QCとPD

QCとPDによるソリューション

名前はカッコイイですね。特に”ソリューション”の部分。

最近、USB端子を使って、本来のレギュレーション(5V)を無視した規格が乱立しております。
その典型が、QCとPDかと。
しかも、微妙に重なっていることと、ソース(供給側)が全部入りになっちゃって、どれがどれ?ってなっている事がややこしさに拍車を掛けているような。つか、あたしは混乱してます。

防災対策で、12Vが出せるモバイルバッテリーとマキタの扇風機を持っています。マキタ純正バッテリーを使い切ってもバックアップがあると思っていたのですが、震災の折に用立てたバッテリー。12年経過して、全然容量がないことに気づきました。

元々は、停電時にパソコンが使えるように買った物です。
12or16or19Vが切り替えられるようになっていて、DCジャックで供給します。16VだとLet’s note(CF-R3)が、19Vだとネットブック(hp mini2140 HD版)が動くのです。
(但し、魔改造ケーブルを作る必要アリ)
当時はガラケー時代でしたので、パソコンが無いと情報を得るのも大変だった時代、ネットブックでも充分情報収集には役立ちました。

時は進み、スマホも普及して、スマホで事足りる様になるのですが、今度は2018年、夏の台風で痛い目に遭います。

「停電した」

こうなると、エアコンは使えません。台風=日差しは無いので、温度上昇は大きくないですが、暑いものは暑い。クルマにビバークするにも、暴風で玄関を開けることすら躊躇する。
そこで、扇風機でも動けば?と考えたときに、マキタの扇風機を見かけて即買い。マキタの掃除機があるので、バッテリーは互換できます。
ところが、外部入力12Vでも動くとわかって、先のモバイルバッテリーから供給することにして、変換ケーブルを作って準備していました。

そして今年。
台風が来る前の動作確認として、先のモバイルバッテリーをつないで試してみると、30分程度しか持たない。充電はレベル3/5までしか充電できない。
どうやら、バッテリーの寿命のようです。
まぁ、12年経過すれば・・ですね。

そこで目を付けたのが、USBで供給する方法。
QCにしても、PDにしても、12Vが供給出来るはず。
原理としては、ソース(供給側)とシンク(消費する側)がお話をして、お互いのプロファイルを交換して「何V」を供給するかを決めます。
つまり、ソース側が対応していて、シンク側が「12Vちょうだい」ってお話しが出来れば目的達成です。
「さて、どう騙すか・・・」
とググって見たら、同じ事を考える人が居て、しかも製品まで売っているという。(但し自己責任)

作るより買った方が速いので、Amazonで物色したのがのですが、ケッチって安物を買ったので泣きを見ました。
ひとつは、5V→12Vに昇圧するケーブルで、扱える電流が1.5A迄。
つまり、7.5Wが限界という製品でした。容量オーバーでまともに動きません。届いてからわかったけど、説明に書いてなかった・・・
もう一つは、USB-Cで12Vを供給するというもの。
これは、輸送途中のトラブルでお届けできませんというメッセージが表示され、プライムでは無いので返金できませんとの表示。ドブに捨てたか・・・
仕方なく、高いけど倍の値段のプライムで買える商品を引っ張ったら、ちゃんと使えたという、安物買いの銭失いパターンに見事にはまってしまいました。
嗚呼3千円。

20000mAのモバイルバッテリーで12V/1.5Aが供給出来るので、12V0.8Aの扇風機は問題無く動いております。ざっくり7時間使えますが、そんなに停電されても困るわとも。

パソコンのACアダプタもUSB-C PDで統一できそうな感じですので、PD対応の何かは持っておいても損はしないかも?と思ってます。

使わないのが一番ですけどね・・・

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