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遠隔診療に利用できるシステム② 「デンタルモニタリング」と「マイインビザライン」

矯正治療もオンラインの時代へ

従来の対面診療に加え、遠隔モニタリングシステムで診療室と繋がりフォローアップ体制が強化され、治療経過をデジタルで観察、解析し、いつでもクリニックと繋がれる時代となりました

フランスのIT医療メーカー(DentalMonitaring)が展開する「デンタルモニタリング」システムと、インビザライン社が開発した「マイ インビザライン バーチャルケア」アプリをご紹介します
どちらもご自身のスマートフォンで撮影した写真・動画はクリニックと共有され進行状況をモニタリングされます


1.「Dental Monitaring:デンタルモニタリング」

デンタルモニタリングとは
モニタリングに特化したDM社開発アプリ専用のアプリと歯並び撮影するキットを使用した遠隔チェックシステムです。
★歯の移動を確実に行える 通院頻度を減らしたい方向き

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・専用の撮影キットを使用して鮮明な動画を撮影
  広範囲に3次元的データ処理
・マウスピースの浮きをAI解析にて精密に検知
・歯の動きに対しフィードバック送信
・装置やアタッチメント脱離、歯肉の炎症や清掃状況も検知
・クリニックとメール送受信可能

ご自身のスマートフォンにデンタルモニタリングのアプリをダウンロードして、撮影キットをスマホに装着し撮影します。撮影した画像は、AIにより分析が行われ、歯の移動とマウスピースのフィット状況を検知します。
自宅にいながら経過観察を受けられ、進行状況にあわせてマスピース交換が行われるため、必要な処置を行うタイミングだけクリニックへ訪問します。従来の定期来院より来院回数、頻度が少なくて済みます。

Step①

アプリを起動し、鏡の前で指示に従って撮影します。

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Step②

専用のキットを装着します。

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Step③

口の中全体が撮影できるよう、画面の矢印に従ってスキャンボックスを動かします。

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Step④

撮影した画像はAIによってチェックされ、その結果が自動的にドクターにリポートされます。  

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デンタルモニタリングはわずかな動きも早期発見でき、手遅れになることなく速やかな処置が可能です。 写真に書き込みツールもついており、指導の面も的確に行え、患者様との相互やり取りができることがメリットです。

歯の動き、マウスピースのフィットに特化したツールなので写真が鮮明です。歯のみの撮影となり、顔の写真は撮影はしません


2.「My Invisalign : マイ インビザライン バーチャルケアアプリ」


インビザライン社開発アプリ

アライナーを交換するタイミングを知らせる機能、アライナー装着タイマー
機能、写真で進捗を確認ができる機能など、治療へのモチベーションを
維持するのに役立つようデザインされています。

マイインビザライ


★デイリー使用向き

・写真と動画を記録
・マウスピース装着時間を管理
・マウスピース交換リマインダー・カレンダー機能
・Zoom連携

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①アライン社ならではの、インビザラインを使用するお手入れのヒントとメンテナンスの動画がアプリ上で閲覧できます
アライナーの正しい使い方やメンテナンス方法を紹介されています。


②アライナーを装着している時間を計測

アライナー装着時間アライナーのトラッキング機能を利用し、推奨する装着時間を守ることができるようサポートします。


③スマイルギャラリー
患者様が写真を保存し、笑顔の変化を記録することができます。


④カレンダー
患者様がインビザライン治療を計画通りに進めら
れるよう、カレンダーにリマインダーと各種通知を設定します。

ドクターは写真データを受け取り、歯の動きやマウスピースの浮きを確認します。 スマイル写真を中心として撮影されるので、奥歯や細部までは観察が難しいことが多い印象です。



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