マガジン一覧

事件について等

裁判、事件等について。

ハンガリー在住日本人女性殺害事件から考えること

2025年1月、ハンガリーで子どもと暮らしていた日本人女性が、自宅で元夫から殺害されるという痛ましい事件が起きた。 https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900018386.html?page1 経緯からするとこの女性は、最悪このような事態になる不安も抱いていたために、地元警察や日本大使館に助けを求めていたのだろう。 人には、恐怖を感じる相手からは離れ、安心して安全な場所で暮らす権利が保障されなくて

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離婚後共同親権

2024年通常国会における民法改正で、離婚後共同親権制度が成立しました。とても誤解されていますが、子どもの利益にならない制度です。強い反対運動をしましたが、成立してしまいました。でも、国会審議中に問題意識は拡がり、国会質疑では問題をあぶりだす質疑が多く、有意義な答弁もたくさん得られています。 家庭内の弱い人が更に苦しめられることにならないように、弁護士・当事者の皆さん達と力をあわせて今後もできることをしていきます。そのための情報発信マガジンです

ハンガリー在住日本人女性殺害事件から考えること

2025年1月、ハンガリーで子どもと暮らしていた日本人女性が、自宅で元夫から殺害されるという痛ましい事件が起きた。 https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900018386.html?page1 経緯からするとこの女性は、最悪このような事態になる不安も抱いていたために、地元警察や日本大使館に助けを求めていたのだろう。 人には、恐怖を感じる相手からは離れ、安心して安全な場所で暮らす権利が保障されなくて

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映画制作クラファンをご支援下さい!ー離婚後共同親権制度の問題を周知するために

こちらの映画制作のクラファン、ぜひお願いします!! 離婚後共同親権制度に問題があるとして、それを周知するための「映画制作」というのはちょっとアイディア自体がよくわからない、という向きもあるかもしれないので、説明を補足したいと思います。 日本の親権制度についてのデマを拡げる映画やドキュメンタリーが存在する 日本の親権制度についてのデマをふりまく映画やドキュメンタリーやらは既に制作されており、拡がってしまっているのです。今回のクラファンによる映画制作の意義のひとつには、デマ

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「できるだけ離婚できないような社会に」 共同親権めぐり自民党議員が発言

「「特段の事情、DVや児童虐待ない限りですね、離婚しづらい社会になる方が健全だと僕は思っています。だからですね、やっぱり、離婚して誰も得しないです。みんな傷つくんです。子どもも親も。だからできるだけ仲良くできるようにしていくのが一番のあれですけど、やっぱり子どものことを考えればですね、離婚しづらい世の中の方が、それはみんな仲良くという意味ですけど、いいと思います。先ほども申しましたけど、DVや児童虐待があってですね、残念ながら離婚するというのは否定するものではありませんけれど

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離婚しても引越に元配偶者の同意が必要になるのが共同親権

離婚後共同親権というのは、離婚した後も子どものことは父母で決める、ということ。離婚するほどに関係性が悪化した父母が、色々な話し合いや情報共有をしあって決めなくてはならないのです。例えば子どもの居所=どこに住むか、は、同居親のみでは決められません。 家賃が高いから安いところに引っ越そうとか、職場の近くに引っ越そうとか、転職や親の介護のために引っ越そうとか、色々な理由で子連れ引越が必要な時、必ず元配偶者に同意を得ないといけなくて、同意を得られなければ家裁に申立をしなければならない

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講演の実績

講演の記録です。 主に自治体男女共同参画課、教育関係団体、学校等からの講演のご依頼が多いです。テーマはジェンダー、性差別、性暴力等。

講演実績

「性差別・性暴力をなくすために教育・子育てに何ができるか」「ジェンダー差別をなくすために」といったテーマで主にお話ししています。憲法について、ゼロから今日的問題について解説する学習会講師の経験も豊富です。テーマや演題については適宜ご相談を承ります。 特に2020年8月に「これからの男の子たちへ 『男らしさ』から自由になるためのレッスン」を出版してから、自治体男女共同参画講演、教職員関係団体、大学、中高等より、ジェンダー、性差別をテーマにした講演のご依頼を多数頂きました。以下は

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メディア掲載

新聞、テレビ、雑誌、ラジオ等への出演履歴の記録。

「ある子ども」(NHK) キネコ国際映画祭上映!

2022年にNHKが作成したドキュメンタリー+ドラマ「ある子ども」がキネコ国際映画祭で上映されるそうです。おめでとうございます! 「ある子ども」はこんな作品です。 私も、「台本作成に協力」ということでちらっと登場しています。登場シーンをスマホカメラで撮った画像↓ NHKのディレクターさんが、「これからの男の子たちへ」を読んで下さって、私の講演にきて下さったことがきっかけでこちらに関わることになりました。「これからの男の子たちへ」のスピンの一つとしてとても印象深い作品です

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「虎に翼」について話したこと/書いたことまとめ

NHK朝ドラ「虎に翼」素晴らしかったですね! 大好きすぎて、あちこちで話したり書いたりする機会をいただきました。 全日本民医連新聞新春号 会長との対談で「虎に翼」トーク 全日本民医連の増田剛会長が「虎に翼」の大ファンであるということで、新春号の対談に呼んで頂いて虎に翼・憲法の話をしてまいりました。 民医連には、憲法や共同親権の勉強会などでもお声かけ頂いたことが何度かあり、大事なテーマに医療者として真摯に取り組む姿勢にいつも感銘を受けています。 社民党参院議員・福島み

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メディア掲載の記録(~2024年11月)

季刊セクシュアリティ118号コラム「性暴力を認知できない感受性に抗うために」 2024年11月号「地平」「「はて?」と問い続ける——『虎に翼』に見る憲法24条」 2024/9/28ヨガジャーナル「弁護士に聞く【ジェンダ―レス時代の男の子育児論】親が持つ「無意識の偏見」と、間違いを認める意味」 劇場公開「プライマ・フェイシィ」広報にコメントしました 2024/9/15号 ふぇみん 離婚後共同親権についての解説を寄稿しました 2024年7月号STORY 「男の子のジ

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読書・ドラマ・映画

本、ドラマ、映画などのレビューと視聴記録。

「ある子ども」(NHK) キネコ国際映画祭上映!

2022年にNHKが作成したドキュメンタリー+ドラマ「ある子ども」がキネコ国際映画祭で上映されるそうです。おめでとうございます! 「ある子ども」はこんな作品です。 私も、「台本作成に協力」ということでちらっと登場しています。登場シーンをスマホカメラで撮った画像↓ NHKのディレクターさんが、「これからの男の子たちへ」を読んで下さって、私の講演にきて下さったことがきっかけでこちらに関わることになりました。「これからの男の子たちへ」のスピンの一つとしてとても印象深い作品です

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「恋じゃねぇから」(渡辺ペコ 講談社)

漫画「恋じゃねぇから」はものすごい作品で、グルーミング、性的同意について考える教材のようです。 voicyでもお話ししました。

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「勇気ある女性たち」(デニ・ムクウェゲ 大月書店)

「勇気ある女性たち」は、2018年ノーベル平和賞を受賞したコンゴの医師、デニ・ムクウェゲさんが書かれた、性暴力、性差別と闘う実践記。 本当に素晴らしい本なので折りあるごとに人に勧めています。 voicyでも話しています。

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「「SNSが作った“世論”#ジョニー・デップ裁判」(NHKBS世界のドキュメンタリー)

今もNHKオンデマンドなら見られます。 「SNSが作った“世論”#ジョニー・デップ裁判」(NHKBS世界のドキュメンタリー)」 ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判(合計3回あった)はまさにSNS時代の裁判で、ハードに対し前例にない中傷キャンペーンが繰り広げられるものでした。 ハードがデップのDVを主張し、デップは名誉毀損だと主張したというものです。 デップは、ハードの主張を掲載したイギリス紙「サン」を名誉毀損で提訴したが敗訴。 その後デップは、ハードをアメリカ

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