ちたへんりー『かえりみち』のライナーノーツを読んで


『かえりみち』のライナーノーツを読んで自分が小学生の時のかえりみちを思い出した。
 ちたさんに同じく、いえ、、確実にちたさんのところよりも田舎に住んでいた私。学校からのかえりみちで畦道を通ったり、生い茂る林のトンネルを通り抜けるように通る道。そのトンネルを抜けカーブを曲がって一軒目のお家。そのお家には2匹の犬がいた。一匹は、記憶では芝犬だった気がする。もう一匹は右へ左へウロウロ、、明らかにいつ吠えようかと待ち構えているドーベルマン、、、もちろん頑丈な鎖のような物で繋がれている。いつも鳴き声が怖くて、目を合わせずこれでもかってほど道の端に寄ってそろりそろりと怯えて帰っていた。届くはずもない距離なのに、吠えた瞬間ビクッとなってしまっていた。ちたさんのかえりみちのような回り道があったら良かったのだけど、家につながるような畦道ではなく、、、6年間怯えながら帰っていた、、ちたさんとは正反対、、笑笑
そんなことを思い出しながら読んだライナーノーツ。
 小さい頃から怖がりで臆病な私は、大人になっても多少そんな部分が残っていて、怖いことや不安なことに直面すると、ずっと頭の中でそのことがグルグル回ってしまう。今も絶賛グルグル気味で、、ちたさんのライブに行って、もう大丈夫って思ってたらまたグルグルで、、。そんな自分に逃げてもいいんだよって言ってくれてるような感じがして、、。考えないようにするってなかなかできないけど、でも、ちたさんの言葉を見ていると、逃げてもいいんだってちょっと気持ちが軽くなる。
 『かえりみち』のライナーノーツも、心をほっこり温かくしてくれる素敵な文章だった。

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