投資と麻雀とパチスロと競馬(166)

テーパリング示唆も無事通過した米国市場。

強さが一層際立ち、このまま株価は上がり続けるのではと錯覚してしまいそうな状況。


そんなはずはないと歴史が証明している。

長期的には市場成長の一番手だが、そうじゃないシナリオも考えてみる。


①東アジア情勢の悪化。
中国がここ10年で台湾を手中に入れると明言しているらしい。
中国国内も習近平国家主席の無期限在任の様相となり、国内での統治強化、私権制限、国内企業の掌握が進んでいる。
台湾・韓国・日本とアメリカの盾とも言える国が密集している東アジアの情勢が悪化すれば、経済不安がアメリカにも飛び火しかねない。
大規模な戦争は無くとも実効支配や経済支配が進む事も考えられる。
これは結構現実的なヤバい問題。
最近1番リスクを感じる。
回避シナリオとしてはアメリカとEUがめちゃくちゃ経済・軍事で強靭さを保つか。あとはNATOの連携強化。

仮に中国がどんどん海洋進出と国土拡大を続けた場合、投資資金の非難先は南米・インドあたりか?

②気候変動リスク
今年の世界的猛暑は本当に破滅的だった。
ギリシャでは44度を記録して山火事も多発。自然が明確に牙を剥き始めた。
環境に対する本格的な国家レベルでの対策は始まったばかり。
このままだと10年で1.5度とも言われているので、脱炭素政策は急がれる。
脱炭素失敗の時は生き死にの問題なので、世界的に裕福で傲慢な国が経済発展するだろう。
投資妙味とさはては中国・ロシアあたりか。

③人口減少リスク
株価好調要因の一つに継続的な経済発展が出来る国という条件がある。
米国は移民や世界から人が集まるから長期的な人口増加がありえる。
中国は先の一人っ子政策からの転換を図っているが、中流家庭も増え、教育費が嵩むようになって思ったほど出生率は上向いていない。
インドやアフリカが中国の人口を抜く可能性もある。
人口減少社会に突入した国は、生産性を上げ続けるしかない。超テクノロジー化に転換出来れば株価上昇のシナリオは見えるが、今のところ人口が多い方がGDPは有利。
投資としてはアメリカ・インドになるか。

1番怖いのは①。
中国・ロシア対アメリカ・日韓台・EUとかもう世界大戦レベル。
日本と韓国は間違いなく被害甚大。
直接攻撃無くても経済ダメージデカ過ぎる。


10年後に何があるかは分からない。

でもリスクを予想して資産は管理しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?