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「天パ」が最高のコミュニティーになる3つの理由。

僕が、初対面の人に、「天パですか?」と聞かれる確率は、ほぼ9割である。

それは、野球に例えると、僕がバッターだとして、ピッチャーがどこにボールを投げてくるか分かるようなもので。そして、何千回と同じ箇所に投げられてくる球を打ち返す練習までしてるようなものだ。

思春期には少し憎んだこの天パも、今や愛すべきパートナーになっている。

最近、数年間放置していたTwitterを再開してみて、天パを愛してるのは僕だけじゃないのでは?と思うようになった。

天パについての向き合い方を共有できたり、

隠れキリシタンのような天パがいたり、

怒りすらも共有できる。

先日は、いつの間にか、「全国の天パ」という、謎の母集団を作り、天パへのDisに対し、アンサーするという謎の行動を取っている自分がいた。

そのときふと思ったのである。天パは、最高のコミュニティーになるのではないかと。


天パが最高のコミュニティーになるかもしれない3つの理由。


①天パの持ち主は、誰もが自分だけのストーリーを持っている。

天パの人は誰しもストーリーを持っている。「葛藤」から「愛」を見つけるというストーリーだ。

例えば、僕の思春期には、GLAYやラルクが全盛期だった。僕が通ってた田舎の学校は価値観が統一されやすい。その頃のトレンドは、「かっこいい髪型はストレート」それ以外はなかった。

僕は、天パを憎んだ。なんとか前髪だけでもストレートにしてやろう。母親のヘアーアイロンで毎朝30分以上かけて前髪を伸ばした。けれども、雨が近づいて湿気が増えると、前髪は一瞬でクルクルと戻った。

ずいぶんと天パとは戦ってきたが、社会人になって、コピーライターの修行時代は、忙しくて髪を切る暇がなくなり、同時に天パと戦う暇がなくなり、僕の髪の毛は伸びるだけ伸び、自由気ままにモジャモジャと育った。

すると、なんと、何が書けるかも分からない新人のコピーライター相手に、「あのモジャモジャ面白そうじゃん」と天パで仕事に呼んでくれる人が出てきた。

この頃から、ようやく天パを愛せるようになってきたという僕と天パのストーリーがある。

僕だけでない。天パの人と話すと、こういう、一度は天パに葛藤し、その後、天パを受け入れ愛したストーリーを必ず持っている。

②天パ同士は一瞬で仲良くなれる

同じような悩みを克服したストーリーを持つもの同士はすぐに共感をしあえる。

例えば僕でいうと、コピーライターの人の話は、過去に抱えていた葛藤に共感することが多く、そういうツイートを見つけるとすぐに応援したくなってしまう。

(コピーライターになる前の牧野くんの話に共感をして、暗黒時代の大学の話をついついツイートしてしまう様子)

この同じような悩みを克服したストーリーが、天パにはすでにある。だから、天パの人同士は打ち解けるのが早いのだと考える。

③天パはパワーワードである

天パというのはパワーワードと気づいたのも、ツイッターを初めてからだ。最初は、名前にコピーライターとつける人はたくさんいるから、差別化しようと軽い思いでつけた「@天パ系コピーライター」だったが、

ふと、その強さに気づいたことがあった。

この紹介のされ方をしたとき、正直違和感があって、「ん?そこはコピーライターの中村さんという方です」でよくない?と思った。天パ系の文字が、妙に浮いてるぞと。

しかし、それからも、

必ず天パ系がセットになってるツイートを見て、

成田国際空港のアカウントや、敏腕編集者や、ヒット作連発してる著者のアカウントがいうなら、そっちが強いのかもと認識を変えた。

天パという言葉はコミュニティを立てる強い旗印になることができると。

さぁ、天パのみんなで立ち上がろう。

天パ。それは、もしかしたら、神様が与えた試練なのかもしれない。

一度は、その存在に悩み、葛藤し、でも最後には向き合い、愛を掴める。そして、その思いを共有している人たちは強い。

だから、もし今天パに悩んでいる思春期の子が近くいたら言ってあげてほしい。「天パって最高だよ」と。

追記

天パとしてのコミュニティの価値を分かりやすくまとめてくれたツイートがあったので、追記しときます(笑)

天パをアイコンにしてコミュニティで活躍する人もいるという情報も!(笑)天然パーマを=天然Pって呼ぶって可愛くていいですね!

とか言ってたら、まさかのご本人登場で繋がりました。これぞ、天パのパワーが生み出す天パーループ!

あー、やっぱり天パって、最高ですね!

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