも黙っているようお願いしていたので、彼らのことは悪く思わないでほしいです。


サークルに入っている理由、考えていたこと

まず前提として、なぜ大学から陸上競技、しかも十種競技を始めたかというと、スポーツ全般を愛しているからです。なので、いろんなスポーツを楽しむための基礎となる身体能力を、十種競技を通して向上させようと思いました。そして僕が入っている躰道部というサークルとダンスサークルのRevolveも、要するにはその身体能力向上のためにやっています。

僕は、小学校4年生から野球を始めましたが、幼稚園の頃から背が高く、手足も長かった上に不器用だったので、自分の身体を全く操れていませんでした。なので、野球クラブでは投げ方、打ち方がきもいと言われるし、普通にへたくそでした。
中学では、周りも背が伸び始め、身長という武器を失い、脅威の打率0割台。なので、高校からは別のスポーツをやろうと思っていた矢先、テレビで武井壮さんが自分の身体を思い通りに動かす方法を話していて、これしかないと思いました。このころから野球が上手い人は結局何でもできると感じており、運動神経がいいとはどういうことなのか、なんで自分の投げ方はきもいのかを勉強しようと思いました。センスがない人でも勉強すれば運動能力が上がるのではないかと思い、人生に希望が生まれました。

高校は結局ニューヨーク校の野球部に入りました。アメリカはシーズンスポーツ制を採用しており、相手はせいぜい一年に三カ月程度しか野球をしていません。対するこちらは通年で野球の練習をしています。普通に考えたら圧倒的有利ですが、勝率は五分五分といった感じでした。体格の差は仕方がないですが、それにしてもシンプルにジャンプ力、走力、パワーが違いすぎると思いました。細かい技術や戦略は断然こちらが上手でしたが、それを凌駕する身体能力の差があったと感じました。

以上の人生経験と、自分が勉強してきたことを踏まえて、身体能力を高めることを第一に、運動の引き出しを増やしたいと思いました。そこで、根本的に身体の使い方を学べるところはどこか考えたら競走部に行きつきました。

そして遠回りで話してきましたが、陸上だけでは足りない、自分に苦手な動きを補うために躰道とダンスを習いました。躰道部では大雑把にいうとアクロバットを習得して棒高跳びの危機回避、高跳びのクリアランスなどに活かそうと思いました。躰道(たいどう)とは、アクロバットと空手を融合したようなスポーツで、とてもカッコいいので、もし興味があったらググってみてください。
ダンスでは、リズム感と、空間に身体のパーツを正確に配置する能力を高めようと思いました。ダンスでは、上半身と下半身で別々のリズムを取ることや、リズムに合わせて身体を大きく動かすことが必要になるので、ビートランのような感覚で行っていました。


まとめ

こんな感じで競技を頑張ってきましたが、これらをやっていなければもっと結果が出たのか、それともこれらのおかげで何とか今があるのかはわかりません。ただ、恐らく思うに、四年間怪我をしなかった理由の一つではある気がします。毎日違う種類の運動を行っていたので、疲労が分散し、それぞれの運動がいい感じにアクティブレストになっていたのだと思います。

競走部には本当に努力の天才がたくさんいると思います。周りを見ればいつも悶えてる人がいます。そしてその人たちは僕より何年も前から悶え始めています。なので、僕も普通に努力していただけでは、この差は絶対に埋まらないと思いました。自分の勉強してきたことを信じて、なるべく人と違うやり方をしようと意識していました。

まとめると、参考になればいいなと思ったことは、行き詰ったら視点を変えてみて、色々な方向から競技にアプローチしていけば、根本的な解決につながることもあるかもしれないということです。

長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。


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