「塔」のカード:破綻した世界の中でENHYPENは
まずはじめに言っておきます。
これは別に「タロットでENHYPENの未来を占ってみた!」的なやつではありません。
ENHYPENのMVや世界観は、タロットもモチーフにされているのでは??という考察である。
タロットで占ってもらったことなんて人生で1度しかない私が占ってみようとしたら、ソヌ並にグダグダになるのは目に見えてる。
ソヌにだったらグダグダでもいいから占ってほしいけど。
とりあえず。
先週公開された「私の友達が放送局に住んでいる2」にも出てきたタロットカード。
実は最近HYBEのグループの中でタロットモチーフはちょいちょい見かける。
わりとHYBEとタロットって親和性が高いのだ。
TXTの「The Chaos Chapter:FREEZE」のtrailer。
ヨンジュンのふくらはぎには小アルカナ「ソードの3」のタトゥー。
そしてお披露目されたばかりのHYBE INSIGHTに飾られている絵。
Jean JamesというアーティストがBTSをイメージして描いたというSEVEN PHASES。
https://twitter.com/JamesJeanArt/status/1393064120262397952?s=19
J-hopeの絵は大アルカナ「太陽」をイメージして描かれたそう。
また、最近発売されたBTSのタトゥーシールにも、タロットではないものの、オラクルカードみたいなカード風のものが。
日本でいうならおみくじみたいな感じ。
オラクルカードとは「オラクル(oracle)=神託、大きな存在の言葉」を受け取るためのカード。占術としては、偶然性からメッセージをうけとる「卜術(ぼくじゅつ)」のひとつに位置づけられる。(Wikipediaより)
そこへきてのFEVERの星モチーフ&ソヌのいんちきタロット占い師!
今までうすうすタロットっぽいなーと思いつつ…素人が安易に手を出してはいけない分野だとギュッと目をつぶってきたけど、もうここまできたらちょっと触れてみようかなと。
でも。
今回いろいろ調べてたら、意外と解釈の自由度は高くって。
素人にもわりと優しい世界っぽい。知らんけど。
とりあえずここでは、タロットに使われているモチーフとの共通点やカードの持つ意味などについて語ってみたいと思います。
タイトルにはタロットって入れれなかったチキン野郎だけど…(小声)
タロットの画像は全てWikipediaからお借りしてます。
Given-Takenは 「塔」のカード
これはもう見たまんま。
テーマは「破綻」。
正位置の意味:破壊、破滅、崩壊、災害、悲劇、悲惨、惨事、惨劇、凄惨、戦意喪失、記憶喪失、被害妄想、トラウマ、踏んだり蹴ったり、自己破壊、洗脳、メンタルの破綻、風前の灯、意識過剰、過剰な反応、アンチテーゼ、自傷行為。
逆位置の意味:緊迫、突然のアクシデント、必要悪、誤解、不幸、無念、屈辱、天変地異。
正位置・逆位置のいずれにおいても凶とされている唯一のカードである。(Wikipediaより)
タロットが正しい位置で出ることを正位置、上下逆でいうことを逆位置というそう。
「塔」は最凶のカード
これはどの解説にも共通して書かれていがちな言葉。
「死神」「悪魔」という見るからに悪そうなカードを差し置いての最凶。
悪そうなやつは大体友達っていうように、「死神」「悪魔」のカードもENHYPENの世界観と関連はありそうなんだけども、それはまた別の機会に。
さて。もう一度カードをよく見てみると。
塔から落ちかかっている王冠。
血を流しながら落ちていく人。
赤いマントの人。
稲妻。
うん、出てくる。
わりと使われているモチーフはMVや歌詞、舞台演出にそのまんま登場する。
では、この塔の正体は一体何なのか?
これには「神の家」説と「バベルの塔」説がある。
まず1つ目。
フランス語の“La Maison Dieu”やスペイン語の“La Casa de Dios”はいずれも「神の家」を意味するが、 “La Maison Dieu”は本来“La Maison de Feu”、つまり「火事の家」だったものの誤写により生じた名称である可能性が高いとされる。(Wikipediaより)
神の家=火事の家!!!
これはなんか納得。
だってHYBEって家燃やしがちなイメージあるから。
あ、OKOK、今回は家燃やさずに塔のまんまでいったんだねぇと。
そして。
稲妻、雷によって崩れ落ちる塔は
人の力が及ばないところで突然訪れる、破滅、崩壊、災害
をさす。
稲妻は古来より「神から放出される聖なる力」の象徴として、しばしば“神の怒り”などと表現される。(Wikipediaより)
これは、以前書いた考察の
「ヒスンはパンデミックで世界が破滅する予知夢を見たのでは?」
とも一致する。
コロナ前とコロナ後。
ガラリと変わってしまった世界。
「塔」のカードの意味通り、1度破綻してしまった世界ともいえる。
そんな世界を彼らはどうしたいのか?
続く「月」「星」のカードへと繋がりそうなモチーフから解釈すれば、きっと彼らは「再生」を目指していると思うのだ。
「再生」についての考察はまた後日。
そしてもう1つ。
バベルの塔といえば、旧約聖書に出てくるエピソード。
元々1つの言語を話していた地球上の人々。
自分たちの力を示すために天まで届くほど高い塔を建てようとする。
それを見た神は、人々の傲慢さを戒めるために塔を壊し、意思の疎通ができなくなるように言語をバラバラにした。
ざっくりまとめるとこういうお話。
グローバルアーティストであるENHYPENにとって、国境(境界)=壁を超えていくためには、やはり「言語」の問題は大事。
FEVERでも、「壁」が間にあることで意思の疎通ができないという描写もある。
この時はまだ目と目を合わせて話してたのにな。
まあ、笑わないために実際は目を見なかったとは言ってたケド…。
でも。
彼らには世界共通言語である「音楽」と「ダンス」がある。
そして、外国語を積極的に学ぼうともしてくれている。
たとえ言語がバラバラになってしまった世界でも、彼らなら壁を乗り越えていってくれるのではないか?
バベルの塔からはそんな解釈もできる気がする。
以上。
最凶のカードからも何とか希望を見出しながら読みといてみました。
へー、そんな見方もできるんだねー。
くらいの温かい&軽い気持ちで読んでいただけたらうれしいです。
さて。
続いてのけいみなnoteは?
「月」のカードとDrunk-dazed~やっぱりテーマは「再生」
「星」のカードとFEVER~見えてきた希望の光
「死神」のカードとBorder:Carnival~死を想え、今を楽しめ
「悪魔」とスタートレックとHYBE~長寿と繁栄
(2020.09.24 追記)
→「悪魔」のカードではなく、物語のつながり的には「The Univerce」の方がよさそうなので、そちらで書くことにします。
「The Univerce」~世界の調和と土星
すべて仮タイトル。
しばらくは、ぼちぼちペースでタロットシリーズ続ける予定です。
その中でヨンジュンや「太陽」のカードについても触れれたら…。
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