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引退ブログ 『為せば成る』蛭田淑仁


こんにちは。

50期の蛭田淑仁です。

まず初めに、これまでソフトボールを通してお世話になった関係者の皆様にこの場をお借りして感謝を申し上げます。

さて、私の引退ブログのタイトルである「為せば成る」という言葉をご存じでしょうか。どんなことでもやろうと決意して努力すれば、必ず実現できるという意味です。いわゆる精神論ではありますが、この四年間を通して苦しい場面こそ助けられてきた考え方です。

正直な話、この四年間のソフトボール競技人生のほとんどは「辛い」という感情が占める場面が多かったように感じます。実際に一年生のインカレでの俊史郎さん、林さんの偉大な姿を見て、自分がその意思を継ぐんだと心に決めたものの、現実になるまでの道のりは遠く険しいものでした。練習試合で打ち込まれ、秋リーグ・入れ替え戦では何も結果が残せず、自分の不甲斐なさから帰りの車の中で泣いてしまったことを今でも覚えています。

結果を出せず、苦しい期間が長かった私ですが、それでもソフトボールを続けられたのは、周りのみんなのおかげです。特に、山岸・小林・小川・板橋のバッテリーグループには幾度となく相談してきたし、練習に付き合ってもらいました。本当にありがとう。

辛い期間も多かったとはいえ、結局、記憶に残っているのはそれ以上に嬉しかったみんなとの瞬間です。先輩から受け継いだ「インカレへの想い」そして「みんなへの恩返し」の想いをもって挑んだ執行代のインカレ予選。決勝で小林が二塁打直後に塁上で突き挙げた右手、菅沼の満塁ホームランを迎え入れた瞬間は痺れました。スタンドで応援してくれるOB・家族の皆さん、ストライクが一球入るごとに拍手と「まだいける」って叫んでくれるベンチからの声が自分の原動力になり、「みんなと富山に」とマウンドで唱えつづけた217球。両手を挙げた瞬間みんながマウンドに集まってくるあの光景は僕のソフトボール人生最高の光景です。

後輩の皆さんへ。現2.3年生は関わる機会が多かったし、そのなかで支えてもらった部分が多かったように感じます。本当にありがとう。代替わりをして、これからまた新しい慶應男子ソフト部が築かれていくと思いますが、新主将を中心に自分たちを信じて、リーグ戦、そして来年のインカレ予選と新たな目標に向かって進んでください。皆さんのこれからの活躍を心から応援しています。

同期のみんなへ。大学でできた友達はほとんどがソフト部の同期のみんなでした。その点でみんなに出会えたことは僕にとって部活の同期という存在を超えて人生の宝だと思っています。これから活躍する場所は各々だとは思いますが、一緒に過ごせたこの4年という時間はかけがいのないものだし、これからもそんな時間をみんなと共有できることを楽しみにしています。これからも変わらずよろしくね。

最後に、大学までソフトボールを続けるという私の選択を全力で応援してくれ、支えてくれた家族に心から感謝を述べてブログを締めたいと思います。

ここまで読んでくれた皆様、ありがとうございました!

「為せば成る」

50期 蛭田淑仁

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