私たちは消された展2020
告知していた東京から帰ってきて、そのまま慌しい日が続き…
やっと今日は久しぶりにゆっくりと何も無い休日。
何もしないと決め込んで、殆ど一日中うつらうつらしていましたよ。
そんな日もたまにはあって良いと思うのですよ。
「何かしなきゃ!」病に罹っていませんか?
東京での体験を是非ご報告したいと思ったものの、何だかきちんと言葉に出来ないまま日にちだけが過ぎてすっかりタイミングを逃した感満載。
一言で言うなら「行って本当に良かった!」
かな。
もしかしたらまだ若い子には伝わらないかもしれないけれど…」人生でね、「動くなら今だ!」って直感で思う時ってたまーにあるのよね。
今回の東京行きがまさにそれだった。
「私たちは消された展2020」
ちょっとでも情報を見て下さった方なら「エロとかグロとかヌードとかでSNSから消された人達の展示でしょ」っていう認識かなって。
でも、蓋を開けてみたら実は「生と死」という大きなテーマの潜んだ企画展だった。
・今の時代、SNSから消される事は死と同義だと主催者が仰っていて、なるほどなぁー!って思った。
・死体写真も展示されていたけれど、私はそれこそその人がちゃんと生きていた最後の証だと思ったんだ。
・まさに今、生と死の狭間に居る出展者もいた。
・生も性も死も生きててこそ存在するもの。
・人の目を気にして自分を大事にしない人は命はあるけれど、自死と大差無いかもしれない。
・エロの産業は一見女性が搾取されている様に見えて、実は女性側が搾取されるフリをしながら搾取しているのでは無いか?という大きな気付き。好きで関わってる皆さんは本当に楽しそうで、それにお金を払う人の何と多い事か!
・福岡はアートの分野が遅れていると言われているけれど、それは多分発信する側の問題ではないか?って事。
・物販の価格設定は思った以上に強気に出て良いのだなって事。
・消費者にとってタダで見れる作品にはタダ以上の価値は無いって事。
・厳しい事を言うと、タダで撮れる被写体にもタダ以上の価値は無いって事。
・有名だろうが無名だろうが関係無く、本当に面白いと思うものに人はお金を払うって事。
・私はこのまま突き進んで大丈夫だって事。寧ろそうすべきだって事。
・当たり前だけど知らない世界が多過ぎるって事。
・今後自分がグループ展を主催する時に、最大限出展者に還元するにはどうすれば良いか。
まだまだあるけれど、ざっと思い付くだけでもこれだけの気付きや学びがあった。
たった一回東京でのグループ展に参加しただけの事だけれど、見える世界が随分変わったなぁ〜と思う。
今回はSNSで私の活動を知って見に来て下さった方が多くて、他の出展者の皆さんに驚かれた。地方からやってきた無名の人間だからって誰もお客さんが呼べなかった…では話にならないと思っていたから凄く、凄く嬉しかったし本当にありがたかった!
そう言えば福岡で活動してる仲間と上京のタイミングが合って来て下さったり、8年近く前のバイト先(勿論福岡)で一緒だった子が偶々何処かで情報を見付けてくれてひょっこり現れたり、6年くらい前通った介護学校のクラスメイトが来てくれたり。
私がいかに幸せ者であるかという事に衝撃を受けた日々でもあった。
更に物販まで買って下さって。
勿論バンバン売れた!とまではいかなかったけど、予想は大きく超える金額になった。
人生初のサインもした。
必要無いとは思うけど念のため…と、直前に考えたサイン 笑
SNSで消されたけれど、結局SNSに助けられて。何気に最大限活用しているのかもしれない。
今回がご縁で東京でのお誘いをちらちら頂いているので、何だか今年は上京の機会が増えそうだ。
だけど最終目標は、今回参加した様な企画展が成立する土壌を福岡にも作りたいなぁ〜って。
入場料を取ってもちゃんと人が入り、図録や物販がきちんと売れて、参加者に最大限還元出来る土壌。
そのために私が出来る事を一つ一つクリアして行かなくちゃ。
私たちは消された展2020
最終日に撮った集合写真。
打ち上げ先発隊が既に行かれた後で写って無い方もおられるけれど。
何かパッと見怖そうな人多いでしょ 笑
でもね、この怖そうな人達の方が余程純粋で目がキラキラしてて、気さくで優しくて。
この写真を見る限り一見害の無さそうな(笑)私の方が余程心が汚れてる気がしながら在廊していたのはここだけの話。
皆様本当にありがとうございました!
*本日のヘッダー写真は
青木英二さん撮影。
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