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作品展準備、ともに創っていく楽しさ。

9月16日から南アルプス市立美術館で始まる小林浩太朗展。先日たくさんの絵や書をテーブルに並べ、テーマ「夢」に沿った展示作品を選ぶ作業をしました。

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あれもこれも盛り込みたい気持ちが出てきますが、「今回はこれだけにしましょう」と潔く取捨選択をしていかれる伊藤美輝先生(山梨学院短期大学教授)の眼はとても興味深いものでした。それらはテーマ性、順序、配置など、見てくださる人の歩みや心の動きについてまでデザインしていくようなこと。先生にはどんな景色がみえているのでしょうね。(※伊藤先生には今作品展の監修をお願いしています)

小林浩太朗の作品一つ一つから受けとるものを、その場にいたメンバーで各々伝え合い、対話をしながら少しずつ決まっていくプロセスを心地よく感じました。

今回、小林浩太朗の日常会話が書かれた筆談ブックを手に伊藤先生は「一つの絵がうまれるためのプロセスは、日常のこうした言葉のなかに詰まっている」とおっしゃったのですが、本当にその通りだと感じていて、作品や作品展という完成されたものに目が行きがちなところ、日常や暮らしの大切さ、何かを創っていくプロセスの楽しさを、今一緒に味わっています。


南アルプス市立美術館 市民ギャラリー
(山梨県南アルプス市小笠原1281)
https://www.minamialps-museum.jp/

2021年9月16日(木)~9月22日(水) (※内、休館日: 9月21日)
9:30 ~ 17:00 (入館は16:30まで)
初日16日は昼12:00より
最終日22日は15:00終了。

入場無料



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